FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
不穏なまま迎える今週(国内のヤマ場は8-10日)
おはようございます。

まずは現在の金融市場の動きから見ると、ザックリと言えば、
債券と金は警戒モードの債券高と金高(銀も)、
株、原油、銅は楽観モード(VIXは高水準ながら30割れ、HY債も)、
為替、他の資源は楽観と警戒の中間モードという感じです。

ただし直近では上海株、ナス、SOXはコロナ前水準超え(VIX低下)、
中国の堅調ぶりと共に銅や原油も直近高値付近で踏ん張っているものの、
世界的に株式市場は6月から足踏みが続き、足元ではやや崩れつつあり、
為替もややドル高(円高)傾向になりつつあり、
債券と金は相変わらずの警戒モード(金は崩れた方がヤバイかも)、
というリスクオフ基調に傾いております。

足元の需給環境としては、株式市場は日銀等の公金猿軍団による忖度買い、
配当再投資、自社株買い、仮需面での買い余地が大きい一方、
今週にピークを迎えるETFの分配金捻出売り(8日と10日に集中)、
米国は確定申告期限も15日に控え、失業保険の上乗せ給付も7月までと、
目先ではやや売りが強い状況です。
(今週末は我が国のSQ、来週末は米国のSQも控えている)
株式市場以外の仮需面では債券安、円安の余地が大きい一方、
原油安、金高、ドル高の余地が大きい危うさもあり、
リスクオン・オフの余地が混在中とも言えますが、
定番の原油とドルが鍵を握ってそうな状況ではあります。
(ドル高、原油安が進むと、株安を含むリスクオフが加速しそう)

そしてコロナ動向や実体経済といった市場を取り巻く環境としては、
世界的な大規模な金融&財政策と経済活動再開と共に、
実体経済も底打ち、V字回復期待が高まり(トランプマンはロケット回復)、
足元のマクロ指標にも悪いながら底打ちのような結果も見られ、
(数値としては低調でコロナ前水準には程遠いですけど)
金融市場では特に株式市場が、金融緩和によるカネ余りも追い風に、
バブルとも言える先走り状態でしたが・・・

足元では経済活動再開と共にコロナ感染者が増加しており、
特に米国では第二波のように急増しており、
ブラジル、メキシコ、インド等の新興国では第一波の最中、
日本や欧州、中国でもジワリと増加傾向となっており、
それによって再び経済活動を停止する動きも拡大中です。

検査数を増やせば潜在的感染者数が増えるのも止む無しとか、
医療崩壊が起きず、死者数や致死率が上昇せず、
耐性の弱い高齢者等を守りさえすれば、
他のインフルエンザと同じ扱いで経済活動を再開させればいい、
との声も根強くありますが・・・
少なくとも高齢者等が守られる対策が講じられているとは思えず、
もし高齢者等への感染拡大となれば、医療崩壊を招き兼ねない状況なので、
結局は感染者数と死者数が減少し、ワクチンや治療薬が早期に完成すれば、
政府が経済活動停止や加速の方針を打ち出そうとも関係なく、
人々や企業のコロナを恐れた活動委縮も収まるのでしょうけどね。

そんな感じでコロナへの色んな見方があったり、あれこれ考えたところで、
現実に起きていることとしては、特に米国では政府主導ではなく、
感染者数が増加している37州の自治体、
その州に拠点のある企業が経済活動の停止を拡大中であり、
(日欧中にも同様の動きがチラついている)
米国の一部の州や新興国ではICU占有率が9割近くになっており、
医療崩壊も切迫しつつあるので(高齢者への感染リスクも拡大中)、
足元のマクロ指標が堅調であろうとも、先行き懸念が勝りつつあり、
政府(各国)と株式市場の景気への楽観&強気姿勢よりも、
FRBを始めとする各国中銀、IMF等の国際機関、
リアルな声でもある企業(特に業績見通し)、債券市場、
これらの景気への悲観&弱気姿勢が裏付けられつつあります。

さらに今秋の大統領選に向けて、トランプマンの支持率も低迷しており、
だからこそ支持率低下と株安と景気の2番底を阻止すべく、
所得減税、給付金第二弾、インフラ投資をぶち上げる可能性が高い一方、
支持率とコロナと足元の景気の厳しさから目を逸らすべく、
中国との喧嘩を再燃させたり、あえて米国内の分断を加速させたり、
北朝鮮や中東にちょっかいを出したりする可能性もあります。
(国内も本日の都知事選や安倍政権支持率の低迷も気掛かり)

ちなみに以上に関わる今週の注目イベントとしては以下の通りなので、
ヤマ場は中旬以降の企業決算シーズンという気もしますが、
今週の「国内」のヤマ場としては需給要素も強い8-10日と言えます。

 週を通して コロナ動向、国内外の経済指標、国内小売企業決算
 6日 連合の春闘最終集計結果、米6月ISM非製造業、
 7日 クオールズFRB副議長講演
 8日 ETF分配金捻出売り集中日(10日も)、金日成命日
 9日 ユニクロ決算&月次、竹内製作所決算、黒田日銀総裁挨拶
    新規失業保険、ウォルグリーンとデルタ航空の決算
10日 SQ、ETF分配金捻出売り集中日(8日も)、安川電決算
    政府が経済活動制限を一段階緩和見通し、EU財務相会合
中旬以降 国内外の企業決算シーズン開幕

ということで、明日を含む今週のスタンスとしては、
市場を取り巻く環境目線で判断するならば、
旬のコロナ感染者数増と経済活動再停止の流れが止まるまで、
もしくはトランプマン等の号砲で政策期待が一気に再燃するまで、
(国内のヤマ場である8-10日がきっかけとなるのかも注目)
短期も長期も慎重姿勢で動くべきですが、
シンプルに市場の動き目線で判断するにしても、
債券安、ドル安ながら円安(元高、新興国通貨高)、
原油高、資源高、金安(暴落ではない程度)、HY債高、
時期的に商いは期待出来ないながらも商い増での株高、
もしくは先々週高値超えの株高、VIX低下(せめて30割れ)、
というリスクオンへと転じるまでは、
短期の方は出来るだけ持ち越しを控え、その日限りの勝負に留め、
長期の方は、コロナが追い風&影響の少ない銘柄を拾うに留め、
出来るだけ新たな参戦は控えておきましょう。

新興市場は資金の集中しているテーマ株等の波乗りは自由ですが、
全体として足元では下落局面で商いが膨らむ下げゴリモードであり、
国内外共にリスクオフムードが高まることになると、
新興はリスク資産の最たるものとして過度に売られますので、
上昇局面で商いが膨らむ上げゴリモードに転じるまでは、
全体感として短期も長期も慎重に構えておきましょう。
特に足元で賑わっていたバイオ軍団、GMO軍団、IPO軍団、
米GAFAや米ハイテク株が崩れるのかどうかも見ておきましょう。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2020 不沈艦日記. all rights reserved.