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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
不穏なまま迎える今週
おはようございます。

週末の海の向こうは、債券ゴリラと金ゴリラが続いており、
単なる金融緩和バブルなのか、安全資産買いなのかわかりませんが、
為替市場ではドルが反発ながら円最強高ではなく最弱安となり、
原油は反発ながら銅続落、他の資源も軟調、HY債は上昇、
米株はSOXとラッセルが下げたものの上昇(VIX低下)、
欧州株は下落、欧州株先物は戻したものの小幅安(中国株先物も下落)、
日経平均先物は週末の現物比では230円上昇して帰って来ており、
市場全体としてはリスクオンに転じたのではなくマチマチの動きなので、
足元のリスク資産売りの空気は漂ったままと言えますし、
特に日本株の際立つ弱さも継続していると言えます。

そして市場を取り巻く環境としても、
ユーロ圏の4-6月期GDPはー40.3%と米国に続く過去最悪・・・
他の国内外のマクロ指標は悪いながら回復していたものが、
足元で鈍化・頭打ちの指標が散見され始めており、
企業決算は米欧共に大幅減益での着地(40%超の減益とも)、
世界の主要企業は3社に1社が赤字、
来期すらもコロナ前の水準に戻るのは難しいとも言われつつあります。
国内企業決算に至っては、現時点で約2割弱の発表ながら、
79%減益での着地、3割が赤字という状況ですから、
政策効果とコロナ影響を加味した実体経済のV字回復シナリオは、
裏付けが乏しく、極めて怪しくなっております。

従って実体経済としては、世界的な感染拡大中のコロナが収束に向かうか、
薬かワクチンが出来ることで、再規制に傾きつつある国内外の経済活動が、
本格的な活動に転じて元通りへと向かうなり、
新たな政策を投入しないことには、V字回復は極めて難しく、
U字かL字もしくは2番底も有り得ます。
(企業業績面だけで言えば二極化のK字という新語も出て来てますw)

一方、金融市場については御存知の通り、
世界的な大規模金融緩和によるカネ余り効果もあり、
以上の様な過去最悪の実体経済とは乖離した状況が続いており、
特に株式市場とコモディティというリスク資産は(仮想通貨も)、
お気楽ぶりが際立っていたのですが、
足元のマクロ指標に鈍化や頭打ちを示す指標が散見されることに加え、
国内外の企業決算シーズンを迎えたことで、
さすがに株式市場の根幹である業績面との乖離に警戒を始めたのか、
コロナ禍前水準を超えたり、迫っている水準自体への違和感なのか、
追加策もないままでのV字回復シナリオは無理と判断したのか、
いずれにせよ株売り、リスク資産売り傾向が強くなりつつあります。
ちなみに足元の投機的な需給環境としては、債券安、ドル高・円安、
原油安、金買い、株高の余地は大きいのですが、
国内外共に自社株買いの減少傾向、米国は難航している財政協議次第では、
ロビンフッターの原資でもある上乗せ失業給付金が減少・消失懸念もあり、
気の短い投機筋と国内の公金猿軍団が支えになるかどうかという状況です。

以上の通りなので、今週の市場を取り巻く環境の動向としては、
現在も協議中の米財政の崖を始めとする政策動向(日本は減税論も)、
感染拡大中のコロナ動向とセットの経済活動動向(現在は再規制傾向)、
今週も続く国内外の企業決算(6日にトヨタ決算)、
週末の雇用統計まで続く特盛な米指標を始めとする国内外のマクロ指標、
といった実体経済動向(特に鈍化確認)、それに影響する米中対立動向、
米大統領選動向(今週はバイデンが副大統領候補を発表予定)、
というように市場の動く理由付け・口実のイベントは盛り沢山であり、
何よりリスクの方が特盛状態である状況は変わってまへん。

ということで明日を含む今週のスタンスとしては、
市場を取り巻く環境から見ると、前向きにはなれまへんけど、
そう言ってても仕方ないので、シンプルに市場の動きで判断するならば、
株売り(商い増)、原油売り・資源売り(金売り、HY債も)と共に、
債券買い(金利低下)、ドル買い(円最強高も)、
というリスクオフ基調継続、まさかの債券バブル崩壊Verとなれば、
(フィッチが米格付け見通しをネガティブに引き下げる動きも)
腰を据えての新たな参戦は控え、短期勝負についても、
日跨ぎを避けるくらいの姿勢で構えるべきですが・・・
債券は置いといて、ドル高であろうとも原油と資源が崩れず、円安も継続、
商い増での株高となるのであれば、あくまで短期目線ではありますが、
先週が押し目と判断し、商い増での株安、資源安に転じるまでは、
特盛なリスクは覚悟の上で参戦するのはアリです。
但し腰を据えての新たな参戦は、決算を終えた銘柄だけに留めましょう。
新興市場のスタンスについても同様です。
(新興市場の決算本格化は週後半以降です)

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