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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
リスクオフ風味な週末を経ての今週
おはようございます。

週末時点での金融市場の動きを見ると、
米英欧株はMSQによる嵩増しの大商いではありますが、
米株はナスが横ばいながら下落(VIXは35.12まで上昇)、
引け後にはCFDがさらに売られており、
英欧株は現物反発して終えたものの先物は下落(中国株も)、
日経、TOPIX、マザーズの各先物も下落して帰って来ております。

商品は原油、銅、穀物が上昇して終えたものの、他の資源はマチマチ、
安全資産の金は反発し、高値圏が視野に入っております。

債券と為替は、日米英欧共に債券高・金利低下、
ドル高ながら円最強高、欧州通貨安、元安、新興国通貨安なので、
リスクオフの動きと言えます。

以上の通り、原油と銅は踏ん張ったものの株式、債券、為替を始め、
金融市場全体としては概ねリスクオフの動きなので(HY債も反落)、
(ほんまに危ないのは米トリプル安ですけどね)
米欧MSQがきっかけとなった需給的な動きに過ぎないのか、
さらに原油が月に一度の節目でもある22日をきっかけに、
リスクオフの動きを加速させるのか・・・

言っても、大恐慌以来の落ち込みとなっている実体経済(米中対立含む)、
再び実体経済の重石となり兼ねないコロナの感染第2波懸念、
米大統領選動向(安倍政権支持率も)、朝鮮半島や中印や香港の情勢、
といった地政学リスク、これらのリスクが改めて意識(口実と)されると、
足元では株高を始めリスクオン基調を維持していただけに、
リスクオフが加速する可能性はあるのですが、
如何せん世界的な過去最大級の金融緩和状態と各国の財政出動もあり、
それらによって織り込み済み&V字回復期待と言う名のもとに、
3月以降はシカト状態だったのも事実ではあります。

そして足元の投機筋の需給環境を見ても、
原油安、ドル高の余地が大きいキナ臭さがある一方、
株高、債券安、円安余地が大きい状況な上に、
国内では日銀や公金の忖度買い、自社株買い、
支払いが本格化する配当金支払いの再投資による下支えもあるので、
単なる一服、一時的なリスクオフで終わる可能性もありますが・・・
先に述べた各リスクが改めて意識されると共に、
原油安、ドル高(円最強高)が加速することになければ、
商いを伴った株安を含むゴリゴリリスクオフとなりそうです。

ちなみに週末に講演行ったパウエルFRB議長は、
相変わらず悲観的な景気見通しを示し、
FRB副議長や連銀総裁らも同様の見通しを示しており、
足元で回復も見られるマクロ指標に対して冷や水を浴びせると共に、
トランプマンに対して更なる財政出動を訴えているようにも見えます。
(FRB自身もあらゆる手段を講じるとも言ってます)

欧州ではEU首脳会議において、コロナ復興基金が物別れに終わり、
財政政策期待が剥げ落ちてもおかしくないと言えます。

コロナの感染動向についても、
米国内では特に6州での第2波のような感染者増が起きていると共に、
アップルが店舗を閉鎖したりと、経済活動の一部停止の兆しもあり、
中国や欧州も同様、新興国に至ってはピークアウトすらしておらず、
さらに朝鮮半島と中印の騒動、香港騒動も続いており、
ついでにコロナ対策への不信感なのか、暴露本の影響なのか、
黒人暴動対応への影響なのか、トランプマンの支持率も低下中であり、
安倍政権の支持率も低下中と各地政学リスクも燻っております。

今週のこれらリスクに関わるイベントとしても、
日々のコロナ感染動向や米大統領選動向、米中対立動向、
朝鮮半島や中印情勢といった地政学リスク動向も重要ですが、
22日の米中古住宅販売、23日の各国PMI、25日の米GDP、
26日の米消費支出等のマクロ指標に対して、
冷や水を浴びせかねない24日のIMF世界経済見通し、
25日のFRBのストレステスト結果公表は注目であり、
他のイベントや節目としても、22日の原油の月に一度の最終売買日、
(コロナショック時にマイナス価格を付けたこともあったのでね)
23日のボルトン暴露本発売日、25日は朝鮮戦争勃発から70年、
25-27日は中華圏の端午節、26日は四季報発売、
といったところなので、週を通して満遍なくイベントが続くと言えます。
(今週は株主総会集中ウィーク、ピークは25-26日)

ということで、市場は需給要因のみの一時的な動きに過ぎないのか、
先に述べた各リスクの噴出と共に原油安も含むリスクオフが加速するのか、
とにかく週末は原油、銅以外はリスクオフの動きで終えているので、
もし明日以降、薄商いでの株安とかリスクオフも加速しなければ、
スタンスとしては特に変更はないですが、
商いを伴う株安を含むリスクオフの動きが加速するのであれば、
まずは商いを伴う株高へ転じるまでは、
短期勝負も腰を据えての勝負も慎重姿勢に切り替えましょう。

新興市場についても同様ですが、リスクオフ色が強くなれば、
リスク資産の最たるものとして過度に売れらることになりますし、
今週はIPO4社が控えていることもあり、
それに向けて資金が抜ける可能性もありますので、
主力大型株以上に気を付けて動きましょう。

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コメント

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マルリン | URL | 2020-06-21-Sun 17:03 [編集]
わたしには、少し難しいですが、参考になりました。ありがとうございました。
マルリンさんへ
マーケット番長 | URL | 2020-06-21-Sun 18:21 [編集]
> わたしには、少し難しいですが、参考になりました。ありがとうございました。

ありがとうございます。

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