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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
決算シーズンと月末までの政策動向を見据え
おはようございます。

週末の日本時間まではリスクオフの動きでしたが、
海の向こうでは債券安、ドル安、原油反発、銅大幅続伸、資源高、
半導体SOXは反落ながら足元で弱かったダウや輸送株が大幅高となり、
ナスダックも終わってみれば最高値更新、英欧株も反発、
日経平均先物も22610円で帰って来ており(中国株先物も上昇)、
VIX低下も含め概ねリスクオンの動きに転じております(HY債も)。

何やら週末は完成・普及に時間の掛かるコロナワクチンではなく、
すでに存在して使われている治療薬レムデシビルに効果が見られたこと、
さらに米国の追加対策期待も少し高まったことが、
週末の市場がリスクオンに転じたとの理由付けですが・・・

株式市場でのコロナが追い風のIT・ハイテク株の堅調ぶり、
当局が自ら扇動する中国株の熱狂が続いている一方で、
米株は徐々に商いが減少傾向、日英欧株の薄商いは続いており、
週末は債券も小幅安程度、円最強高、ドル安ながら人民元&新興国通貨安
という危うさも抱えた週末のリスクオンと言えます。

足元の投機的な需給環境としても、ドル高・原油安の余地が大きく、
実際に先週木曜日には原油とドルがきっかけとなってリスクオフを後押し、
という定番の動き・構図となりましたが、
一方で債券安、円安、株高余地も大きく、
実需面では国内のETF分配金捻出売りも一巡し、配当再投資期待、
自社株買い期待というリスクオンを後押しする状況もあります。
(米国は延長された確定申告期限が15日に控えてますけど)

とりあえず先週半ばまでは市場全体の動きとして、
リスクオンでもオフでもないチグハグな動きと共に、
株式市場内での温度差も拡大していたので、
週後半からのリスクオン・オフの動きが明確になりつつあること自体は、
わかりやすいとも言える反面、極端なチグハグな動きのあとには、
良からぬことが起きがちなのも相場あるあるですから、
週明けからの動きとしては、時期的に商いは期待出来ないものの、
良からぬことが起きずに明確なリスクオンとなるのか、
良からぬことで起きての明確なリスクオフとなるのか、
はたまたチグハグモードに戻るのか注目です。

繰り返し書いている通り、米国や新興国のコロナ感染者急増を始め、
国内外共に第二波を懸念する感染者の増加傾向が続いているものの、
各国政府は医療崩壊が起きず、死亡者が増加さえしなければ、
経済活動再開を加速させる方針は変えておらず、
大規模な金融&財政政策効果も加味した景気見通しも強気を維持しており、
株式市場や原油、資源といったリスク資産も同様なのですが・・・
(債券は弱気とも金融政策効果とも言える、為替は中立とも)

一方で企業や各国中銀、国際機関の弱気な景気見通しは続いており、
現実の動きとして企業や米国の各州を始め各国の自治体は、
(米国の一部の州や新興国では医療崩壊寸前とも)
国政の方針に反して経済活動を停止させる動きが拡大しており、
人々も感染者の多い地域や業態を避けたりと活動委縮の動きが見られます。

他にもトランプマンの支持率低下を含む大統領選リスク、
その弊害で激化しそうな米中対立や米朝対立、米国内の分断リスクもあり、
国内では感染者増加による人々の経済活動委縮懸念、
そもそも先進国の中では際立つ低調なマクロ指標(消費税の影響も)、
追い討ちのような豪雨被害、ついでに安倍政権の支持率低下、
といった国内外の良からぬリスクと現実も燻っております。

以上の通り、強気と弱気、期待と現実が交錯しているのですが、
とにかく治療薬と金融&財政政策への期待があろうとも、
感染者数増加と共に「現実」に起きている経済活動委縮が拡大すると、
景気の先行き懸念も拡大することになり、
さらに米国では手厚過ぎる失業保険給付の期限が今月末であり、
それに関わる米債務上限引き上げの期限も今月末なので、
財政政策効果期待も剥げ落ちていくことになれば、
足元で低調ながらも回復傾向の見られるマクロ指標を含め、
各国政府の強気な見通しもアテにならなくなり、
株式市場を始め金融市場も大規模金融緩和によるカネ余り効果だけで、
株高を始めとするリスクオンが続くのかも怪しくなるので、
引き続き、今後のコロナ感染状況と経済活動の行方も重要ですが・・・
(米大統領選動向としてはトランプマンの姪の暴露本が14日にw)

今週から本格化する米決算、来週から本格化する国内決算によって、
現実の中にいる企業の足元の業績と開示されるであろう見通しを確認し、
今週の14-15日の日銀会合、16日のECB理事会、
18日のG20財務相・中銀総裁会合、18-19日のEU首脳会議、
月末のFOMCと米財政期限に向けての金融&財政政策動向が注目です。

今週のマクロ指標としては、中国GDPと経済統計、米小売売上高、
米フィリー指数、新規失業保険が16日に重なっており、
同日にはECB理事会、ネットフリックスやMS等の米決算も多いので、
今週のイベント的なヤマ場は16日と言えます(17日は米SQも)。

ということで、現時点ではリスクオフ色が強いと見ており、
日々のコロナ動向で一喜一憂することも続くでしょうけど、
明確な動きとなるのは先にも述べた通り、本格化する国内外の企業決算、
月末までに見えてくる金融&財政政策次第でしょうから、
目先である明日を含む今週のスタンスとしては、
冒頭で書いた週末のリスクオンの動きが継続しているか、
チグハグモードに戻りながらも商い増での株高が継続しているならば、
株高が続くと見て、リスク覚悟で乗ればいいですが、
先週木曜日のようなリスクオフ、商い増での株安となっていれば、
(ドル高、原油安と共にナスが崩れるとリスクオフが加速しそう)
引け後や海外でリスクオンに転じたとしても御縁が無かったと割り切り、
短期勝負の方は、資金の集中しているテーマ株等以外では、
日跨ぎも控えるくらいでいいでしょう。
腰を据えて新たに参戦する方については、コロナが追い風の銘柄、
影響の少ない銘柄以外は、地合いのリスクオン・オフよりも、
決算シーズンを見極めてから参戦を考えるくらいでいいでしょう。

新興市場については、足元で下落局面では商い増、上昇局面では商い減、
という下げゴリモードから脱したとは言えないので、
シンプルに商い増での上昇が継続するまでは慎重に動きましょう。
今週以降は米IT、ハイテク株は決算発表後にどう動くのかは(ナスも)、
世界の株式市場に限らず、新興市場にとっても重要です。

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