不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
謎な週末
こんばんです。

最近の政治騒動と言えば、無難に終わった仏大統領選はさておき、
ズンドコ劇場となったのはブレグジットと米大統領選であり、
どちらも本番当日には市場が荒れたものの、
翌日以降は見ての通り、出尽くしなのか、織り込み済みなのか、
不透明感が払拭されたからなのか、よくよく考えたら好材料と解釈されたのか
いずれにせよ市場はリスクオンとなりましたが、
そもそも本番当日まではマスコミの誤った観測が不透明感と警戒感を助長し、
株価は安値圏ではなかったものの、やや上値の重い展開だったので、
本番通過後の一時的な大荒れのあと、リスクオンとなるのも頷けますが・・

今回のトランプマンのロシアゲート劇場は、
またしてもマスコミ主導という面があるだけでなく、
マスコミ側はトランプ憎しという要素も加わっているからなのか
市場は2度あることは3度あるとばかりにマスコミの騒ぎを無視して、
欧州、英国、日本の株価は高値圏、米国もダウは揉み合っていたものの、
SP500とナスダックは高値圏で推移している状況で、
ロシアゲート劇場の本番とは言いませんが
市場で騒ぎを意識(悪材料視)する動きとなっただけに、
ブレグジットや米大統領選と同様、一日だけの騒ぎで終わるとは思えず・・

しかもロシアゲート劇場の本番と言えるイベントは何?という状態であり
米司法省が設置したロシアゲート劇場専属の特別検察官の捜査次第なのか?
マスコミ等から決定的な証拠が出てくることなのか?
トランプマンが自らで進退を決断した時なのか?
それともトランプマンにクビを切られた前FBI長官が、
証拠の提示と出席して証言しろと要請されている来週24日の公聴会なのか?
果たして本番はどれなのでしょうか・・・

いずれにせよハッキリするまでは、不透明感が漂うとしか思えないのですが、
昨夜あたりからトランプマンが退陣に追い込まれ、
ペンス副大統領が後任として大統領になった方が、
市場にとっては都合がいいとの見方もありますが
それならばトランプマンが退任せずに大統領に居座ることになれば、
市場にとっては都合が悪いのでしょうか・・・(笑)
じゃあトランプラリーって何やったの?ってことになりますけど・・(笑)

まぁでも大統領就任当初と現在のトランプマンに対する市場の見方は、
変わっているとも言えますし、現状は支持率も低迷したままであり、
政策実行力への疑念が全く払拭されていないのも事実なので、
ペンス待望論が台頭するのも理解できなくはないですけど・・・

そもそもロシアゲート事件でトランプマンが責任を取ることになれば、
ペンスおじさんを始めとするチームトランプマンの面々(閣僚)には、
責任は及ばないのでしょうか?という疑問もありますけどね。
そういやロシア人事とも言われたティラーソンおじさん(国務長官)は、
大丈夫なのでしょうか(笑)

以上の通り、どうにでも解釈できるええ加減な話であり、
結局のところ何が正解なのかわからない不透明感が漂ったままの状態です。

さらに今夜のイラン大統領選を狙ってなのか、
中東での対ISを含む軍事行動への布石なのか、
毎度おなじみ油のサジ加減協議なのか、
明日にはサウジを訪問してサルマン国王と会談し、
湾岸諸国首脳が集まる会合にもカチコミ、
22日にはロシアゲート劇場でモサドからの情報を漏洩したと言われており
激おこぷんぷん丸のイスラエルを訪問して首脳会談を行い
パレスチナとの仲介や大使館移転問題も協議・・・
23日にはパレスチナでアッパス議長と会談、
24日にはバチカンを訪問してローマ法王と会談(大使館移転の件も?)
25日にはベルギーでNATO首脳会議に出席してキナ臭い協議、
26-27日にはG7首脳会議・・・

ロシアゲート劇場から目を逸らせるのと支持率回復のために、
きな臭いことを起こそうと言わんばかりの外交スケジュールではあります。

以上のようなトランプマンを巡るリスクだけでなく、
米国の実態面についても、
昨夜の米製造業指標と米小売決算は堅調だったものの、
足元では遅行指標の雇用と終わった期の米企業決算は堅調な一方、
先行指標である米製造業の一部の指標には足踏みが見られ、
米GDPの7割を占める米消費関連指標の足踏みも継続しており、
米小売企業の決算も昨夜はともかく低調な企業が多く、
ロシアゲート劇場の騒ぎが無かったとしても、
米景気の良からぬ足音が聞こえつつあり、
それをカバーするはずのトランプマンの政策実行力への疑念は晴れておらず、
税制改革をはじめとする政策による景気拡大期待は萎んでいるので、
FRBの強気な利上げ姿勢と景気見通しに対しても疑念が生じております。

市場の動きとしてもそれらの実態面を裏付けるように、
米債券高(米金利低下)ドル安基調が継続しており、
米株の数値上の割高感に対する正当性にも疑念が生じております。

それを含めた現時点の市場の動きについても、
先に述べた通りダウ以外は高値圏だったので、
ロシアゲート劇場に対する解釈や正解とか実態面はともかくとしても、
11月安値から半年、45日前ルールの該当日通過、
米欧は今夜がSQ(日本は先週末)といった大人の都合な節目とも重なり、
繰り返し書いている足元の需給環境とも相まって、
ロシアゲート劇場の騒ぎをきっかけに株売りに転じたと思えますが・・・
同時に債券買い・ドル売り基調の継続も・・・
(原油だけはOPEC総会を控えているのもあり、別世界の動きですが)

昨夜から現在までの楽観的な動きについても、
一昨日の米国市場での米債券高・ドル安・米株安(大商い)
欧州での債券高・株安、日本での円高・株安というリスクオフの動きが
すべて反発する動きとなりましたが、反発は限定的であり、
米株はそれなりに商いが膨らんだものの減少しており(我が国は薄商い)、
騒ぎは一時的だったとか、冒頭で書いたような御都合解釈とは、
現時点では思えない動きでおます。
個人的にはサブプライムの時の動きと似ている感もありますけど・・・

ということなので、騒動の当事国である今夜の米国市場が、
本腰を入れた反発基調が継続するのかどうか次第ということであり、
もはや我が国は週末の取引を終えたので、本日はこれにて失礼します。

来週の見通し等については、今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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ついに気色の悪かった温度差も一致
国内では安倍ちゃんマンの忖度でズンドコしておりますが
米国ではトランプマンへの弾劾懸念で株価もついに断崖懸念が・・・

お察しの通り、忖度でズンドコ、弾劾で断崖と言いたかっただけです。

それにしてもトランプマンは大丈夫なのでしょうか・・・

市場の中ではトランプマンが退陣した方がポジティブという意見もあり
確かに副大統領のペンスおじさんに出番が回って来たり、
それともペンスおじさんまでがトランプマンの道連れとなり、
まさかの共和党内での反トランプ派でもあり、
三番手のポール・ライアン下院議長に出番が回って来ると、
イケメンヤリチンの人気者ですから、ポールだけに株価もポールの様に、
ライアン・ラリーが起きてもおかしくはないですが・・・

そんな先の話であるトランプマンの後ろに控える面々はさておき、
現在はトランプマンが弾劾されて退陣することになるのかで騒いでおり、
退陣は避けられたとしても、せめて支持率でも回復しないことには、
議会運営が更なる困難へと陥ることは明白であり、
市場が待ち望む税制改革を含む政策の実行力への疑念が更に深まり、
大統領選以降に市場で発生したトランプ政策による米景気拡大期待、
それによる業績拡大期待、これらが剥げ落ちることになり、
結果的に米株の割高感を正当化するのは、
終わった期の堅調な米企業業績だけとなってしまいます。

しかも米国では景気の遅行指標である雇用関連は堅調ながら、
景気の先行指標である製造業関連指標の一部は鈍化が見られ、
米小売売上高や米消費出、米新車販売といった消費関連指標は足踏み状態、
米小売企業の決算も低調であり、先行するのが株式市場と言うのであれば、
トランプマンのリスクや政策云々を除く実態面で見ても、
先行きへの懸念は拭えておらず、
米景気拡大&米企業の成長性期待による米株の割高感も正当化されないです。
(当然ながらFBの利上げ観測も鈍化することになります)

現在の需給環境と市場の動きで見ても、昨日も書いたので割愛しますが
すでに利上げ姿勢鈍化モードというか、
警戒モードに入っていた米債券とドル(米債券高・ドル安)に対して
米株は需給面でのガス抜きはそれなりに進んでいたものの、
米債やドルのガス抜きには及ばず、株価自体も踏ん張っていたので、
昨夜の動きを見る限り、米債券とドルは正解だった米債券高・ドル安が加速し
米株の不正解だった踏ん張りが大商いを伴って修正される動きとなり、
VIXも急上昇(現在も上昇中)、金は続伸しており、
先に述べた実態面、リスク面、需給面、
これらの現状とも一致した昨夜の米国市場の動きでおます。

昨夜の欧州と英国については、債券安だったものの株価は商いを伴って売られ
本日は債券高・株安というベタなリスクオフモードで始まっており、
新興国でも債券が買われて株価は売られており、
我が国も債券は黒い銀行効果があるものの買われており、
(本日の我が国の動きについては後述します)
世界的にもリスク回避な債券買い・株売りモードでおます。

ただし原油だけは、単に足元の減産期待を含む需給に則した動きなのか、
トランプマンが週末からのキナ臭さ満載のツアーに出ることで、
支持率回復のために中東で暴れることを警戒しているのか、
別世界のような踏ん張りを見せております。
(現在は急落してますけどね)

以上の通り、昨夜からの海の向こうの動きとしてはリスクオフモードであり、
言い方を変えるとトランプラリーの巻き戻しとなっておりますが、
かつての何チャラショック程の緊張感までは高まっておりまへん。

そして本日の我が国についても、黒い効果のある債券はともかく、
動きとしては海の向こうはリスクオフということもあり、
定番のリスクオフでの円ゴリラが巨大化し(円高ドル安が加速し)、
本日の日本株は三桁の大幅安とはなりましたが・・・
商いは2.7兆円程度であり、空売り比率も39%程度とおとなしく、
下げ幅も日経平均は261円安(1.32%安)、トピも1.32%安、
新興市場は薄商いの中、マザが0.9%安、JQは0.6%安
という海の向こうと同様、緊張感にはイマイチ欠ける動きではあります。

そういった程度の動きだったおかげで、
何チャラショックの様に深い傷を負った人も比較的少ないでしょうから、
今夜以降、震源地である米国が昨夜だけの単発の地震で終わり、
余震も無く本震に襲われることも無く落ち着くのであれば、
国内には余力を持って虎視眈々と構えている人も多いとは言えます。

一応、足元の信用買い残は積み上がっておらず(2.32兆円)、
日本株のPERは昨年11月の米大統領選以来の14倍割れとなり、
数値上は割安とも言えますので・・・

が、しかし・・・

4月安値からは外国人の買いと足並みを揃えるように、
裁定買い残も急速に積み上がっており、さらに先週末にはSQ、
15日は45日前ルールの該当日、ついでに11月安値の裏、
19日は米SQといった大人の都合な節目を通過したこともあり
昨夜のトランプ大地震をきっかけに、海の向こうの巻き戻しと共に、
我が国でも裁定解消が主導する巻き戻し(円高株安)が始まったと言えます。

しかも日本株が割安という見方についても、
世界の景気を先導する米国でのトランプ大地震に加え、
米景気の先行きにも足踏みが見られている中で、
昨夜から急速に円高が進行して1ドル110円台に突入しており
国内企業の想定為替レートが1ドル105-110円ということからも、
110円を割り込むと割安だとも言ってられないですからね・・・

そして何より・・・市場を揺るがしているトランプ大地震は、
来週のスケジュールを見ても、昨夜だけで終わるとは思えないです・・・
(先にも述べた通り、地政学リスクもセットで高まります)

つまりトランプ大地震が収まらないことには、
今週の税制改革法案公聴会、来週予定の通常の予算教書発表、
といった好材料であるべきはずのものまでが
どうせ実現できへんやろ!と悪材料にすらなる可能性もあります。

足元の市場を見ていればわかる通り、これまでのように好材料にだけ反応し、
悪材料には目を瞑る御都合解釈モードは終わり、
好材料は無視して悪材料には敏感に反応するようになってますからね・・・

さらにこういったリスクや実態面は置いといたとしても、
市場の動きや需給面、節目な日程も含む大人の都合で見れば、
トランプ大地震でのリスクオフ&トランプラリーの巻き戻しが、
昨夜1日だけで終わりにするとは思えないですからね・・・

かといって米大統領選直前の水準まで巻き戻すのかと言えば、
実態面と需給面はそこまで悪くはないのですが、
昨日も書いた通り、米債券買いとユーロ買いのポジを見ると、
大統領選直前の状況もへったくれもなく、
もっと前の状況まで戻るのを先取っているとも言えるので、
それが正解であるならば・・・、
ドル買い(円売りも)、米株買い、原油買いといったこれらのポジが、
大統領選前の状態までガス抜きすれば終わりとも言えず、
株価等の水準も含め大統領選直前よりももっと前の状態まで戻ることを
示唆?目指している?とも言えますからね・・・

とりあえず私の見方に反して、今夜で落ち着くのかどうか次第ですが、
私の見方通りに今夜で落ち着かずセルインメイのようになれば、
まずは株価の下値のメドとしては、国内外共に4月安値と言えます。
4月も商いを伴った株高を演じていた欧州株はともかくとしても、
4月安値から薄商いで踏ん張っていた米株、
4月安値から大人の都合かのように裁定買い残を急速に積み上げながら
薄商いでの気色の悪い上昇を演じていた日本株ではあるのでね。
(かつてのセルインメイとも似てると言えますけど・・・w)

以上の通り、市場の動き、需給面、実態面、リスク面の温度差が、
昨夜のトランプ大地震によってほぼ一致することになり、、
トランプを始めとする小難しい背景の動向を見るに越したことはないですが
シンプルに市場の動きを見て判断すればいいので、
まずは震源地である米国の今夜の動き
明日のザラバ中の米債券・ドル・米株先物(原油も)の動きを見ながら、
立ち回るしかないです。
ただし継続は力なりですから、今夜と明日が落ち着いていようとも、
アテにはならんと見ておいた方がいいです。
19時現在の市場を見る限り、ゴリゴリリスクオフ継続中です。

ということで、明日のスタンスとしては特に変わりませんけど、
トランプ大地震の中での週跨ぎとなりますので、改めて書きますと・・・

週跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、以上の通りの状況なので、
今夜の米国と明日が落ち着いた動きだったとしても、
本物かどうかを判断するのは「継続は力なり」であり、
週明けの動きを見ないことにはアテにならないので、
わざわざ週跨ぎの勝負をする必要はないです。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうけど、
本日はそれなりに商いの伴った円高株安となりましたので、
明日も継続するようであれば撤退するのが無難でおます。
まずは下値のメドである4月安値まで許容できる方は、
王者の風格で構えておくのは自由です。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の方のところで書いた通りなので、
わざわざ明日に新たな参戦をする必要はないです。
ただし決算を終えたもので、好決算にも関わらず売られ、割高感も無く、
取り組み妙味のある銘柄ならば、年単位で腰を据えて参戦するのは自由です

新興市場については、本日は続落したものの商いは減少しており
現状は上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商いが減少
という上げゴリモードが続いていると言えますので、
シンプルに商いの伴った下げが継続しない限り、
薄商いでの下げは押し目と見て、引き続き勝負姿勢で・・・
と言いたい所ですが、世界的には先にも述べた通り、
トランプ大地震の真っ只中であり、
明日もリスクオフ色がさらに強まるようだと新興市場も巻き込まれ、
本日の様な限定的な動きでは済まず、いつもの阿鼻叫喚な動きとなるので
明日に限っては、一時的に落ち着いていたとしても、
慎重に動くに越したことは無いです。

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市場と実態やリスクの温度差が近づきつつ・・・
こんばんはです。

昨夜も米国市場では米債券とドルは警戒モードな米債券高・ドル安・・・
一方、米株はナスダックが小幅ながら史上最高値を更新、
ダウとSP500はほぼ横ばいとなり、お気楽に踏ん張っておりましたが
一夜明けた日本時間に入ってからは、米株の踏ん張りも揺らいでおり、
本日の日本株も商いは減少しているものの反落して終えております。

なんだか私としては、危うい空気を感じるばかりなのですが・・・

とりあえず足元の需給環境を見る限り、米債、ドル、米株ついでに原油共に、
大統領選から昨年末までのトランプラリーによって、
積み上がったポジ(米債券売り・ドル買い・米株買い・原油買い)は、
米株はやや不十分ながら、ほぼ大統領選前の水準までガス抜きが進んでおり
再び積み上げる(トランプラリー再開)余地は十分に有り得ますが、
米債とユーロは大統領選前の水準までのガス抜きもへったくれもなく、
新たな局面入りかのように米債券とユーロは買い越しに転じており、
昨夜のドル安加速を見ていると、ドルも追随しているかのようですから、
米株も原油も大統領選前の水準までのガス抜きでは止まらないのか?
当然ながら円も再び買い越しに転じるのか?と言えなくもないです。

従って需給的には米債券高、ユーロ高という先頭集団が止まらないことには、
大統領選前までのガス抜きが終了!トランプラリーの再開待ち!とは言えず、
新たな局面入り&大統領選よりももっと前の局面まで戻るとも言えます。

米債券高・ユーロ高が止まったとしても、
ドルと米株と原油は米債券とユーロに追いつくまで止まらないとも言えます

さらに米債券高・ユーロ高が止まるだけでなく、
米債券安・ユーロ安に転じたとしても、
ドルと米株と原油と同水準まで戻らないことには、
トランプラリーの再開とは言えない・・・という見方も出来ます。

最後のパターンはちと悲観的過ぎる解釈なのでさておき、
とにかく米債券高・ユーロ高が止まるかどうかでおます。

そんなどちらとも言えない需給環境にも屈せずに米株高となるには、
心理面ではかつてのように米株と米経済にとっては、
米金利低下(米債券高)ドル安は追い風やで!という御都合解釈が浸透するか
単純にニューマネーの流入によって米株が大商いとなることで、
これまでの需給環境を呑み込まないといけませんので、
現状では心理面での御都合解釈は浸透しておらず、
昨夜も含めた足元の薄商いでの米株の踏ん張りというのは、
需給的にも危ういと言わざるを得ず、結果的に原油も日本株も同様でおます

ちなみに我が国の裁定買い残は12日時点において、
昨年末以来の2兆円を超えており、15日時点でも増加しており、
過熱と言われる3兆円には程遠い水準ではありますが、
4月安値の1.4兆円から急速に積み上がっているので、
4月安値以降分のガス抜きが起きてもおかしくない水準とは言えます。

以上はあくまで市場の動きと需給環境から見た危うさですが、
連日のように懲りずに、繰り返し書いているので聞き飽きたでしょうけど、
マクロ・ミクロの実態面やリスク面といった市場の口実面においても、
一致した動きとなりつつあります。

米株だけでなく欧州株、日本株も含めた株価の踏ん張りの要因は、
先に述べた需給面だけでなく、企業業績(ミクロ面)での堅調ぶりが、
日米欧株共に共通する踏ん張り要因ではあります。

しかしながらマクロ面においては、
米国では景気に先行する製造業の一部と消費関連の経済指標が、
足元で低調な結果が続いており、昨夜は米4月鉱工業生産が堅調だったものの
すでに製造業関連指標はまだら模様なので堅調な指標が出て来るのは、
あり得る話だとも言えますが、それよりも米GDPの7割を占める消費が、
足元だけでなく低迷が継続していることのほうが深刻ではあり、
市場でも米債券とドルは、これらの景気の先行指標の弱含み、
利上げ姿勢の後退も見込んだように警戒モードとなっているのですが・・・
景気の遅行指標である雇用が堅調であり、物価もそれなりに堅調だからなのか、
FRBの景気の先行きと利上げへの姿勢は、
米債券とドルの動きも無視するかのように強気姿勢を維持しており、
米株が踏ん張る口実の一つにはなっていると言えます。

ちなみに米株のバリュー面においては、
終わった期の企業業績(ミクロ面)、遅行指標だけは堅調というマクロ環境
これらだけでは米株の数値的な割高感は正当化出来ないのですが・・・
だからこそ後述しますけど、減税を含む税制改革をはじめ、
トランプマンの政策「期待」も必要なのですが・・・

欧州のマクロ面については素直に堅調であり、
欧州株がユーロ高にも耐えられるという口実になっているのでしょうけど、
マクロ面とミクロ面での堅調ぶりは、ユーロ安局面時の結果なので
4月以降のユーロ高局面において(まだ心配する程の水準ではないですが)
マクロ指標や企業業績がユーロ高にも屈しない堅調ぶりなのか次第と言えます

日本のマクロ環境については、米欧に比べるとイマイチですが、
現在の企業想定為替レートから乖離した円安水準が
業績の上振れ期待を高めており、結果的に日本株の更なる割安感となり、
イマイチなマクロ環境を和らげていると言えます。

そしてリスク面については、
市場の主役であるトランプマンの議会運営と政策実行力への疑念については
未だ疑念が払拭されたとは言えないです。

贔屓目に見て疑念を払拭する様な材料を探してみても、
閣僚人事が出揃ったといっても、未だ全て人事は議会で未承認であり
18日に税制改革法案の公聴会が開かれるとか、
23日には通常の形での予算教書が発表(予定)されるとか言っても、
ロシア疑惑を始めとするスキャンダル(騒動)が日増しに拡大しており、
それに対してマスコミや野党だけでなく、身内の共和党からも叩かれており
唯一の頼みである支持率も低迷したままであり、
どう考えても議会運営に支障を来すのは目に見えており、
税制改革法案どころかオバマケア代替法案や他の法案すらも、
議会ですんなり可決できるとは思えないですからね・・・
議会を通さない大統領令には、またしても司法の横槍が入っております。

そして今週末からトランプマンが初めてのおつかい(外遊)に出掛け、
20-21日はサウジを訪れてサルマン国王との会談だけでなく、
湾岸諸国首脳らの会合にも顔を出して、イランとISを巡る協議を行い
22日にはイスラエルを訪問してネタニヤフ首相と会談し、
イランとISを巡る協議だけでなくパレスチナ問題や大使館移転問題の協議
23日にはパレスチナを訪問してアッバス議長と会談し、
イスラエルとの仲介に首を突っ込むとも言われており、
24日にはバチカンを訪問してローマ法王と会談し(伊大統領とも)
イスラエルでの協議と手土産をドヤ顔で・・・
25日にはベルギーでNATO首脳会議に出席(拳を振り上げる?)、
そして26-27日にはG7首脳会議に出席・・・
3つの宗教を巡礼するおつかいにも驚きますが、だからこそ支持率回復の為に
和平に貢献する大きな役割を果たすのならばいいのですが、
安易に強硬な軍事行動をするための根回しツアーならば、
地政学リスクが高まることにはなりますからね・・・
なんとも火薬の臭いがプンプンするはじめてのおつかいではあります。

このように中東を巡る動きが忙しいからなのか、
懲りずにミサイルを発射した北のカリアゲに対して、
トランプマンがやたらと静かなのも不気味ではあります・・・

以上の通り、現在の市場の動きや需給面に対して、
ミクロ面・マクロ面といった実態面、市場心理を左右するリスク面が、
一致する動きになりつつあるということですが、ザックリと言えば・・・
ミクロ面を口実とした米株を始めとする株価の楽観モード、
米消費低迷と言った米景気の先行きや利上げ観測の鈍化を暗示するマクロ面
燻ったリスク面の再燃を警戒とした米債券とドルの悲観モード、
それらと一致しているとも言える足元の需給環境ということです。
原油は楽観も悲観もどちらの要素も含みますが、需給通りとも言えます。

いやはや・・・現状は楽観と悲観のどちらが正解なのかはわかりませんが
本日時点においては悲観が優勢になりつつあるということです。
昨夜の堅調な米4月鉱工業生産に対する反応よりも、
低調だった米住宅着工や米小売企業決算への反応の方が大きかったので
これまでのようにポジティブなものだけに反応するのではなく
ネガティブなものに敏感な反応を示す動きが徐々に大きくなっております。

従って先に述べたトランプマンリスクや地政学リスクの動向、
マクロ面(経済指標)やミクロ面(企業決算)、
これらに関わる今後のイベントの結果が重要なのはもちろんですが、
ネガティブな結果や動向に対して市場が過敏な反応をするのか注目です。
(先に述べた突っ走る米債券高とユーロ高、踏ん張る米株の動きも)

ちなみに超目先のイベントとしては、今夜は米週間原油在庫、
ターゲットとシスコシステムズ、Aイーグルの決算
明日は我が国の1-3月期GDP、20年債入札、4月首都圏マンション発売
明晩は米「5月」フィラデルフィア連銀製造業景気指数
米「4月」CB景気先行指数、ウォルマートとギャップ、ラルフローレン
アリババ、Aマテリアルズの決算、ドラギECB総裁講演といったところです
週末以降のイベントは改めて明日にでも書きます。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、先に述べた小難しい背景もありますが
海の向こうが米債券高・ユーロ高ドル安(円高)米株安(原油安も)ならば
国内で商いの伴ったゴリゴリの株安円高となればもちろんですが、
商いも伴わず小幅な株安円高であろうとも押し目だとは思わず、
その日限りの勝負に留めておきましょう。
逆に米債券安、ユーロ安ドル高・米株高(原油高も)であろうとも
継続してこそですから、明日の国内が円安株高になっていたとしても、
その日限りの勝負に留めておくのが無難です。
とにかく現状は小難しい背景が危ういと言わざるを得ないので・・・

腰を据えて構えている方については、
先に述べた小難しい背景が危うい状況であり注意も必要ですが、
現状は十分に余裕もあるでしょうから、
シンプルに商いの伴ったゴリゴリの円高株安が、
連続して起きる様な事態となるまでは、王者の風格で構えておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
先に述べた小難しい背景が危うい状況なので、
明日に限っては、国内が円安株高になっていたとしても、
新たな参戦は控えておきましょう。
ただし決算を終えたもので、好決算にも関わらず売られ、割高感も無く、
取り組み妙味のある銘柄ならば(理想過ぎますけどw)
年単位での腰を据えた参戦は御自由にどうぞ。

新興市場については、本日はマザが下げたものの商いは減少しており
現状はシンプルに上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商いが減少
という上げゴリモードが続いていると言えます。
従って 商いの伴った下げが継続しない限り、
薄商いでの下げは押し目と見て、引き続き勝負姿勢で挑めばいいですが、
新興企業決算も一巡したという節目ではあり、
先に述べた通り、海の向こうを始めとする小難しい背景は危うい状況であり、
世界的なリスクオフとなれば新興市場も無視はできないので、
しばらくは海外の状況と国内大型株の動きも横睨みはしておきましょう。

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危ういとしか思えないものの市場は・・・
こんばんはです。

トランプマンの周辺でのザワ付きが続いており、
米債とドルも警戒モードな基調(米債券高ドル安)が続いておりますが、
米株だけでなく日英欧株を始めとする世界の株式市場では
未だ楽観モードと言える状況が継続しており、足元では原油までが
サウジとロシアの減産延長合意をネタに堅調を維持しております・・・

需給面では日米欧・原油共に過熱しているわけでもなく
実態面では米消費と米製造業といった先行指標が怪しいとは言え、
(日本のマクロ指標も米欧に比べると低調)
遅行指標の米雇用は堅調、欧州のマクロ指標も堅調、日米欧の企業業績も堅調
そして市場の空気を決めるのは米株と原油であるのも事実なので、
トランプマンリスクや地政学リスク、胡散臭い中国リスクが燻っていようとも
知るかボケナス!という楽観モードが続くのも仕方ないのですが・・・

それにしてもトランプマンは大丈夫なのでしょうか(笑)
個人的には応援しているので、贔屓目に見たいところなのですが、
今度はロシアへの秘密情報漏洩騒動までが巻き起こっており、
現状はいくら贔屓目に見ても、危ういとしか思えないですし、
少なくとも政策実行力への疑念は晴れておらず、
市場が待ち望んでいる税制改革どころではないですからね・・・

おまけに繰り返しになりますが、
米国の実態面であり景気の先行指標である米消費と製造業は足踏みしており、
昨夜の「5月」NY連銀製造業指数も足踏みを裏付ける低調な結果となり、
遅行指標の雇用と終わった期の米企業決算が堅調というだけの状態では、
株式市場が景気を含めた先行するものであるならば、
少なくとも主役である米株には強気とはなれず、
米株の割高感についても正当化はできないです・・・

つまり米景気の先行指標を無視したようなFRBの強気な景気見通し、
強気な利上げ姿勢という金融政策、あとは需給面、
これらでの米株の踏ん張りと言うことになるので、
ここ最近の商いの伴わない米株の踏ん張りという状態は、
リスクに対しての脆さというか危ういとしか思えないです・・・

そして昨日も書いた通り、米企業決算も一巡となり、
大人の都合な45日前ルールの該当日を昨夜に通過し、
19日には米SQも控えている状況であり、
ついでに言えば11月安値から約半年でもありますので、
商いを伴うか、これらのリスクや懸念を払拭できる材料が出て来ないことには
米株がいつひっくり返ってもおかしくない状態であり、
特に今夜以降の米国市場の動きが注目と言えます。

そういえばもう一つの謎というか先日も少し触れましたが、
テーパリング観測と言う名の巻き戻しのユーロ高が進んでおり、
そもそもユーロ圏経済にとってユーロ高は大丈夫なのでしょうか(笑)

確かにユーロ圏は足元のマクロ指標と企業業績が堅調ではありますが、
ほぼユーロ安局面だった頃の結果であり、
その恩恵を受けていた輸出大国のドイツがユーロ圏を牽引していただけに、
今のユーロ高水準は心配する程ではなくとも、
このまま全て巻き戻す勢いでユーロ高が加速しても独経済はもちろんのこと
ユーロ圏のマクロ指標と業績は果たして堅調な結果を維持できるのか・・・
ほんまにテーパリングなんてできるのでしょうか・・・
という謎が残ったままでおます。

ついこの前まで我が国と同様、ドラギえもん率いるECBが
ゴリゴリの金融緩和でのユーロ安によってユーロ圏経済を支えるでー!
と言っていたのに、そんな急にユーロ高に耐え得る経済に回復したのか?
産業構造の変化が出来たのか・・・謎です。

謎ではなく真実ならば、実態は内需大国なのに円安必須と叫ぶ日本は、
大丈夫なのかと心配にもなりますけどね(笑)
日本の実態は内需大国であろうと輸出依存度も低かろうとも、
株式市場では外需が幅を効かせ、モノ作り大国というイメージもあるので
円安、円安と言うのも仕方ないですけど・・・

とりあえず日本は置いといて、欧州にはツッコミを入れたところで、
需給的にもユーロ高への巻き戻し余地が大きいので、
現状は市場の動きに合わせるしかないのですが、先を見据えるのであれば、
5月以降のユーロ圏のマクロ指標と企業業績は大丈夫なのか・・・
という謎(疑念)は頭の片隅にでも置いておきましょう。

そして地政学リスクについても、
昨日も書いた通り、カリアゲガリクソンのミサイル騒動もありますが、
週末から始まるトランプマンの初めての外遊は、
中東に絡むキナ臭い訪問先ばかりですから、
トランプマンが支持率回復のために行く先々で、
キナ臭い屁をこき回る可能性もありますからね・・・

以上の通り、国内環境はマクロ面以外が良好であろうとも、
海の向こう・・・特に主役の米国が危うい状態ですから、
私としては懲りずに警戒モードで構えております。

ということなので明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
明日に米債券高・ドル安(円高)・米株安(原油安も)で帰って来たならば
需給にも絡む節目通過も重なって継続する可能性があるので、
国内で商いの伴ったゴリゴリの株安円高となればもちろんですが、
商いも伴わず小幅な株安円高であろうとも押し目だとは思わず、
その日限りの勝負に留めましょう。
逆に米債券安、ドル高・米株先物高(できれば原油高も)で帰って来た上に
国内も商いが伴わずとも円安株高の動きとなっているならば、
燻ったリスクを覚悟して割り切って勝負するのもアリです。
ただしリスク自体は燻ったままなので、くれぐれも御注意ください。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうから
以上の様な小難しい背景等には注意をしつつも、
シンプルに商いの伴ったゴリゴリの円高株安が、
連続して起きる様な事態となるまでは、王者の風格で構えておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、持ち越し短期勝負の項で書いた通り
海の向こうが楽観モードで帰って来たならば参戦すればいいですが、
くれぐれも商いの伴った円高株安(リスクオフ)となれば、
即座に撤退するという姿勢だけは徹底して参戦しましょう。
逆に明日が警戒モードで帰って来たならば、素直に参戦は控えましょう。
ただし決算を終えたもので、好決算にも関わらず売られ、割高感も無く、
取り組み妙味のある銘柄ならば(理想過ぎますけどw)
長い目での参戦は御自由にどうぞ。

新興市場については、本日を含め現状はシンプルに上昇局面で商いが膨らみ、
下落局面では商いが減少という上げゴリモードが続いていると言えます。
従って 商いの伴った下げが継続しない限り、
薄商いでの下げは押し目と見て、引き続き勝負姿勢で挑めばいいですが、
新興企業決算も一巡したという節目ではあり、
世界的なリスクオフとなれば新興市場も無視はできないので、
しばらくは先に述べた通りの国内外の小難しい背景と共に
海外と国内大型株の状況(動き)も横睨みくらいはしておきましょう。

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正解が見えて来そうな週明け
こんばんはです。

損保の決算を残し、本日でやっとこさ国内企業決算発表も一巡・・・
やりたい放題の東芝の決算を容認する傍若無人な東証への憤りはありますが
ひとまず全体としての今期見通しは増収増益となり、
減少はしたものの自社株買いもあることでEPSは過去最高まで上昇し、
(東芝決算の影響も無いようで・・・計算方法への疑問は置いといてw)
何より企業想定為替レートと乖離した円安も維持されていることで
日本株の割高感が台頭する事態とはならず、むしろ割安感すら漂っております

国内の需給環境についても、信用買い残、裁定買い残は過熱状況ではなく、
(裁定買い残はやや積み上がってますけどね(約2兆円弱))
黒い銀行を始めとするクジラ達の睨みも効いており、
政治については米欧よりも安倍政権の安定ぶりは際立っておりますので
国内独自の悪材料としては、欧米よりもイマイチなマクロ環境、
隣人であり狂人である北のカリアゲクソ野郎リスクの燻りといったところです
(個人的には東芝へのアンフェアな特別扱いは大問題だと思いますけどね)

従って海の向こうさえ落ち着いていれば、
20000円の達成も含め、日本株が上昇する国内環境ではあるのですが、
現在の海の向こうでは、欧州はマクロ・ミクロ共に堅調であり、
政治リスクも財政リスクも現在のところは落ち着いているものの、
主役であるトランプマン率いる米国でのザワつきが継続しております・・

米国も欧州と同様、当初はマクロ・ミクロ共に堅調であり、
発表が一巡した米国企業決算(ミクロ)も堅調に一巡したのですが、
マクロ面においては、景気の遅行指標である雇用関連指標は堅調なものの、
先行指標である製造業関連指標の一部では足踏みが見られ、
世界の景気のエンジンであり、米GDPの7割を占める米個人消費が、
一時的な足踏みではなく、継続した足踏みになりつつあり、
それを裏付けるように米消費関連指標の足踏みは続いており、
米小売企業決算も低調、米新車販売の低迷も継続していることで、
イエレンおばちゃま率いるFRBの強気な景気見通しと利上げ姿勢は、
ほんまに大丈夫なのか?利上げの副作用ではないのか?
という懐疑的な見方が拡がりつつあります・・・

そして主役の期待材料であったトランプマン政策は、
米議会で法案が何一つ通過しておらず、大統領令には司法から横槍が入り、
(今夜からもSF連邦地裁での横槍審理が始まります)
トランプマンの指名した人事も約半数が議会での承認を受けておらず、
世論が後押しする力となる支持率すらも低迷したままであり、
今ではトランプマンの議会運営と政策実行力への疑念が高まるばかりであり
市場が待ち望む税制改革もいつになるのやらという状況です・・・

しかも先日にトランプマンがFBI長官をクビにしたことで、
ウォータゲート事件の再来だとばかりに、
海外のニュースでは独占状態のように連日報じられており、
米国の世論もトランプマンには逆風が吹き始めていることで、
支持率低下が加速する恐れがあり、それによって野党の強硬姿勢も強まり
身内の共和党内からも批判の声が挙がっており、
法案可決等の議会運営への疑念がさらに増しております・・・

一部では大統領辞任に追い込まれるなんて声まで挙がっているので、
ほんまにトランプマンは何とか騒ぎを収めるのはもちろんのこと、
せめて政策実行力への疑念だけでも払拭しないことには、
ただでさえ米個人消費の足踏み(利上げ観測の鈍化)懸念が台頭中なので
ニクソンショックならぬトランプショックが起きないことを願うばかりです

だからこそ現状では困難な議会運営に対処するのではなく、
手っ取り早く支持率を上げるために軍事行動を起こすようだと、
支持率が上昇して結果的に政策実行力への疑念が和らいだとしても、
地政学リスクが高まることになり、それが中東での軍事行動ではなく、
北のカリアゲに対してならば、我が国にとっては近くの有事どころか、
当事者となってしまい、戦後72年の平和が終わることにも・・・

しかもトランプマンは北のカリアゲクソ野郎に対して、
あれだけ強硬な姿勢をアピールしていたにもかかわらず、
昨日にはカリアゲクソ野郎が嘲笑うかのように弾道ミサイルを発射し、
このままトランプマンが何もしないようだと、
いざとなったら弱腰かいな・・・という機運が米国内で高まり、
さらに支持率が低下する恐れもあります。

それにしても・・・つい先日までは、
米国のサイバー攻撃でミサイル発射失敗させることができるんだ!
とクセの強い軍事評論家がドヤ顔で言ってましたけど、
飛んどるがな・・・ほんまにええ加減な話です(笑)

そんな話はともかく、カリアゲミサイルに対して、
トランプマンはいつものように威勢の良い呟きをすることもなく、
空母を動かしたような報道も無く、やたらと静かな気がするだけに、
不気味ではありますけど・・・何なのでしょう・・・

緊急の国連安保理が開催されることも決まり、
今週末からはトランプマンの初めてのおつかい・・いや、外遊を控えており
サウジ、イスラエルを訪問後、ローマ法王との会談、NATO首脳会議出席
といった中東に関わるキナ臭い日程も控えていることに加え、
(19日にはイラン大統領選も)
米国内ではFBI長官のクビ切り騒動真っ盛りですから、
北のカリアゲチンピラ野郎は中国と韓国に丸投げし、
構っているヒマも無いのかも知れませんが、
弾道ミサイル発射に対する静けさが不気味ではあります。

以上の通り、海の向こうというか米国はこういった落ち着かない状況であり、
市場においても米債券とドルは、米消費の足踏み、利上げ観測への疑念、
トランプマンの政策実行力への疑念、地政学リスクの燻りを裏付けるように、
足元では米債券高(米金利低下)ドル安という警戒モードでおます・・・。

一方、米株は米債とドルのようなネガティブな動きとはならず、
需給面での過熱感が和らいだからなのか、
むしろ米債券高ドル安は米経済と米企業業績には追い風だ!
という得意の大人の御都合解釈が発動しているのか
税制改革期待の後退による数値的な割高感もへったくれもなく、
米株は踏ん張りを見せております。

マネーの潤滑油でもあり、米株と共に市場の空気を決める原油についても、
25日のOPEC総会を前にした更なる一年の減産延長観測もありますが、
皮肉なことに中東での地政学リスクの高まりも追い風となっており、
何より原油買いポジが大統領選前の水準まで減少しているので、
原油は足元で切り返しの動きが続いております。

つまり海の向こうと言うか主役の米国市場は・・・

警戒モードの米債&ドルvs楽観モードの米株&原油
というお馴染みの構図が続いており、
実態面のマクロ・ミクロ環境や推測も多い報道や背景等ではなく
市場の動きで判断しても、楽観なのか警戒なのかハッキリしない状況であり
需給面で見ても、大統領選以降に積み上がった分のガス抜きは終了し、
ラリーが再開するという見方も出来ますが、
米債やユーロやポンドの足元の需給環境を見ると、
新たな局面というか大統領選への期待が膨らむ以前の状態まで巻き戻すのか
という悲観的な見方も出来ますので、
米国の子分であり海外イナゴのサジ加減次第である日本株としても
商いが旺盛なイケイケ感もありますが、
良好な国内環境だけでは安心できないということです。

一応、最近は風化しつつあるものの本日は45日前ルールの該当日でもあり
我が国ではSQ通過(米欧は19日)、明日がMSCIの定期見直し
といった需給面での大人の都合な節目であり、
ミクロ面でも日米欧共に企業決算が一巡と言う節目でもありますから、
以上の様なリスクを意識した米債やドルの警戒モードが正解なのか
米株を始めとする世界的な株高と原油の楽観モードが正解なのか、
市場の動きとしては、明日以降で正解が見えて来るでしょう。

同時にトランプマンの政策実行力への疑念リスク、地政学リスク、
米消費低迷の真偽確認と共に米利上げ姿勢の変化、
国内ではイマイチなマクロ環境(18日は1-3月期GDP)
これらに関わるイベントや経済指標等を見ながら
背景としての正解も徐々に見えて来るでしょう。

しつこいようですが、私は懲りずに警戒モードですけどね(笑)

ということで、明日のスタンスとしては基本的に変わりませんけど・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の様な状況からも、
場中に米債券高・ドル安(円高)・米株先物安となれば(原油安も)
日程的な節目通過で警戒モードが正解だったと継続する可能性があるので、
国内で商いの伴ったゴリゴリの株安円高となればもちろんですが、
商いも伴わず小幅な株安円高であろうとも押し目だとは思わず、
その日限りの勝負に留めましょう。
逆に場中に米債券安、ドル高・米株先物高となり(できれば原油高も)
国内も商いが伴わずとも円安株高の動きとなっているならば、
日程的な節目通過で楽観モードが正解だったと継続する可能性があるので
リスク覚悟で割り切って勝負するのもアリですが、
先にも述べた通り、リスク等が燻っている状況なのでくれぐれも御注意を。

腰を据えて構えている方については、現状は十分に余裕もあるでしょうから
以上の様な小難しい背景等には注意をしつつも、
シンプルに商いの伴ったゴリゴリの円高株安が、
連続して起きる様な事態となるまでは、王者の風格で構えておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた通り、明日が楽観モードで帰って来たならば
商いの伴った円高株安(リスクオフ)となれば、
即座に撤退するという姿勢だけは厳守して参戦すればですが、
明日が警戒モードで帰って来たならば、参戦するのは控えておきましょう。
ただし決算を終えたもので、好決算にも関わらず売られ、割高感も無く、
取り組み妙味のある下値リスクの低い銘柄ならば(理想過ぎますけどw)
長い目での参戦は御自由にどうぞ。

新興市場については、現状はシンプルに上昇局面で商いが膨らみ、
下落局面では商いが減少という上げゴリモードが続いていると言えます。
従って 商いの伴った下げが継続しない限り、
薄商いでの下げは押し目と見て、引き続き勝負姿勢で挑めばいいですが、
新興企業決算も本日で一巡したという節目ではあり、
世界的なリスクオフとなれば新興市場も無視はできないので、
しばらくは先に述べた通りの国内外の小難しい背景と共に
海外と国内大型株の状況(動き)も横睨みくらいはしておきましょう。

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