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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
温度差に震えながら
こんばんはです。

6月末でキャッシュレス決済のポイント還元が終了する上に、
国会も閉幕したことで、消費税引下げの可能性も無くなりましたので、
我が国の実体経済(国内消費)は大丈夫なのでしょうか・・・

御存知の通り、コロナ禍前の10-12月期GDPは、
消費税引上げの影響だけでコロナ禍の米欧諸国に匹敵する
前期比年率7.1%減だった上に1-3月期も前期比年率2.2%減、
4-6月期は10%減とも言われており、8カ月間で約20%減・・・

足元では日銀の大規模な金融緩和政策に加え、
政府も自称空前絶後の給付金を含む財政出動に動き、
経済活動も再開しつつありますが、渡航規制の全面解除には程遠く、
インバウンドも元通りとなるには時間を要すでしょうから、
足元でリベンジ消費とか、小売企業の月次が盛り返していようとも、
中期的には国内消費が元通りになるのかという疑念は消えません・・・

しかも昨日発表された製造業PMIは、
先進国の中で我が国が突出して低迷しており、
工作機械受注を始め他の製造業関連指標も戻りは鈍いですから、
繰り返しますけど、内外需共に我が国の実体経済は大丈夫なのか・・・

さらに足元ではジワジワと円高が進行しており、
外需企業の想定為替レートは1ドル105-108円近辺が多く、
(日銀短観の想定為替レートは1ドル107.98円)
1ドル104円台にカチ込むことになれば、
ただでさえ約半数の企業が今期業績見通しを非開示にしているのに、
開示している外需企業の業績見通しすらも怪しくなります。

いやはや、せめて消費税は何とかならんのか・・・
国内景気は大丈夫なのか・・・と思うばかりなのですが、
金融市場(特に株式市場)においては、
我が国を始め各国の大規模な金融&財政政策への期待(効果)、
経済活動再開の動きへの期待によって、
リーマンショック以上のダメージを負った実体経済は底打ち、織り込み済、
V字回復、ロケット回復との見方が蔓延し、
なにより金融市場においては、大規模な金融緩和によるカネ余り効果、
足元のガスの溜まってない需給環境によって(原油とドルは除く)、
実体経済と市場は別物、コロナバブルという見方も蔓延しているので、
金融市場(特に株式市場)と実体経済の温度差を感じる日々が継続中です。
(先日も書いた通り、ライブドアフィーバーの頃と雰囲気が似てます)

そもそもの始まりであるコロナ動向についても、
独ではロックダウンリターンズな都市が出て来たり、
米国や中国では第2波のような感染再拡大も見られ、
新興国では感染拡大がピークアウトすらしておらず、
未だにワクチンや治療薬も完成してないので、
各国が経済活動停止に踏み切らず、コロナと付き合う決断をしたとしても、
人々の感染への恐怖心や企業の感染リスクが払拭されないことには、
経済活動は元通りにならないですからね・・・

おまけに実体経済の重石となる米中貿易戦争が蒸し返されていたり、
米大統領選に向けたトランプマンの支持率低下(安倍政権も)、
朝鮮半島、中印、香港、中東の地政学リスクも燻ったままです。

以上の通りなので、足元の金融市場で立ち回るには、
実体経済との温度差に震えながらも、
これら払拭されてないリスクも承知の上で割り切って立ち回るか、
シンプルに市場の動きだけで判断して動くしかないです。

ちなみに現在の市場の動きとしては、
昨夜の米株は商い増での株高となったものの(VIXは30超えのまま)、
欧州株は薄商い(現在の欧州株は大幅反落)、
本日の日本株も薄商いでの反落(マザは商い減での反発)となり、
株式市場は腰の据わった本気の買いは見られず、
かといって緊張感もないのですが、
株式市場以外は債券高・金利低下、ドル高ながら円最強高、
原油安、資源安、金上昇とリスクオフの動きとなっております。

ということで明日のスタンスとしては、基本的に変わりはないですが、
薄商いでの株安とかリスクオフも加速しなければ、
単なる一服、押し目と判断してもいいのですが、
商いを伴う株安(VIX30以上超え)、原油安、債券高、
ドル高ながら円最強高というリスクオフの動きが加速するのであれば、
まずは商いを伴う株高へ転じるまでは、
短期勝負も腰を据えての勝負も慎重姿勢に切り替えましょう。
(新興市場も同様の判断で動けばいいでしょう)

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