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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
温度差縮小となるか・・・
こんばんはです。

昨夜のパパパパパウエルナイトでは、
イールドカーブコントロールの導入は無かったものの、
現行ペースのドーピング注入(債券購入)は継続し、
2022年まで翌日物金利をゼロ近辺に維持しまっせと・・・

まさかの2022年までには驚くばかりですが、
失業率見通しも年末時点で9.3%、21年末で6.5%、
22年末でも5.5%と見ており(今年の米GDPは6.5%減)、
米景気はL字回復とは言いませんが、U字回復と言わんばかりです。

OECDや世界銀行、IMFの見通しもそれに近いのですが、
トランプマンはV字を超えたロケット回復やと言っており、
子分のクドローNEC委員長も景気後退から転換と言っているので、
果たしてどっちが正しいのか・・・(私は前者と同じ見方ですけどね)

コロナ禍前までを振り返ると、意外とトランプマンの方が、
景気の見通しが正しいことが多かったのですが、
今年は大統領選を控えている上に足元で支持率が低下しているだけに、
かなり自己都合な選挙バイアスが掛かっている可能性もありますからね。

足元の市場の動き(見方)としては、
見ての通りトランプマンの見方を支持するような株高が続いてましたが、
一昨日と昨夜の米株は商い減少ながらもマチマチの動きが続き、
日本株も夜間に先物が下げて、日本時間で戻すギッコンバッタンが続き、
ドーピングが注入された牛ばかりではなく熊の気配も窺えましたが、
ついに本日の日本時間に入ってから、米株先物が下げ幅を拡大し、
それと共に日本株は後場から商いを伴った大幅安となり、
引け後も日米株先物は下げ幅を拡大、欧州株も大幅安、VIX30超えと、
熊の大群がドーピング牛を押し返して進軍しております。
原油も軟調な動きになりつつあり、銅を始め資源も売られており、
昨夜のHY債は反落、一方で安全資産の金は上昇しており、
株を始めリスク資産は熊の襲撃を受けております。

株式市場よりも先行していたとも言える債券市場と為替市場は、
債券高・金利低下がさらに進む一方、
昨夜は米短期債安(短期金利上昇)と南欧債券安(長期金利上昇)、
円最強高・ドル安ながら人民元安、新興国通貨安となっているので、
株や原油・資源も含めた金融市場全体の動きとしても、
カネ余りによる金利低下(債券高)での適温相場ではなく、
債券買い、株・リスク資産売りが主導するベタなリスクオフの動きです。

3月以降、実体経済と市場(特に株式市場)の温度差が指摘されながらも、
過去最大の世界的な金融緩和政策と大規模な各国の財政出動が、
コロナ禍による実体経済のダメージを和らげるどころか、
完治させてさらにパワーアップさせることすらも期待したかのように、
株式市場が買われ、コロナ禍前の水準が視野に入る指数や銘柄、
中には超える指数や銘柄も出て来るくらいのバブル・・・
失礼、堅調ぶりだったので、昨夜のFOMCをきっかけに、
実体経済との風邪を引きそうな温度差を埋める方向へと傾き、
2番底を探る展開にとなってもなんら不思議ではないのですが・・・

先にも述べた通り、債券高・金利低下が進むと、
適温相場だと言い出す可能性も十分に有り得えますし、
足元の需給環境も原油とドル以外はリスクオンの余地が大きいので、
ただの一服・押し目で終わる可能性もあります。
ちなみに明日は我が国のMSQ、来週末は米欧MSQという需給イベント、
さらに来週には黒田薬局会合、パウエルおじさんの議会証言もあるので、
まさか明日で熊の進軍が終わる可能性は低いと思いますが、
黒い巨砲がぶっ放されたり、パウエルおじさんについても、
FOMC後に激怒したトランプマンからの脅しに屈して、
手の平を返す景気見通しを発表するようであれば、
押し目は1週間ほどで終わる可能性も否定はできないです(笑)
もしトランプマンに愛想を尽かし、株式市場に冷やし玉を喰らわして、
支持率の低下も目論んでいるならば、深い2番底も有り得ますけど、
それは妄想レベルの話に過ぎないですからね・・・

とにかく実体経済と市場の温度差を縮小する熊の進軍が、
どこの水準まで、どれだけの時間を要するのか未知数ですが、
少なくとも本日は商いを伴った株安には転じているので、
商いを伴った株高へ転じるか、セリクラのような下げになるまでは、
短期勝負の方はその日限りの勝負に留めておきましょう。
腰を据えて参戦する方は、コロナ禍が追い風&影響の少ない銘柄、
悪いなりにも業績見通しを発表している銘柄であろうとも、
新たな参戦には慎重に構えておきましょう。
それ以外の銘柄は引き続き、参戦すべき時期でも水準でもないので、
2番底を待つか、せめて押し目を待つくらいに構えておきましょう。

新興市場についても、本日は商いを増加させての下げとなりましたので、
主力大型株と同様のスタンスで動けばいいのですが、
いつも書いている通り、国内外共にリスクオフとなれば、
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られますので、
海の向こうでハイテク・グロース株買いが続かない限り
新興市場は別世界だという見方は控えめにしておきましょう。

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コメント

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| | 2020-06-12-Fri 06:01 [編集]
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みずほ | URL | 2020-06-12-Fri 13:48 [編集]
ウォール街にまとまった熊の襲来がありましたネ。
こちらでは先週、山から下りてきた?熊目撃のニュースが続いていました。まさかのお告げでしたかw
パウエル議長のせいにされている?のか、クドロー委員長が「明るさが足りない」と苦言を宣わったとか。
セルインじゅ〜ん、ありそうです。来週、目が離せません。
鍵コメントさんへ
マーケット番長 | URL | 2020-06-12-Fri 22:21 [編集]
投資は結果が全てなので、
手法は何であろうとも結果が出ているのであればいいことです。

ラテンは確かに歌詞と曲調の落差も然り、
なんでそこで踊るんやと思うことも多いですが、
投資目線でラテンの国を見ていると、
頷ける部分は多分にありますw
そういう意味でも人々自体は、
明るくて幸せなのかも知れないですけどね。
みずほさんへ
マーケット番長 | URL | 2020-06-12-Fri 22:26 [編集]
> ウォール街にまとまった熊の襲来がありましたネ。
> こちらでは先週、山から下りてきた?熊目撃のニュースが続いていました。まさかのお告げでしたかw
> パウエル議長のせいにされている?のか、クドロー委員長が「明るさが足りない」と苦言を宣わったとか。
> セルインじゅ〜ん、ありそうです。来週、目が離せません。

熊の大群が一日で引っ込みそうな雰囲気も漂っておりますが、
遅かれ早かれ実体経済との温度差は縮小されるとは思いますけどね。
蛍の季節にセルインじゅーんがあるのか注目ですw
みずほさんへ
マーケット番長 | URL | 2020-06-13-Sat 09:58 [編集]
> そういえば目撃された熊のうち一頭は子熊でした。パンチ不足でしたかw

あれま、そうでしたかw

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