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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
裏付けはさらに悪化
こんばんはです。

7月後半からの国内決算シーズンを前に(米決算は中旬から)、
本日は企業の景況感と業績見通しの目安となる日銀短観が発表され、
現状判断DI、先行きDI共に前回調査から大幅に悪化していた上に、
20年度の業績見通しも前回の増収小幅経常減益から悪化し、
減収2ケタ経常減益見通しとなっているので、
下期は回復するにしても、V字&ロケット回復には程遠い見通しであり、
各国の大規模な財政&金融政策効果も感じられません。

ちなみに日銀短観の想定為替レートは、
1ドル 通期107.87円 上期107.88円 下期107.86円
1ユーロ通期119.74円 上期119.74円 下期119.74円
なので、本日時点の為替水準から円高が進むことになると、
さらに業績見通しが削られることになります。

御存知の通り、景気に対して強気見通しなのは、
御都合色が強いながらも財政政策を決める立場である各国政治家、
大規模金融緩和でカネ余り状態の金融市場(特に株式市場)、
弱気見通しなのは、御都合色が比較的薄い中銀とIMF等の国際機関、
身銭を切っているリアルな声とも言える企業という構図ですから、
実体経済の真の姿を映しているのは、弱気見通し軍団だとは思うのですが、
どちらを信じるか信じないかはあなた次第です(笑)

昨夜に議会証言を行ったパウエルおじさんの悲観的な見通しは変わらず、
FRBのナンバー2でもあるNY連銀総裁は、
コロナ禍からの回復に何年もかかりまっせと言っており、
(ムニューチンおじさん(財務長官)は新たな政策を講じるとも)
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、
安全で有効なコロナワクチンが得られる保証はなく、
米国民が一丸となってコロナ対策をしないと、
第2波どころか感染者が2倍になるぞと警告しております。

てな感じで、景気見通しには両極端の見方がありますが(コロナ動向も)
「市場は常に正しい」から市場を信じると言う方は、
短期でも長期でも御自由にどうぞとしか言えませんが、
少なくとも株式市場の根幹は、短期的な需給要因はともかく、
中長期的には成長期待(今は政策期待も)と配当を含む業績なので、
先に述べた通り、裏付けが乏しい成長期待と需給環境だけでは、
現在の水準の株式市場で腰を据えて参戦しようとは全く思えず、
コロナが追い風の銘柄や影響が少ない銘柄に参戦するか、
価値ではなく価格変動に乗ると割り切って短期勝負に勤しむしかないです。

そしてこういった温度差を生んだそもそもの要因であるコロナについては、
先に述べたファウチ所長の見方を始め、米国の第2波懸念(欧州も)、
新興国は感染拡大中、中国や欧州の一部の都市での再ロックダウン、
国内でも東京を中心にジワジワと感染者数が増加しており、
ワクチンや治療薬が感染しないまま感染者が増加すると、
いくら経済活動を再開しても、人々や企業の活動は委縮するでしょうし、
下手をすれば各国政府が再び経済活動を停止する事態も有り得ます。
我らがガースー官房長官は、感染者数等の状況次第では、
再度の緊急事態宣言も有り得るとも言っております。

以上のような市場を取り巻く環境ですが、
現在の市場の動きとしても、最も楽観的な動きの株式市場ですらも、
昨夜の米株は商い減での反発、欧州株も薄商いでのマチマチ、
本日の日本株は薄商いで緊張感は無いものの反落しており、
足元の国内外の株式市場は売りが優勢の状況が継続と言えます。

株式市場以外の金融市場についても、
昨夜はリスクオンの動きではありましたが小幅なので、
債券高・金利低下、ドル高ながら円最強高・元安・新興国通貨安、
株安(VIX30超え)、HY債安、
という原油と資源を除くリスクオフの基調は崩れておらず、
今夜のADP雇用、ISM製造業、明日の米貿易収支、米製造業受注、
新規失業保険、そして米雇用統計といったマクロ指標、
コロナの感染者動向(特に米国)、各国の政策動向、
4日に演説を控えるトランプマンの政策や米中動向、
これらをきっかけにリスクオフが止まるのか、それとも加速するのか・・・

ETFの分配金捻出売り、配当再投資、公金猿軍団、米確定申告、
投機筋のポジ等、需給要因も入り混じっておりますが、
とにかく明日のスタンスとしては特に変更はなく、
昨日も書いた通りでおます(新興市場も)。

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