こんばんはです。
本日も日本株は世界の景気敏感株ぶりを発揮することなく、
子分肌も発揮することなく、親分米株以上の強さも見せて終えましたが、
マクロ指標は先進国の中で最も低調、企業業績も同様(欧州も)なので、
コロナ感染者数が少ないことによる「国内」経済活動の活発化期待、
スガノミクス期待と言えなくもないのですが、
恐らく配当取りを含めた期末要因(月末までの配当再投資も)、
黒いETF買い、過熱感の無い仮需面といった需給要因だけでしょうから、
需給的に月末以降は心配でもありますし、
目先としても海の向こうのリスクオフ基調が継続するようだと、
日本株だけがどこまで抗えるのか怪しい限りです。
とりあえず本日の日本株は、最後っ屁の嵩増し商いを除けば、
商い減少と心許ないながらも反発しており、
昨夜の米株も前日の下げに比べると小幅な反発に過ぎないながらも、
商い増&ハイテク主導での反発、VIXも低下しておりますし、
銅や他の金属は小幅続落ながらも原油、金は反発しているので、
チームリスク資産の動きとしては概ね堅調ではあるのですが・・・
これらの重石となるドル高(ユーロ安)基調は崩れておらず、
安定ではなくリスクオフ風味の債券買い(金利低下)も続いているので、
ドル高と債券高(金利低下)、原油・金以外の資源安も落ち着き、
株式市場の商い増での上昇継続、VIXも低下しないと、
市場全体としてはリスクオフ基調が止まったとは言えず、
株式市場、原油だけの怪しげな楽観(反発)に過ぎず、
長続きもしそうにないです。
そして世界的にはコロナ感染が再拡大しつつあり(国内もやや増加)、
欧州と新興国で経済活動再規制の動きも拡がりつつあり、
特に北半球の先進国はこれから秋冬と寒くなっていくので、
ワクチンの完成か治療薬が確立しないと、
感染再拡大と経済活動再規制のリスクは燻ったままとなり、
結果的に景気回復期待も剥落していくことになります。
御存知の通り、金融市場というか株式市場では、
コロナ前の経済状況に戻るどころかそれを上回る回復を見込んでいたので、
感染再拡大と経済活動再規制のリスクが燻ったまま、
足元で見られるマクロ指標の鈍化も続き、米中対立まで激化すると、
新たな(追加の)財政&金融政策が出て来ない限り、
さすがに需給面だけでカネ余りバブルモードを続けるには限界があります。
ついでに怪しげなフィンセン文書問題によって、
バブルの片棒を担いでいる金融機関に足枷が付けられると、
ついに金融不安までが加わり、バブルが崩壊してもおかしくないです。
フィンセン文書はともかく、以上の通りなので、
来週は需給の節目でもある月末月初だでなく、
月初恒例の米経済指標特盛ウィークであり(国内でも日銀短観)、
米財政動向の行方にも影響する米大統領選候補者討論会もあるので、
カネ余りバブルモード再開なのか、リスクオフ基調継続なのか、
ハッキリするきっかけになればいいのですが・・・
もしかすると今夜にもハッキリする可能性も否定はできませんけど、
日本が引けた現時点では少なくともカネ余りバブルモード再開とは言えず、
リスクオフ基調が続いているような怪しげな空気が漂ったままです。
ということで、まずは今夜の海の向こうと週明けの動きを見た上で、
どっちなのか判断するしかないので、週末の記事はお休みさせて頂きます。
やっとこさ暑さも和らぎ、過ごしやすくなって来たので、
コロナには気を付けつつも、良い週末をお過ごしください。
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本日も日本株は世界の景気敏感株ぶりを発揮することなく、
子分肌も発揮することなく、親分米株以上の強さも見せて終えましたが、
マクロ指標は先進国の中で最も低調、企業業績も同様(欧州も)なので、
コロナ感染者数が少ないことによる「国内」経済活動の活発化期待、
スガノミクス期待と言えなくもないのですが、
恐らく配当取りを含めた期末要因(月末までの配当再投資も)、
黒いETF買い、過熱感の無い仮需面といった需給要因だけでしょうから、
需給的に月末以降は心配でもありますし、
目先としても海の向こうのリスクオフ基調が継続するようだと、
日本株だけがどこまで抗えるのか怪しい限りです。
とりあえず本日の日本株は、最後っ屁の嵩増し商いを除けば、
商い減少と心許ないながらも反発しており、
昨夜の米株も前日の下げに比べると小幅な反発に過ぎないながらも、
商い増&ハイテク主導での反発、VIXも低下しておりますし、
銅や他の金属は小幅続落ながらも原油、金は反発しているので、
チームリスク資産の動きとしては概ね堅調ではあるのですが・・・
これらの重石となるドル高(ユーロ安)基調は崩れておらず、
安定ではなくリスクオフ風味の債券買い(金利低下)も続いているので、
ドル高と債券高(金利低下)、原油・金以外の資源安も落ち着き、
株式市場の商い増での上昇継続、VIXも低下しないと、
市場全体としてはリスクオフ基調が止まったとは言えず、
株式市場、原油だけの怪しげな楽観(反発)に過ぎず、
長続きもしそうにないです。
そして世界的にはコロナ感染が再拡大しつつあり(国内もやや増加)、
欧州と新興国で経済活動再規制の動きも拡がりつつあり、
特に北半球の先進国はこれから秋冬と寒くなっていくので、
ワクチンの完成か治療薬が確立しないと、
感染再拡大と経済活動再規制のリスクは燻ったままとなり、
結果的に景気回復期待も剥落していくことになります。
御存知の通り、金融市場というか株式市場では、
コロナ前の経済状況に戻るどころかそれを上回る回復を見込んでいたので、
感染再拡大と経済活動再規制のリスクが燻ったまま、
足元で見られるマクロ指標の鈍化も続き、米中対立まで激化すると、
新たな(追加の)財政&金融政策が出て来ない限り、
さすがに需給面だけでカネ余りバブルモードを続けるには限界があります。
ついでに怪しげなフィンセン文書問題によって、
バブルの片棒を担いでいる金融機関に足枷が付けられると、
ついに金融不安までが加わり、バブルが崩壊してもおかしくないです。
フィンセン文書はともかく、以上の通りなので、
来週は需給の節目でもある月末月初だでなく、
月初恒例の米経済指標特盛ウィークであり(国内でも日銀短観)、
米財政動向の行方にも影響する米大統領選候補者討論会もあるので、
カネ余りバブルモード再開なのか、リスクオフ基調継続なのか、
ハッキリするきっかけになればいいのですが・・・
もしかすると今夜にもハッキリする可能性も否定はできませんけど、
日本が引けた現時点では少なくともカネ余りバブルモード再開とは言えず、
リスクオフ基調が続いているような怪しげな空気が漂ったままです。
ということで、まずは今夜の海の向こうと週明けの動きを見た上で、
どっちなのか判断するしかないので、週末の記事はお休みさせて頂きます。
やっとこさ暑さも和らぎ、過ごしやすくなって来たので、
コロナには気を付けつつも、良い週末をお過ごしください。
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コメント
読者 | URL | 2020-09-26-Sat 05:03 [編集]
こんにちは。楽しく拝読させていただいております。
日経やたら強いですよね、、2番底を信じて日経21000円から何ヶ月もダブルインバースを持ち続けているのですが、心が折れそうです。海外は下がっているのに。
毎日こちらのブログを読んでいつかは20000円まで下がると自分に言い聞かせてますが、それにしたって株価は現実の経済を反映しなさ過ぎです。いつ頃に私は報われるのでしょうか?
日経やたら強いですよね、、2番底を信じて日経21000円から何ヶ月もダブルインバースを持ち続けているのですが、心が折れそうです。海外は下がっているのに。
毎日こちらのブログを読んでいつかは20000円まで下がると自分に言い聞かせてますが、それにしたって株価は現実の経済を反映しなさ過ぎです。いつ頃に私は報われるのでしょうか?
読者さんへ
マーケット番長 | URL | 2020-09-26-Sat 23:10 [編集]
マーケット番長 | URL | 2020-09-26-Sat 23:10 [編集]
> こんにちは。楽しく拝読させていただいております。
こんばんは、ありがとうございます。
> 日経やたら強いですよね、、
> 2番底を信じて日経21000円から何ヶ月もダブルインバースを持ち続けているのですが、
> 心が折れそうです。海外は下がっているのに。
> 毎日こちらのブログを読んでいつかは20000円まで下がると自分に言い聞かせてますが、
> それにしたって株価は現実の経済を反映しなさ過ぎです。いつ頃に私は報われるのでしょうか?
ダブルインバですか?
この類のETFは時間が経てば経つほど報われない性質のものですから、
相場観が合っていたとしても長居は控えた方がいいと思うのですが・・・。
それにしても気持ちの悪い強さは続いてますね。
強さの最も大きな要因は金融政策によるカネ余り効果なのでしょうけど、
すでにバブルでしょうから(バブルは弾けてからわかるものという見方もありますけどw)、
今の様な実体を伴わない状況が続く限り、いつバブルが弾けてもおかしくないので、
あまり腰を据えて真剣に勝負する時期ではないと見てます。
こんばんは、ありがとうございます。
> 日経やたら強いですよね、、
> 2番底を信じて日経21000円から何ヶ月もダブルインバースを持ち続けているのですが、
> 心が折れそうです。海外は下がっているのに。
> 毎日こちらのブログを読んでいつかは20000円まで下がると自分に言い聞かせてますが、
> それにしたって株価は現実の経済を反映しなさ過ぎです。いつ頃に私は報われるのでしょうか?
ダブルインバですか?
この類のETFは時間が経てば経つほど報われない性質のものですから、
相場観が合っていたとしても長居は控えた方がいいと思うのですが・・・。
それにしても気持ちの悪い強さは続いてますね。
強さの最も大きな要因は金融政策によるカネ余り効果なのでしょうけど、
すでにバブルでしょうから(バブルは弾けてからわかるものという見方もありますけどw)、
今の様な実体を伴わない状況が続く限り、いつバブルが弾けてもおかしくないので、
あまり腰を据えて真剣に勝負する時期ではないと見てます。
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