おはようございます。
週末の米株は大商いでの大幅反落、VIX上昇、日英欧株先物安、
原油安、金高、債券高・金利低下、ドル高、HY債続落、
と概ねゴリゴリスクオフで帰って来ておりますが、
ドル高ながら円最強高とはならず円安、銅を始め資源高、
というリスクオフになり切れてない動きも見られます。
これらの動きのきっかけ(口実)・背景としては、
世界経済の親亀である米国の第2波とも言えるコロナ感染者の急増、
それによるテキサス州、フロリダ州を始め、
自治体(州)主導の経済活動規制への逆戻り、
しかもトランプマンの経済活動再開に応じた自治体(州)を中心に、
こういった動きが出ているだけに(米企業も)、米大統領選に向けて、
市場にとっては都合の良いトランプマンの更なる支持率低下懸念も・・・
欧州でも仏で感染の再拡大、ポルトガルは首都での外出規制再開、
新興国では感染のピークアウトどころか拡大中、
中国でも局地的なクラスターが発生しており(日本はほんの少し程度)、
世界的にコロナによる人・物・カネの停滞懸念が蒸し返されつつあります。
さらに週末には米GDPの7割を占める消費関連指標において、
消費自体は伸びたものの所得の減少が見られ、
7月からは失業保険の給付も終わることでの消費低下懸念も台頭し、
(国内では30日でキャッシュレス還元終了(消費税の影響が拡大))
追い討ちのように実体経済の重石となる米中貿易戦争ネタも再燃、
さらにコロナの影響も少なく株式市場の牽引役でもあったGAFAを巡り、
米国内と欧州からの規制強化懸念も再燃中です(今さらネタですけどね)。
繰り返し書いている通り足元の実体経済は、
コロナによるリーマンショックどころか大恐慌以来、
もしくは過去最悪のダメージを負いながらも、各国政府の大規模財政出動、
各国中銀の過去最大の資金供給&金融緩和による下支え、
そして各国政府主導の経済活動再開の動きによって、
底打ちからV字回復するのでは?との期待と共に、
足元のマクロ指標でも数値自体は低調ながらも底打ちの結果も見られ、
金融市場、特に株式市場では、金融緩和によるカネ余り効果、
需給環境も追い風にバブルとも言える先走り状態となり、
トランプマンを始め各国政治家も同様に楽観・強気姿勢でしたが・・・
最近はIMF等の国際機関、FRBを始めとする各国中銀、
リアルな声と言える企業側からの悲観的な見通しの発表が続き、
現実として国内外共に約半数の企業が配当を含む業績見通しは非開示、
コロナ倒産も続いている一方で、金融市場と政策を決める政治家は、
楽観・強気見通しだったので、どっちが正解?状態ではありましたが、
少なくとも足元の実体経済と金融市場には温度差があったので、
どっちが正解なのかの議論は置いといて、温度差が埋まること自体は、
バブルを抑えるためにも正常な動きとも言えます。
とにかく現在の市場はリスクオフの動きであり、
市場を動かす口実というか取り巻く環境としても、
ワクチンや治療薬が無いままでのコロナの感染第2波懸念、
それによる人・物・カネの停滞&経済活動再停止懸念、
さらにトランプマンの支持率低下・大統領選敗退懸念、
だからこそ外敵を作ろうとすることでの米中対立激化懸念によって、
底打ち・回復期待もあった実体経済への更なる重石懸念が台頭中です。
(朝鮮半島、香港、中東、中印情勢、何気にブレグジットリスクも)
従って今週としては、旬の材料であるコロナの感染者数動向だけでなく、
ワクチンや治療薬を含めたコロナ動向、それに伴う経済活動の動向、
トランプマンの巨額なインフラ投資、所得減税、給付金第2弾を始め、
各国の追加財政政策動向、FRBを始め各国中銀の追加金融緩和策動向、
(30日にFRB議長と米財務長官の議会証言、4日にトランプ演説)
トランプマンの支持率動向(安倍政権の支持率低下と週末の都知事選も)
米中対立動向、GAFA規制動向、地政学リスク、
そして月初恒例の雇用統計を始めとする週を通しての特盛な米経済指標、
各国のPMI、日銀短観といった国内外のマクロ指標、
これらによって現在のリスクオフが止まるのか、加速するのか・・・
需給環境としては、投機筋のポジではドル高、原油安懸念はあり、
結局はドルと原油が鍵を握っている感もありますが、
一方で債券安、円安、株高の余地は大きい状況です。
(債券安が良いのか?債券バブル崩壊では?の議論は置いといて)
国内では日銀の忖度買いや配当再投資、自社株買いの下支えもありますが、
米国では7月からの失業保険給付切れ(ロビンフッター減少かもw)、
今週3日の金曜日は米独立記念日での米休場(5日は満月も)、
コロナで延期された確定申告期限(7月15日)も控えており、
そしてこの時期特有の規模のデカイETFの分配金捻出売りもあるので、
需給的にはリスクオフを後押しする状況と言えます。
ということで今週(明日)のスタンスとしては、
市場を取り巻く環境の動向も注視が必要なのはもちろんのこと、
現在は円安、資源高ながら債券高・金利低下、ドル高、
原油安(HY債も)、金高、商い増での株安、VIX上昇、
というリスクオフの動きが続いているので、
商い増での株高に転じるか、せめて先週高値を超えない限り、
短期勝負の方はその日限りの勝負に留め、
腰を据えて勝負する方は、新たな参戦は控えておきましょう。
新興市場については、先週後半から商い増での株安に転じているので、
先行性のある動きだったとも言えますが、海の向こうのGAFA規制とか、
そもそも世界的なリスクオフ色が強くなればなるほど、
新興市場はリスク資産の最たるものとして売られますので、
米国主導のリスクオフの動きが止まるまでは、
コロナ禍が追い風とか別世界という見方は置いといて、
IPOや資金の集中しているテーマ株以外は慎重に構えておきましょう。
個人的にも最近の米国でのロビンフッターを巡る報道とか、
我が国でのかつてのライブドアフィーバを彷彿とさせる空気は、
嫌な予感と危うさを感じるばかりです。
まぁ経験則と言う名の精神論に近いと言えばそれまでですけどね。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。

週末の米株は大商いでの大幅反落、VIX上昇、日英欧株先物安、
原油安、金高、債券高・金利低下、ドル高、HY債続落、
と概ねゴリゴリスクオフで帰って来ておりますが、
ドル高ながら円最強高とはならず円安、銅を始め資源高、
というリスクオフになり切れてない動きも見られます。
これらの動きのきっかけ(口実)・背景としては、
世界経済の親亀である米国の第2波とも言えるコロナ感染者の急増、
それによるテキサス州、フロリダ州を始め、
自治体(州)主導の経済活動規制への逆戻り、
しかもトランプマンの経済活動再開に応じた自治体(州)を中心に、
こういった動きが出ているだけに(米企業も)、米大統領選に向けて、
市場にとっては都合の良いトランプマンの更なる支持率低下懸念も・・・
欧州でも仏で感染の再拡大、ポルトガルは首都での外出規制再開、
新興国では感染のピークアウトどころか拡大中、
中国でも局地的なクラスターが発生しており(日本はほんの少し程度)、
世界的にコロナによる人・物・カネの停滞懸念が蒸し返されつつあります。
さらに週末には米GDPの7割を占める消費関連指標において、
消費自体は伸びたものの所得の減少が見られ、
7月からは失業保険の給付も終わることでの消費低下懸念も台頭し、
(国内では30日でキャッシュレス還元終了(消費税の影響が拡大))
追い討ちのように実体経済の重石となる米中貿易戦争ネタも再燃、
さらにコロナの影響も少なく株式市場の牽引役でもあったGAFAを巡り、
米国内と欧州からの規制強化懸念も再燃中です(今さらネタですけどね)。
繰り返し書いている通り足元の実体経済は、
コロナによるリーマンショックどころか大恐慌以来、
もしくは過去最悪のダメージを負いながらも、各国政府の大規模財政出動、
各国中銀の過去最大の資金供給&金融緩和による下支え、
そして各国政府主導の経済活動再開の動きによって、
底打ちからV字回復するのでは?との期待と共に、
足元のマクロ指標でも数値自体は低調ながらも底打ちの結果も見られ、
金融市場、特に株式市場では、金融緩和によるカネ余り効果、
需給環境も追い風にバブルとも言える先走り状態となり、
トランプマンを始め各国政治家も同様に楽観・強気姿勢でしたが・・・
最近はIMF等の国際機関、FRBを始めとする各国中銀、
リアルな声と言える企業側からの悲観的な見通しの発表が続き、
現実として国内外共に約半数の企業が配当を含む業績見通しは非開示、
コロナ倒産も続いている一方で、金融市場と政策を決める政治家は、
楽観・強気見通しだったので、どっちが正解?状態ではありましたが、
少なくとも足元の実体経済と金融市場には温度差があったので、
どっちが正解なのかの議論は置いといて、温度差が埋まること自体は、
バブルを抑えるためにも正常な動きとも言えます。
とにかく現在の市場はリスクオフの動きであり、
市場を動かす口実というか取り巻く環境としても、
ワクチンや治療薬が無いままでのコロナの感染第2波懸念、
それによる人・物・カネの停滞&経済活動再停止懸念、
さらにトランプマンの支持率低下・大統領選敗退懸念、
だからこそ外敵を作ろうとすることでの米中対立激化懸念によって、
底打ち・回復期待もあった実体経済への更なる重石懸念が台頭中です。
(朝鮮半島、香港、中東、中印情勢、何気にブレグジットリスクも)
従って今週としては、旬の材料であるコロナの感染者数動向だけでなく、
ワクチンや治療薬を含めたコロナ動向、それに伴う経済活動の動向、
トランプマンの巨額なインフラ投資、所得減税、給付金第2弾を始め、
各国の追加財政政策動向、FRBを始め各国中銀の追加金融緩和策動向、
(30日にFRB議長と米財務長官の議会証言、4日にトランプ演説)
トランプマンの支持率動向(安倍政権の支持率低下と週末の都知事選も)
米中対立動向、GAFA規制動向、地政学リスク、
そして月初恒例の雇用統計を始めとする週を通しての特盛な米経済指標、
各国のPMI、日銀短観といった国内外のマクロ指標、
これらによって現在のリスクオフが止まるのか、加速するのか・・・
需給環境としては、投機筋のポジではドル高、原油安懸念はあり、
結局はドルと原油が鍵を握っている感もありますが、
一方で債券安、円安、株高の余地は大きい状況です。
(債券安が良いのか?債券バブル崩壊では?の議論は置いといて)
国内では日銀の忖度買いや配当再投資、自社株買いの下支えもありますが、
米国では7月からの失業保険給付切れ(ロビンフッター減少かもw)、
今週3日の金曜日は米独立記念日での米休場(5日は満月も)、
コロナで延期された確定申告期限(7月15日)も控えており、
そしてこの時期特有の規模のデカイETFの分配金捻出売りもあるので、
需給的にはリスクオフを後押しする状況と言えます。
ということで今週(明日)のスタンスとしては、
市場を取り巻く環境の動向も注視が必要なのはもちろんのこと、
現在は円安、資源高ながら債券高・金利低下、ドル高、
原油安(HY債も)、金高、商い増での株安、VIX上昇、
というリスクオフの動きが続いているので、
商い増での株高に転じるか、せめて先週高値を超えない限り、
短期勝負の方はその日限りの勝負に留め、
腰を据えて勝負する方は、新たな参戦は控えておきましょう。
新興市場については、先週後半から商い増での株安に転じているので、
先行性のある動きだったとも言えますが、海の向こうのGAFA規制とか、
そもそも世界的なリスクオフ色が強くなればなるほど、
新興市場はリスク資産の最たるものとして売られますので、
米国主導のリスクオフの動きが止まるまでは、
コロナ禍が追い風とか別世界という見方は置いといて、
IPOや資金の集中しているテーマ株以外は慎重に構えておきましょう。
個人的にも最近の米国でのロビンフッターを巡る報道とか、
我が国でのかつてのライブドアフィーバを彷彿とさせる空気は、
嫌な予感と危うさを感じるばかりです。
まぁ経験則と言う名の精神論に近いと言えばそれまでですけどね。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック URL
| ホーム |