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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
相変わらずのまま、明日は週末
こんばんはです。

今夜の米国市場が休場(感謝祭)、明日も半ドン、
実質的には4連休ということで外人さんが屁こいて休んでいたせいか、
本日の日本株は商いが減少しており(昨夜の米株も)、
昨日の様なジュリアナ東証のようなバブリーな商いではなかったものの、
日経、TOPIX、新興市場共に上昇して終えております。
(昨夜の米株はバリュー安、グロース高のマチマチ、VIXは低下)

株式市場以外の動きを見ても、債券はリスクオフの買いでもなく、
大きく売られてもなく、金利を含めて落ち着いており、
為替もリスクオフのドル高・円最強高ではなく、
リスク資産には追い風のドル安・円最弱安、それを受けて原油高、
銅&貴金属高(穀物は下落)、金安、HY債高なので、
足元で賑わっていた仮想通貨は売られているものの、
株式市場も含め、いわゆるカネ余りバブルモードの動きは継続中です。

(欧州時間に入ってから原油と仮想通貨が大きく売られ、
 ドル高がトドメ・・・追随しそうな動きなので、ちとキナ臭いです)

昨日も含め繰り返し書いている通り、
30年前のバブルよりも実体経済を伴わない金融市場だけのバブルであり、
何かをきっかけに、いつ弾けてもおかしくはない状況ではあります。

金融市場は世界的な大規模金融緩和の恩恵をモロに受けているからこそ、
金融引き締め観測&実施を機に弾ける可能性が最も高いのでしょうけど、
足元では世界的なコロナ感染と経済活動の再規制が拡大しており、
国内外共にマクロ指標には回復の頭打ち・鈍化が散見され、
足元の企業業績も米国ですら2桁減益ですから、
12月から接種開始のワクチン効果が実体経済で確認されるか、
確認されずとも世界的に経済活動のギアが上がるか、
各国の追加財政政策と各国中銀の追加緩和策が出て来ないと、
(日米英欧中銀は追加緩和に動くとの観測は拡大中です)
何をきっかけに崩れてもおかしくない状況ではあります。

ちなみに以上の様なきっかけとなりそうな継続しているリスクではなく、
目先の決まったイベントとしては、
今夜までのOPEC専門家会合、明日のTOPIXリバランス、
29-1日頃に発表されるBフライデー&サイバーマンデーの売上速報、
30ー1日のOPEC総会、30日の週の特盛な米経済指標、
中間配当の振込ピークである30-7日、
1日のFRB議長と米財務長官の議会証言、
10日のECB理事会、10-11日のEU首脳会議、
11日のMSQ、ワクチン接種開始と米つなぎ予算期限、
16-17日のFOMC、17日の英中銀会合、17-18日の日銀会合、
18日の米MSQ、31日の英・EUのブレグジット協議期限、
といったところです。

ということで、米国が屁こいて休んでいるに等しい明日の週末としては、
欧州時間に入ってからキナ臭い動きも見られますが、
冒頭でも書いた通り、債券(金利)安定、ドル安(出来れば円最弱安)、
原油高、他の資源高、金安(安定)、HY債高、商い増での株高、
というカネ余りバブルモードが継続しているならば、
割り切って(アホになって)波乗りすればいいでしょう。
ただし先にも述べた目先の日程を見据えながらの短期勝負を中心にして、
腰を据えての新たな参戦については、出遅れのバリュー株を拾うに留め、
買値を割るか直近安値を割れば撤退するくらいの姿勢で動きましょう。
当然ながら以上とは逆のリスクオフの動きとなっているならば、
慎重姿勢のまま週末を迎えましょう。

新興市場については、足元で本日を含む上昇局面では商い減、
下落局面で商い増という売りゴリモードが続いているので、
小難しい話よりもシンプルに商い増での上昇に転じるか、
薄商いでも直近高値を抜けるまでは、
アホになり過ぎないようにだけはしておきましょう。

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