FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
耐性と先走りを考えつつ
こんばんはです。

月初&新年度入りの本日は、エイプリル売-ルになることもなく、
グロース株主導で商いもそこそこに伴っての上昇で引けており、
昨夜の米株もダウと輸送株が下げただけで概ね同様の動きだったので、
(欧州株は昨夜が下落、本日は横ばいスタート、中国株は続伸)
世界的にグロース株が買われていると言えます。

そんなグロース株の天敵となっていた金利については、
昨夜からやや一服しているとは言え、
米長期金利は1.7%台を維持している高止まり水準であり、
さらに原油・商品の天敵でもあるドルについても、
足元のドル高と共に原油は軟調ながら銅や他の商品は反発しているので、
原油はともかく株や商品は、天敵の金利上昇とドル高に対して、
耐性を得たのか・・・つまり良い金利上昇論が正解なのか・・・

昨夜はバイデンねんが約2兆ドルのインフラ投資計画を発表し、
おかわりの2兆ドルも4月頃に打ち出すと発表したので、
財源としての法人税増税、財政の崖も絡めた議会での審議紛糾懸念、
燻っている財政悪化懸念といった負の面には目を瞑り、
恩恵面だけを見れば、良い金利上昇論の裏付けの一つと言えます。

さらに昨夜は実体経済の回復を示す堅調なADP雇用も発表され、
これまた良い金利上昇論の裏付けになると言えるので、
今夜のISM製造業、明日の雇用統計を始め、
今週と来週に発表される特盛の米経済指標も堅調ならば、
少なくとも米国は、良い金利上昇論が正解なのかも知れませんが、
足元ではアーケゴス騒動が燻ったままであり
世界的なコロナ感染者の再拡大もあるだけに、
先走って来た金融市場については、さらなる金利上昇、ドル高と共に、
グロース株を始めとする株高、原油高、商品高も継続出来るのか・・・
上値余地はあるのか・・・すでに織り込み済みではないのか・・・

ちなみに我が国ついては、本日発表された日銀短観を見ると、
足元DIはプラスに転じ、先行きDIはマイナス1と大幅な改善となり、
21年度の設備投資計画もプラス転換、
21年度の業績見通しも売上高は2.1%増、経常利益は3.6%増、
純利益は5.2%増と増収増益見通しに転じており、
21年度の通期想定為替レートも1ドル106.66円、
1ユーロ121.76円と現在の為替水準からも余裕はあるので、
外需企業は業績の上振れ余地があるとも言えますし、
足元の感染再拡大を打ち消すほどのワクチン効果期待、
大規模な財政&金融政策の効果期待もあるのならば、
さらなる業績の上振れ余地があるとも言えますが、
果たして日本株目線でも上値余地はあるのか・・・
すでに織り込み済みではないのか・・・

以上の通り、実体経済はコロナ禍からの回復が堅調なだけでなく、
コロナ前を上回る堅調ぶりとの見方が多くなっていることで、
金融市場では良い金利上昇論相場になるとの見方も多くなっているので、
ザックリと日米独中の主要株価指数について、
コロナショック後の安値からの騰落率ではなく、
ショック前の12-1月頃の高値から現在の騰落率で見ると、
以下の通り、ダウ、DAX、上海、TOPIXですら10%前後なので、
先に述べた国内外の実体経済の状況よりも、
かなりの回復を見込んでいる水準に達していると言えます。

 ダウ    11.5%上昇
 SP500 17.1%上昇
 ナスダック 34.6%上昇
 独DAX   9.5%上昇
 上海    10.8%上昇
 日経平均  21.9%上昇
 TOPIX 12.0%上昇
 マザーズ  33.5%上昇

だけに、果たして良い金利上昇論による金利上昇と共に(ドル高も)
株式市場が上昇するにしても、グロース株はもちろんのこと、
上値は極めて限定的としか思えず、むしろ下値余地が大きく見えるので、
金利低下・安定(ドル安)のカネ余りバブル相場にならないと、
ここ数日で聞こえて来るグロース株のターンを狙うのではなく
金融以外のバリュー株物色に留めることが無難だと思うばかりです。

個人的にはアーケゴス騒動か財政悪化懸念が爆発しない限り、
ショック安になるとまでは言いませんが、
ガス抜きのリスクオフでの調整入りになると見てます。
言っても昨日は月末・期末、本日は月初・期初、
という特殊な状況ではあるので、本日の日本株の上昇については、
ゲタを履いているくらいに見ておいた方がいいでしょう。

ということで、明日のスタンスについては特に変わりはないのですが、
金利低下・安定(ドル安)のカネ余りバブル相場の動きとならない限り、
金融以外のバリュー物色かその日限りの短期勝負に留めておきましょう。
ただし週跨ぎについては、米国は明晩が休場のくせに(欧州も)、
雇用統計は発表するので、鬼の居ぬ間だとの過度な安心はほどほどに。

新興市場については、世界的なグロース株のターンと共に上昇、
という見方も溢れてますが、先に述べた上値余地だけでなく、
本日も商いが膨らまないままの上昇に過ぎないので、
マザの売買代金が2000億円超え、JQも含めた3000億円超え、
という商いを伴う上昇が継続するか、薄商いのままだったとしても
マザが直近高値を超えるまでは慎重に動きましょう。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.