fc2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
横睨みは怠らずに
こんばんはです。

東日本大震災から10年が経ち、時間の早さにも驚くばかりですが、
日経平均は震災後安値から約3.7倍、震災直前からでも約2.8倍、
ついでにリーマンショック後の安値からだと約4.2倍、
さらについでにコロナショック安値からでも約1.8倍の上昇なので、
株価の上昇っぷりに驚くのはもちろんのこと、
未だ実体経済がコロナ禍の真っ只中にも関わらずの上昇っぷりは、
素直に実体経済の回復期待だと受け入れるよりも、
大規模な金融緩和効果の凄まじさを感じるばかりです。

言っても金融緩和はドーピングでもあり麻薬でもあるので、
ラリって痛みを和らげている間に財政出動等で患部を治療すれば、
いずれお薬を止めても実体経済への影響は軽微でしょうけど、
金融市場だけは廃人とは言わないまでも中毒患者に等しいので、
しばらくは禁断症状と闘うことになり、話題の金利上昇が加速したり、
症状が悪化して金融不安を引き起こすこようなことになれば、
実体経済にも影響が及ぶことになるので、それだけは避けたいものです。

ただしコロナ禍はありがちな金融市場が引き起こしたものではなく、
まさにコロナの感染拡大によって実体経済から引き起こしたものなので、
実体経済さえ治療・回復さえすれば大丈夫とは思うのですが、
いかんせん金融緩和という麻薬は、コロナ禍後から注入したのでなく、
コロナ禍前からの長きに渡る注入なので(特に日本は)、
その分もひっくるめた副作用や禁断症状が現れると、
実体経済にも影響が及ぶことになるでしょうからね。

まぁでも現時点では、どのような顛末になるのかはわららず、
日銀を始め各国中銀が薬抜きに動いてから(示唆してから)、
対応するしかないというのが現実なので、
今から過度な警戒をしていても仕方ないのですが、
金融政策の影響が直結する金利動向だけは注視が必要と言えます。

だけに、実体経済が回復半ばではなく戻るまでは、
金利上昇が加速せずに低金利安定こそが、
実体経済にも金融市場にとっても好ましいとは思うのですが、
最近は良い金利上昇論が蔓延しているのも現実であり、
脳みそ筋肉ゴリラに過ぎない私の見方が大間違いの可能性もあるので、
連日のように書いている通り、シンプルに市場の動きで判断するならば、
金利上昇にも負けずグロース株が上昇となるまでは、
良い金利上昇論は話半分くらいに見て、
まだまだ金利びんびん(敏感)物語が続いていると見ておきましょう。

当然ながら程良い金利低下&安定、グロース株上昇となれば、
低金利安定のカネ余りバブルモード再開と判断すればいいのですが、
その際にドル安、原油高、商品高、バリュー株高ではなく、
ドル高、原油安、商品安、バリュー株安の症状が加速すると、
いずれは市場全体がリスクオフ一色となり(円最強高にも)、
最終的に程良い金利低下ではなく一気の金利低下(債券高)となるので、
金利とグロース株以外の横睨みは怠らないようにしましょう。

そして本日時点では、一気ではないと言える範疇の金利低下・債券高、
(引け後から金利低下が加速気味ではありますけど)
ドル安、原油高、銅を始め商品は下げ止まり風味(仮想通貨は堅調)、
株式市場は昨夜のナスとSOXの下落が不気味ながら、
国内外共にバリュー主導の商いを伴う上昇は続いているので、
先に述べた横睨みが必要な症状(動き)が現れなければ、
良い金利上昇論や悪い金利上昇論の議論は置いといて、
ひとまずカネ余りバブルモード再開風味の株高に乗ればいいでしょう。

新興市場については連日の様に書いている通り、
同様のスタンスで割り切って動くのも自由ですけど、
何よりエネルギー源である商いが戻るまで(今日も商いが更に減少)、
もしくは金利低下・米グロース株高が継続するまでは、
くれぐれもお気を付け下さい。

ちなみに目先の市場が動くきっかけになりそうなイベントとしては、
今夜のECB理事会、米30年債入札、
米追加財政法案の可決・署名・成立を受けたバイデン大統領の演説、
週末(明日)の我が国の需給イベントでもあるMSQ、
来週はメインイベントのFOMCと日銀会合、米MSQも控えてます。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.