fc2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
理想と現実、健全と不健全
こんばんはです。

コロナには血漿治療が有効だそうですが、
最近は重篤化しない治療法も見えつつあるらしいので、
感染拡大の抑制が難しいのであるならば、
未知数で時間も掛かるワクチンよりも治療の方に期待したいところです。
(コロナの後遺症は気掛かりですけど・・・)

てな感じで、以前にも報じられていた血漿治療を材料視?
という素朴な疑問はあれど、治療法に光明が差したことで、
コロナへの不安が払拭されて経済活動のギアが上がる・・・
ということが「ホンマ」なのであれば、ゴリラ級の好材料ですけど、
真偽は不明ながらも昨夜からの国内外の株式市場の動きを見ると、
グロース株はドル高、債券安(金利上昇)が重石ながらも上昇、
(グロースの極みでもある我が国の新興市場は下落)
コロナ禍が重石だったバリュー株は大きく上昇しているので、
動きだけは治療ネタを素直に好材料と受け止めているようですが、
国内外共に商いはやや増加した程度なので、単なる買戻し、
リターンリバーサルの域を脱したとは言えません。

金、原油、他の資源については踏ん張っているものの、
上昇ではなくやや下落しているので、治療ネタを好感するよりも、
ドル高、債券安(金利上昇)が重石になっている感はあります。

つまり治療ネタがホンマであり、経済活動のギアも上がるのであれば、
ドル高、債券バブル崩壊ほどではない債券安・金利上昇に対して、
実体経済には致命傷(重石)にまでは至らず耐え得るでしょうし、
株や資源も屈することなく上昇し、グロース株も上昇するでしょうから、
今後、ドル高、債券安・金利上昇と共に資源は崩れず、
グロース株も崩れず、バリュー主導での商いを伴う株高となれば、
健全なリスクオンの動きに変わったと言えます。
(そうなると円安も進んで日本株には更なる追い風になります)

まぁあくまで理想的で健全な展開であり、
現在は商いを伴ってない半信半疑状態ではありますので、
理想的で健全ではなく、不健全ながらも現実的な展開としては、
ドル安、低金利で安定(安定した債券高維持)、資源高、株高、
という世界的な大規模金融緩和によるカネ余りバブルモードであり、
ドル高となれば債券高も加速し(金利低下)、資源安、株安、
というベタなリスクオフになる展開です。
(最悪は債券バブル崩壊シナリオですけどね)

連日の様に書いている通り、足元の実体経済はドイヒーなままであり、
追加の金融&財政政策は、米国で紛糾しながら財政協議をしているだけで、
日欧の追加策は見当たらず(日本は一部に減税観測はある)、
米中協議にやや進展があっただけですから、
治療ネタがホンマでなければ、昨夜からの理想的&健全なリスクオンは、
賞味期限の短い買戻し程度で終わり、
カネ余りバブルモードに戻ることを期待しつつ、
ドル高ザワザワモードに転じるリスクも警戒しながらの展開となり、
結果的に週末のジャクソンホール会議でのパウエルおじさんの講演が、
目先の大きなヤマ場になる可能性が高いです(金融政策も言及予定)。

国内では何やら安倍ちゃんマンの体調不安説もあり、
月内には改憲ではなく会見もするようなので(実質的に週内と言えます)、
まさかまさかの退陣なんてことになれば、日本国民にとっては、
後任の首相が同じ政策ならば過度な心配は無用とは言えど、
市場を席巻している外国人にとっては、
アベノミクスと安定した政治の象徴である安倍ちゃんマンが居なくなると、
後任や政策云々とは関係なく日本株を売って来る可能性はあります。
言っても現在の日本株高は、安倍ちゃんマンへの政権交代をきっかけに、
始まったわけですから、国内目線(感覚)だけでは安心できないとも・・

ということで、欧州時間に入ってからは、
理想的で健全な展開(リスクオンモード)ではなく、
賞味期限の短い買い戻し臭も漂っておりますが、
明日のスタンスとしては・・・

ドル高にも屈せず(債券安にも)、資源高、商いを伴う株高、
という理想的で健全な展開になっていれば、
ジャクソンホールを見据えるのではなく、まずは大統領選までを見据え、
短期勝負も腰を据えての勝負も素直に波に乗ればいいでしょうし、
バリュー株での腰を据えての勝負も含めればいいでしょうけど、
薄商いが続くのであれば、賞味期限の短い買戻しと見ておきましょう。

そして結局はドル安頼みの資源高、株高、
という現実的で不健全なカネ余りバブルモードならば
引き続き、ジャクソンホールまでの目線で、
割り切って勝負すればいいでしょう。
腰を据えての新たな参戦は、商いを伴う株高が継続でもしない限り、
好決算で終えた銘柄、コロナが追い風の銘柄だけに留めておきましょう。

当然ながらドル高が重石となる資源安、株安ならば(債券高加速も)、
短期も長期もジャクソンホールまでは慎重に構えておきましょう。

新興市場については、本日は商い伴う下落となりましたので、
シンプルに商いを伴う上昇に転じるまでは、
資金の集中している個別以外は慎重モードで構えるのが無難ですが、
あくまで今のところ本日だけの商いを伴う下落に過ぎず、
現状は商いの減少(資金が抜ける)での下落の方が危ういでしょうから、
ドル高による世界的なグロース株売り祭も同時開催とならない限り、
現時点では基調が変わったとまでは見なくてもいいでしょうけどね。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.