こんばんはです。
昨夜発表の米6月ADP雇用は市場予想を上回ったものの、
前月からは鈍化しており、今夜の米6月ISM製造業での雇用指数、
週末の米6月雇用統計も注目ではあるのですが、
御存知の通り、米国では手厚い失業保険の上乗せ給付が、
10日にほぼ全州で終了することになるので
(8割近くの週がすでに終了、本来の期限は9月)、
米国の雇用指標は7月以降こそが重要とも言えます。
そんな手厚かった失業保険はマーケットの種銭にもなっており、
コロナ禍以降の米国市場ではロビンフッド騒動を始め、
商い自体が以前と比べ物にならないほど増加しているのも事実なので、
(昨夜を含め足元では商いが減少傾向)
失業保険の打ち切りと共に雇用者数が増加する健全な動きになっても、
マーケットでは参加者が減少して商いが細るという皮肉な結果となれば、
(従来からの夏枯れやETFの分配金捻出売りシーズンとも重なる)
織り込み済みとか出尽くしとか決算シーズン待ちと理由を付けられ、
自然落下となるかアテにならんヒョロ上がりが続くだけでしょうし、
旬ネタであるインフレ&金融引締めざるを得ない懸念が加速したり、
昨日も書いた不気味な住宅バブルが意識されたり、
コロナリスクや米中対立等が再燃すると、
いずれにせよこれまでとは逆の実体経済と乖離した動きになります。
そういう意味では、経済指標は堅調過ぎるよりも、
程良く低調なくらいの方が、金融引締めざるを得ない懸念が薄れ、
金融緩和継続期待が高まり(同時にインフレ懸念も高まる弊害も)、
短期的にはマーケットに追い風とも言えますが、
足元ではデルタ株の蔓延によるコロナ禍の再燃リスクも燻っており、
再び世界的な経済活動停止の動きが拡大・加速なんて事態になれば、
程良く低調な経済指標レベルでは済まされず、
金融緩和の継続だけでも収まらず、再拡大が必要になり、
さらなる財政出動も必要となり、これらが出揃うまでは、
コロナショックセカンドインパクトにもなり兼ねないです。
(我が国では五輪も危うくなり、政治リスクも高まります)
以上の通り、コロナショックセカンドインパクトはともかくとしても、
足元の金融市場の動きとしては、
インフレ&金融引締めざるを得ない懸念が和らいだ動きではあるものの、
金利低下・安定、ドル安、原油高、商品高、商いを伴う株高、
というカネ余りバブルモード基調と言うよりも、
リスクオフ風味の債券高・金利低下、ドル高となっており、
株式市場も薄商いで踏ん張っているだけ(日本株は際立った出遅れ)、
原油は堅調ながら銅は軟調、商品もマチマチという状況です。
(昨夜は穀物が急騰してましたが・・・)
ということで、理想としては実体経済が堅調だからこそ、
正常な物価上昇であり、金融引締めにも耐え得るとの解釈になり、
債券安・金利上昇、ドル高にも屈しない原油・商品高、商いを伴う株高、
という健全なリスクオンになることですが、
理想ではなく現実としては、不健全ながらも低金利安定、ドル安、
インフレ懸念と言われない程度に堅調な原油・商品、商いを伴う株高
というカネ余りバブルモードになることです。
そして現在の市場全体の動きとしては、
先にも述べた通り、リスクオフ風味が強い動きであり、
株式市場は国内外共に薄商いも続いているので、
週末でもある明日(米国は3連休前の週末)のスタンスとしては、
今夜のISMや明晩の雇用統計、先に述べた小難しい話よりも、
シンプルに市場の動きで判断した方がいいでしょうから、
まさかまさかの極めて可能性の低い健全なリスクオンになるか、
現実的なカネ余りバブルモードにならない限り、短期勝負だけに留め、
慎重に構えておきましょう(新興市場も同様です)。
個人的には少なくとも8月まで冴えない相場が続くか、
下手をすればゴリゴリスクオフにもなり得ると見てますが、
そうならずとも当面は商いも期待出来そうにないので、
出遅れが際立つ日本株としてはせめて6月高値、
せめてせめて直近高値を超えるまでは、
鼻息を荒くしてフガフガする必要もないでしょう。
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昨夜発表の米6月ADP雇用は市場予想を上回ったものの、
前月からは鈍化しており、今夜の米6月ISM製造業での雇用指数、
週末の米6月雇用統計も注目ではあるのですが、
御存知の通り、米国では手厚い失業保険の上乗せ給付が、
10日にほぼ全州で終了することになるので
(8割近くの週がすでに終了、本来の期限は9月)、
米国の雇用指標は7月以降こそが重要とも言えます。
そんな手厚かった失業保険はマーケットの種銭にもなっており、
コロナ禍以降の米国市場ではロビンフッド騒動を始め、
商い自体が以前と比べ物にならないほど増加しているのも事実なので、
(昨夜を含め足元では商いが減少傾向)
失業保険の打ち切りと共に雇用者数が増加する健全な動きになっても、
マーケットでは参加者が減少して商いが細るという皮肉な結果となれば、
(従来からの夏枯れやETFの分配金捻出売りシーズンとも重なる)
織り込み済みとか出尽くしとか決算シーズン待ちと理由を付けられ、
自然落下となるかアテにならんヒョロ上がりが続くだけでしょうし、
旬ネタであるインフレ&金融引締めざるを得ない懸念が加速したり、
昨日も書いた不気味な住宅バブルが意識されたり、
コロナリスクや米中対立等が再燃すると、
いずれにせよこれまでとは逆の実体経済と乖離した動きになります。
そういう意味では、経済指標は堅調過ぎるよりも、
程良く低調なくらいの方が、金融引締めざるを得ない懸念が薄れ、
金融緩和継続期待が高まり(同時にインフレ懸念も高まる弊害も)、
短期的にはマーケットに追い風とも言えますが、
足元ではデルタ株の蔓延によるコロナ禍の再燃リスクも燻っており、
再び世界的な経済活動停止の動きが拡大・加速なんて事態になれば、
程良く低調な経済指標レベルでは済まされず、
金融緩和の継続だけでも収まらず、再拡大が必要になり、
さらなる財政出動も必要となり、これらが出揃うまでは、
コロナショックセカンドインパクトにもなり兼ねないです。
(我が国では五輪も危うくなり、政治リスクも高まります)
以上の通り、コロナショックセカンドインパクトはともかくとしても、
足元の金融市場の動きとしては、
インフレ&金融引締めざるを得ない懸念が和らいだ動きではあるものの、
金利低下・安定、ドル安、原油高、商品高、商いを伴う株高、
というカネ余りバブルモード基調と言うよりも、
リスクオフ風味の債券高・金利低下、ドル高となっており、
株式市場も薄商いで踏ん張っているだけ(日本株は際立った出遅れ)、
原油は堅調ながら銅は軟調、商品もマチマチという状況です。
(昨夜は穀物が急騰してましたが・・・)
ということで、理想としては実体経済が堅調だからこそ、
正常な物価上昇であり、金融引締めにも耐え得るとの解釈になり、
債券安・金利上昇、ドル高にも屈しない原油・商品高、商いを伴う株高、
という健全なリスクオンになることですが、
理想ではなく現実としては、不健全ながらも低金利安定、ドル安、
インフレ懸念と言われない程度に堅調な原油・商品、商いを伴う株高
というカネ余りバブルモードになることです。
そして現在の市場全体の動きとしては、
先にも述べた通り、リスクオフ風味が強い動きであり、
株式市場は国内外共に薄商いも続いているので、
週末でもある明日(米国は3連休前の週末)のスタンスとしては、
今夜のISMや明晩の雇用統計、先に述べた小難しい話よりも、
シンプルに市場の動きで判断した方がいいでしょうから、
まさかまさかの極めて可能性の低い健全なリスクオンになるか、
現実的なカネ余りバブルモードにならない限り、短期勝負だけに留め、
慎重に構えておきましょう(新興市場も同様です)。
個人的には少なくとも8月まで冴えない相場が続くか、
下手をすればゴリゴリスクオフにもなり得ると見てますが、
そうならずとも当面は商いも期待出来そうにないので、
出遅れが際立つ日本株としてはせめて6月高値、
せめてせめて直近高値を超えるまでは、
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