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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
リスクオフ風味の週末
こんばんはです。

本日発表された我が国の5月消費者物価(CPI)は、
生鮮食品を除くコアCPIが1年2カ月ぶりのプラスとなりましたが、
前年比ではたったの0.1%上昇に過ぎず、
肝心の生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは、
前年比で0.2%の下落です・・・

御存知の通り、世界中ではインフレ懸念が燻っており、
米国の5月コアCPIは前年比5.0%上昇、コアコアは3.8%、
他の先進国のコアも概ね2%を超えているので(中国は1.3%)、
我が国だけが別世界のデフレという持病を抱えたままです。

そんなデフレ脱却&物価目標2%を達成する手段(大義名分?)として、
長きに渡る大規模金融緩和を続けている我らが黒だぬき銀行(日銀)は、
世界中でインフレ&金融引締めざるを得ない懸念が燻るのをよそに、
本日開催された金融政策決定会合でも相変わらずの現状維持・・・
自ら金融緩和が効果が無かったと認めるわけにいかないのでしょうけど、
どう考えても金融緩和よりも減税の方が効果てき面と思うのですが、
我が国は懲りずに世界の増税の流れにだけは乗ろうとしております。

てな感じで、増税以外は世界の潮流から逆流とは言いませんが、
流れているのかもわからない凪の潮流で彷徨っている我が国ですが、
本日の日本株は日経平均が小幅安と踏ん張ったものの、
TOPIXは0.87%安と下落しており(マザは0.46%安)、
商いもFTSEのリバランスによる最後っ屁を除いても、
昨日よりは僅かに増加しており、ゴリゴリリスクオフではないものの、
一服&押し目程度だったとも言えない動きで週末を終えております。

そしてインフレ&金融引締めざるを得ない懸念の震源地であり、
金融市場の中心地である米国を始めとする海の向こうの市場ですが、
昨夜の米株はナスとSOXが薄商いで上昇したものの、
ダウ、SP500、輸送株、ラッセルは商い増での下落となり、
良く言えばマチマチですが、下向きの圧力が強いと言えます。
(昨夜の欧州株も同様、本日はマチマチスタート)

株式市場以外の金融市場全体としては、
米長期金利が低下したものの米短期・2年金利は上昇し、
リスクオフ局面で見られる長短金利差縮小となっており、
同じくリスクオフモードのドル高の継続(豪ドル安も)だけでなく
さらにリスクオフを加速させがちな円最強高傾向にもなっており、
米株と共にリスク資産の代表でもある原油は大幅反落、
景気の鏡でもある銅を始め他の商品も大幅安(金も)だったので、
株式市場以外はベタなリスクオフの動きと言えます。

特に商品が大きく売られているのは、
定番の良からぬ兆しとも言えるのですが、
いかんせん現在はインフレが懸念されているだけに、
商品安はポティブと解釈される可能性も無きにしも非ずなので、
繰り返し書いている通り、現在のリスクオン・オフの判断として、
まずはドル高がリスクオフ、ドル安の安定がリスクオン、
さらに円最強高、長短金利差の縮小(長期金利低下、短期金利上昇)、
これらが加わるとさらにリスクオフムードが高まり、
商品安もインフレ懸念の緩和ではなく、単なるリスクオフと捉えられ、
いずれはというか同時に株式市場もリスクオフとなりそうです。

とりあえずネガティブな動きになるとしても、
最悪の金利上昇(債券安)ドル安、商品安、株安、
という財政悪化懸念風味も含まれる何でも売りモードではなく、
わかりやすいベタなリスクオフになりそうなのは救いと言えますけどね

とか言いながら、今夜の米国と週明けがリスクオフにもならず、
緩やかな金利低下・安定、ドル安、原油高、商品高、株高、
というカネ余りバブルモードになっている可能性も有り得るので、
あくまで現時点では、商いを伴うゴリゴリスクオフではないものの、
動きとしてはベタなリスクオフ風味が強いと言うことです。

来週は22日にパウエルFRB議長が議会証言を行い、
放火魔になるのか、火消しのなるのか、放置プレーなのか注目ですが、
週明けのスタンスとしては、商いを伴うカネ余りバブルモード、
まさかの金利上昇、ドル高にも屈しない原油高、商品高、商い伴う株高、
という健全なリスクオンにでも転じてない限り、
その日限りの短期勝負以外は慎重に構えておきましょう。
新興市場も同様です。

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