こんばんはです。
昨夜のパウエルナイトを受けて、債券以外は微風程度の動きでしたが、
本日はまさかまさかの安倍ちゃんマンの辞任が場中に報じられたことで、
一時的に商いを伴う日本株売り、円高の暴風が吹き荒れましたが、
終わってみれば、日経平均は1.4%安、トピは0.68%安、
ドル円は106円台で引けたので(現在は105円台)、
暴風は報道直後だけ、日本時間の債券に至ってはほとんど動かずに無風、
原油、金、資源も大して動かず微風という状況です。
果たして一時的な安倍ちゃんマン暴風、パウエル微風程度で終わるのか、
その辺は後述するとして、改めて安倍ちゃんマンの辞任ですが、
2012年11月の国会で安倍ちゃんマンが野田ちゃんマンに対し、
「やんのか?おう?」と解散を迫る喧嘩を売り、
野田ちゃんマンも「やったるがな!」と喧嘩を買ったことで、
見事に安倍ちゃんマンがワンサイドでKO勝ちを収め、
第二次安倍政権が発足すると共にアベノミクスの幕も開き、
沈没していた株価も景気も浮上することになりましたが、
ついに7年8カ月目にして辞任の意向を固めることに・・・
現在のコロナ禍の影響による景気の落ち込みは止む得ない面はあれど、
消費税増税以外はトータルで十分な働きをされた首相なので、
辞任することは残念でなりませんし、お疲れ様としか言えませんが、
これから日本の景気と株価はどうなるのやら・・・
(個人的には東京五輪が心配でなりません)
アベノミクスシーズン1の頃は、安倍ちゃんマンとゆかいな仲間たちが、
屁こいただけ・・・失礼、ほんのちょっとしゃべっただけで、
市場は過剰に反応してましたが、最近というかコロナ禍の前から、
安倍ちゃんマン発でポジティブなネタを提供されても市場の反応は薄く、
むしろ悪材料への敏感な反応や相変わらずの海外次第の傾向も強くなり、
アベノミクスの材料としての鮮度は落ちていたとも言えるので、
市場目線で見れば、新たな首相が誕生することで鮮度が上がり、
ポジティブな反応も増えるのかなと期待もしたいのですが・・・
お察しの通り、あくまで日本人の市場目線に過ぎず、
日本市場で幅を利かせている外国人にとっては、
アベノミクスと言う名の通り、象徴である安倍ちゃんマンの辞任は、
アベノミクス終焉での日本株叩き売りではなかったとしても、
後任の首相がアベノミクスを踏襲するか、
アベノミクス以上の政策を打ち出すまでは、
海の向こうが堅調でも買いの手控えとなる可能性は十分にあります。
言ってもこれまでのアベノミクス相場での日本株の最大の材料は、
政治の安定による政策実行力(金融政策を含む)だったからこそ、
後任の総理大臣が重要であり、気になるところですが、
もし党内で謎の人気の高さを誇るイシバカボン総理誕生なんて事になれば、
ほんまに日本株の叩き売りになり兼ねないですし、
誰が後任となろうとも与党の支持率が落ちてしまうと、
悪夢の民主党時代が再来するような政治カオスとなりますから、
本日の日本株を含む市場の反応だけでは判断できず、
まだまだ消化しきれてないと言えます。
(辞任報道以降は商い急増での株売りでしたけどね)
そして海の向こうも、昨夜のパウエルおじさんの講演を受けて、
債券安(金利上昇)、ドル高(円安)、米株マチマチ(薄商い)、
VIX上昇、英欧株安(薄商い)、原油・金は小幅反落、
他の資源は小幅高、HY債小幅安とチグハグな動きとなり、
欧州時間に入った現在は、債券安(金利上昇)維持、ドル安(円高)、
欧州株マチマチ、米株先物高、日経平均先物小幅高となっているので、
リスクオンでもなく金融緩和のカネ余りモードでもなく、
結局はドル高ザワザワモードが継続しているだけで、
現在はドル安に安心してリスク資産が買われているだけとも言えます。
ただし債券安(金利上昇)基調は続いているので、
これだけでもグロース株や実体経済には重石となりますが、
ドル高まで加わってしまうと、Wパンチとなってしまい、
株安、資源安が加速することになりそうです。
昨夜のパウエルおじさんは金融緩和の長期継続姿勢を示したので、
債券高安定(低金利安定)、ドル安、株高、資源高、
というカネ余りモードになってもおかしくないのですが、
一時的な2%を超える物価上昇は容認といったことで、
期待インフレ率が上昇したせいなのか、不気味な債券安が進んでおります。
(まさかの債券バブル崩壊の序章ではないでしょうけどねw)
足元の実体経済が所得上昇を含めて堅調ならば、
実体経済も株価を含むリスク資産は、
多少の金利上昇(債券安)にも屈しないのですが、
見ての通り、コロナの影響で実体経済が落ち込んでいる上に、
新たな財政政策・金融政策も出て来ず、米中対立も激化したまま、
そもそものコロナ動向でも好転とまでは言えないので、
せいぜい薄商いでのカネ余りモードになるか。
昨日までのドル高ザワザワが続くだけであり、
日本株が影響を受けるのはもちろんのこと、
安倍ちゃんマン辞任という別世界の国内材料が、
遅れて(改めて)過剰に悪材料視されてもおかしくないです。
とりあえず現時点では、安倍ちゃんマン辞任、パウエルおじさん講演、
これらに対する市場の反応は、結局はドル高ザワザワモードの継続か?
という気もしますが、チグハグな動きも含め消化難とも言えるので、
今夜以降、大きな動きがあれば、週末に改めて来週の見通しを書きますが、
大きな動きが無ければ、週明けの動きを見極めないことには、
何とも言えない状況ですから、週末の記事はお休みさせて頂きます。
ちなみに週明け31日のイベントは、我が国の鉱工業生産と住宅着工件数、
中国のPMI、独消費者物価、ダラス連銀製造業活動指数、
クラリダFRB副議長講演、ズームの決算、
そしてアップルとテスラの株式分割、ダウ構成銘柄の入替があります。
いやはや、なんとも驚かされる週末となりましたが、
良い週末をお過ごしください。
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昨夜のパウエルナイトを受けて、債券以外は微風程度の動きでしたが、
本日はまさかまさかの安倍ちゃんマンの辞任が場中に報じられたことで、
一時的に商いを伴う日本株売り、円高の暴風が吹き荒れましたが、
終わってみれば、日経平均は1.4%安、トピは0.68%安、
ドル円は106円台で引けたので(現在は105円台)、
暴風は報道直後だけ、日本時間の債券に至ってはほとんど動かずに無風、
原油、金、資源も大して動かず微風という状況です。
果たして一時的な安倍ちゃんマン暴風、パウエル微風程度で終わるのか、
その辺は後述するとして、改めて安倍ちゃんマンの辞任ですが、
2012年11月の国会で安倍ちゃんマンが野田ちゃんマンに対し、
「やんのか?おう?」と解散を迫る喧嘩を売り、
野田ちゃんマンも「やったるがな!」と喧嘩を買ったことで、
見事に安倍ちゃんマンがワンサイドでKO勝ちを収め、
第二次安倍政権が発足すると共にアベノミクスの幕も開き、
沈没していた株価も景気も浮上することになりましたが、
ついに7年8カ月目にして辞任の意向を固めることに・・・
現在のコロナ禍の影響による景気の落ち込みは止む得ない面はあれど、
消費税増税以外はトータルで十分な働きをされた首相なので、
辞任することは残念でなりませんし、お疲れ様としか言えませんが、
これから日本の景気と株価はどうなるのやら・・・
(個人的には東京五輪が心配でなりません)
アベノミクスシーズン1の頃は、安倍ちゃんマンとゆかいな仲間たちが、
屁こいただけ・・・失礼、ほんのちょっとしゃべっただけで、
市場は過剰に反応してましたが、最近というかコロナ禍の前から、
安倍ちゃんマン発でポジティブなネタを提供されても市場の反応は薄く、
むしろ悪材料への敏感な反応や相変わらずの海外次第の傾向も強くなり、
アベノミクスの材料としての鮮度は落ちていたとも言えるので、
市場目線で見れば、新たな首相が誕生することで鮮度が上がり、
ポジティブな反応も増えるのかなと期待もしたいのですが・・・
お察しの通り、あくまで日本人の市場目線に過ぎず、
日本市場で幅を利かせている外国人にとっては、
アベノミクスと言う名の通り、象徴である安倍ちゃんマンの辞任は、
アベノミクス終焉での日本株叩き売りではなかったとしても、
後任の首相がアベノミクスを踏襲するか、
アベノミクス以上の政策を打ち出すまでは、
海の向こうが堅調でも買いの手控えとなる可能性は十分にあります。
言ってもこれまでのアベノミクス相場での日本株の最大の材料は、
政治の安定による政策実行力(金融政策を含む)だったからこそ、
後任の総理大臣が重要であり、気になるところですが、
もし党内で謎の人気の高さを誇るイシバカボン総理誕生なんて事になれば、
ほんまに日本株の叩き売りになり兼ねないですし、
誰が後任となろうとも与党の支持率が落ちてしまうと、
悪夢の民主党時代が再来するような政治カオスとなりますから、
本日の日本株を含む市場の反応だけでは判断できず、
まだまだ消化しきれてないと言えます。
(辞任報道以降は商い急増での株売りでしたけどね)
そして海の向こうも、昨夜のパウエルおじさんの講演を受けて、
債券安(金利上昇)、ドル高(円安)、米株マチマチ(薄商い)、
VIX上昇、英欧株安(薄商い)、原油・金は小幅反落、
他の資源は小幅高、HY債小幅安とチグハグな動きとなり、
欧州時間に入った現在は、債券安(金利上昇)維持、ドル安(円高)、
欧州株マチマチ、米株先物高、日経平均先物小幅高となっているので、
リスクオンでもなく金融緩和のカネ余りモードでもなく、
結局はドル高ザワザワモードが継続しているだけで、
現在はドル安に安心してリスク資産が買われているだけとも言えます。
ただし債券安(金利上昇)基調は続いているので、
これだけでもグロース株や実体経済には重石となりますが、
ドル高まで加わってしまうと、Wパンチとなってしまい、
株安、資源安が加速することになりそうです。
昨夜のパウエルおじさんは金融緩和の長期継続姿勢を示したので、
債券高安定(低金利安定)、ドル安、株高、資源高、
というカネ余りモードになってもおかしくないのですが、
一時的な2%を超える物価上昇は容認といったことで、
期待インフレ率が上昇したせいなのか、不気味な債券安が進んでおります。
(まさかの債券バブル崩壊の序章ではないでしょうけどねw)
足元の実体経済が所得上昇を含めて堅調ならば、
実体経済も株価を含むリスク資産は、
多少の金利上昇(債券安)にも屈しないのですが、
見ての通り、コロナの影響で実体経済が落ち込んでいる上に、
新たな財政政策・金融政策も出て来ず、米中対立も激化したまま、
そもそものコロナ動向でも好転とまでは言えないので、
せいぜい薄商いでのカネ余りモードになるか。
昨日までのドル高ザワザワが続くだけであり、
日本株が影響を受けるのはもちろんのこと、
安倍ちゃんマン辞任という別世界の国内材料が、
遅れて(改めて)過剰に悪材料視されてもおかしくないです。
とりあえず現時点では、安倍ちゃんマン辞任、パウエルおじさん講演、
これらに対する市場の反応は、結局はドル高ザワザワモードの継続か?
という気もしますが、チグハグな動きも含め消化難とも言えるので、
今夜以降、大きな動きがあれば、週末に改めて来週の見通しを書きますが、
大きな動きが無ければ、週明けの動きを見極めないことには、
何とも言えない状況ですから、週末の記事はお休みさせて頂きます。
ちなみに週明け31日のイベントは、我が国の鉱工業生産と住宅着工件数、
中国のPMI、独消費者物価、ダラス連銀製造業活動指数、
クラリダFRB副議長講演、ズームの決算、
そしてアップルとテスラの株式分割、ダウ構成銘柄の入替があります。
いやはや、なんとも驚かされる週末となりましたが、
良い週末をお過ごしください。
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コメント
みずほ | URL | 2020-08-30-Sun 12:04 [編集]
金曜日の株式市場はまだ辞任について、消化しきれていない(専門家風に書いてみました〜)気がします。
ハッキリ影響が出るのは後任が決まった時ですかね。
党員投票をしない事を牽制してバカボンさんが、TVに出て評論していました。支持率1位と右上に表示されていました。マスコミが推していますからね。honeyなトラトラはいいんかな。あ、噂ですよ。
どこかのニュース(海外)の評で、日本のプレゼンスを明らかに高めた、とアナウンスしていました。その通りだと思います。
安倍総理にはこれ以上無理はされず、回復をお祈りします!
ハッキリ影響が出るのは後任が決まった時ですかね。
党員投票をしない事を牽制してバカボンさんが、TVに出て評論していました。支持率1位と右上に表示されていました。マスコミが推していますからね。honeyなトラトラはいいんかな。あ、噂ですよ。
どこかのニュース(海外)の評で、日本のプレゼンスを明らかに高めた、とアナウンスしていました。その通りだと思います。
安倍総理にはこれ以上無理はされず、回復をお祈りします!
みずほさんへ
マーケット番長 | URL | 2020-08-30-Sun 23:42 [編集]
マーケット番長 | URL | 2020-08-30-Sun 23:42 [編集]
> 金曜日の株式市場はまだ辞任について、消化しきれていない(専門家風に書いてみました〜)気がします。
> ハッキリ影響が出るのは後任が決まった時ですかね。
影響はこれからな感じが漂ってますが、
安倍さんに勝る候補者が誰も見当たらないようだと、
総裁選前からザワつくことになりそうですけど。
> 党員投票をしない事を牽制してバカボンさんが、TVに出て評論していました。
> 支持率1位と右上に表示されていました。マスコミが推していますからね。
> honeyなトラトラはいいんかな。あ、噂ですよ。
イシバカボンはシンプルに芯がないですからね。
某都知事と同様、風見鶏のように政党を変え、
結局は小沢おじさんのように、
政治でゲームをしている政局ばかりの政治屋にしか見えないので
カンベン願いたいものです。
> どこかのニュース(海外)の評で、日本のプレゼンスを明らかに高めた、とアナウンスしていました。その通りだと思います。
> 安倍総理にはこれ以上無理はされず、回復をお祈りします!
消費税以外はほんまに功績が大きいですから、お疲れさんですね。
だけに後任が心配です。
> ハッキリ影響が出るのは後任が決まった時ですかね。
影響はこれからな感じが漂ってますが、
安倍さんに勝る候補者が誰も見当たらないようだと、
総裁選前からザワつくことになりそうですけど。
> 党員投票をしない事を牽制してバカボンさんが、TVに出て評論していました。
> 支持率1位と右上に表示されていました。マスコミが推していますからね。
> honeyなトラトラはいいんかな。あ、噂ですよ。
イシバカボンはシンプルに芯がないですからね。
某都知事と同様、風見鶏のように政党を変え、
結局は小沢おじさんのように、
政治でゲームをしている政局ばかりの政治屋にしか見えないので
カンベン願いたいものです。
> どこかのニュース(海外)の評で、日本のプレゼンスを明らかに高めた、とアナウンスしていました。その通りだと思います。
> 安倍総理にはこれ以上無理はされず、回復をお祈りします!
消費税以外はほんまに功績が大きいですから、お疲れさんですね。
だけに後任が心配です。
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