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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
警戒を怠らず
おはようございます。

週末の株式市場は米中対立激化と言われながらも、
実体経済との温度差が乖離していようとも、
米株は上昇(ダウは横ばい)、VIXは低下(28.16)
英欧株は現物が軟調ながら先物は上昇、中国先物、新興国株も同様であり、
日経平均先物も週末の現物比では約200円高で帰って来ており、
株式市場のお気楽ぶりは継続しております(HY債も反発)。

一方、原油は反落、銅・資源は大幅続落、穀物はマチマチ、金は反発、
債券市場は米英欧日・新興国共に債券高(金利低下)、
為替市場はドル高ながら円高、ユーロ安、人民元安、新興国通貨安となり、
株式市場以外は警戒モードの動きで終えております。

債券市場については、リスクオフの債券高ではなく、
世界的な大規模金融緩和効果の動きと言えなくもないのですが、
債券市場は昨年に話題となった逆イールド現象を始め、
コロナ禍を先取り(予想)してたとまでは言いませんが、
貿易戦争や実体経済等を鑑みてなのか先行して動いていたのは事実であり、
足元の為替市場、原油、資源の警戒感の漂う動きも含めると、
相変わらず株式市場のお気楽ぶりが際立っております。

そもそも日欧株は4月から本気買いとは思えない薄商いが続いており、
ついに米株も商いの減少傾向が進んでいるので(英株・新興国株も)、
週末の中国株と香港株の大きな崩れや原油・資源の軟調な動きも含めると、
世界的にも株式市場の息切れ感は漂っております。

ただし足元の仮需面を見ると、債券安、ドル高(円安、その他通貨安)、
原油安、株高となる余地が大きい状況ですので(金はどちらとも)、
株式市場だけのお気楽ぶりが続いてもおかしくないとも言えますが、
ありがちなドルと原油がよからぬ引き金になりそうな状況とも言えます。

そして耳潰れゴリラな私が耳タコのようにいつも書いている通り、
肝心の実体経済はリーマンショック級どころではなく、
大恐慌以来の甚大なダメージを負っており、
足元では先進国を中心としたコロナの感染拡大ピークアウトの兆しと共に、
経済活動再開の動きが出ていることで、
一部のマクロ指標においてもやや回復傾向は見られますが、
あくまで単月の動きに過ぎず、数値自体がドイヒーなことにも変わりなく、
経済活動自体も元通りになったわけでもなく、
国家間の渡航規制も継続していたりする上に、
米中対立激化という火に油な事態も起きているので、
実体経済のダメージは現在も拡大中と言えます。

株価の根幹である企業業績にもついても概ね同様な上に、
配当を含む業績見通しすらも開示してない企業が多く、
足元では力が尽きたように倒産件数の増加が加速中であり、
当然ながら世界的にも記録的な失業者となっており、
感染拡大とは時間差でさらに悪化してもおかしくない状況です。

これまた耳タコのように書いている通り、今回のコロナショックは、
リーマンショックの様な金融不安から始まったのではなく、
感染拡大→実体経済悪化(需要の喪失)→金融市場悪化
というリアルな流れであり、現在もダメージは拡大中ですから、
いくら大規模な金融&財政政策が打たれていようとも、
失業率を始めマクロ指標の改善や企業業績の回復(倒産減少も)が、
継続しないことには、政策が十分なのかも不明な状況です。

そもそも各国政府が経済活動再開の号砲を鳴らそうとも、
肝心の感染拡大については、先進国にピークアウトの兆しはあれど、
新興国では感染拡大が続いており(冬を迎える南半球はこれから?)、
ワクチンや薬が完成して世界中に普及することで、
人々や企業の感染へのリスクや恐怖が払拭されないこちには、
マインドも経済活動も回復しないでしょうから、
実体経済の回復には相当な時間を要するとしか思えないです。
しかも何とか持ち堪えていた企業の倒産に歯止めが掛からなければ、
金融機関にも火の手が及ぶことになり、金融不安も招き兼ねないです。

そして日本に至っては、感染拡大が軽微というミラクルは起きたものの、
実体経済のダメージは消費税増税の影響だけで、
昨年末時点で現時点での世界のダメージと肩を並べているので、
コロナの影響も加えると、海の向こう以上のダメージの可能性もあります。
にも関わらず、感染拡大のピークアウト傾向と緊急事態宣言解除、
これらのドサクサに紛れてというか乗じてなのか、
消費税はそのまま、財政出動も追加策が出ているものの、
真水部分の規模は渋チンのままですからね・・・

ということで、足元のマクロ・ミクロ両面での実体経済(米中対立も)、
金融市場での債券、為替、原油、資源の動きを見ると、
いくら先進国の感染拡大ピークアウトと経済活動再開傾向、
各国の金融&財政政策、特に金融政策によるカネ余りを含む需給環境
というポジティブ面はあれど、新たな米中対立激化も含めると、
株式市場の商いを伴わない際立ったお気楽ぶりは、
水準面としても期待のみで実体経済の裏付けはほとんど無く、
時間軸としても先取っているとの見方には無理があり、
株高が長続きするとは到底思えない状況です。

果たしてセルインメイ?それともセルイン田中邦衛(じゅーん)?
(念のためですが、田中邦衛ネタは当方がオリジナルですw)
どちらになるのかはわかりまへんけど、少なくとも株高は長続きせず、
何かをきっかけにいつハシゴが外れてもおかしくない状況ですから、
懲りずに2番底が来ると見ております。
(今週のきっかけ候補イベントについては前日の記事を御参照下さい)

従って明日以降のスタンスとしては、特に変わりまへんけど、
コロナの影響が少ないとか追い風になる銘柄、
悪いなりにも今期見通しを開示している銘柄の打診参戦以外は、
腰を据えての新たな参戦は控えておきましょう。
市場では金融政策によるカネ余りで金融市場と実体経済は別物だとか
底打ち、織り込み済み、V字回復、持たざるリスクなどなど、
いつか見た光景のような楽観的な解釈も蔓延してますが、
少数派であろうと気にせず、焦らずに構えておきましょう。

短期勝負の方については、先に述べた通りの状況を承知の上で、
商いを伴った株安が継続するまでというシンプルな判断で、
ゴリゴリと旺盛に勝負するのは大いに結構なことではありますが、
出来るだけその日限りの勝負に留めるのが無難でおます。

新興市場については、コロナ前水準を超えると共に商いも伴っており、
上昇局面で商い増、下落局面で商い減という上げゴリモードなので、
これまた商いを伴った株安が継続するまでは、
というシンプルな判断でいいのですが、
週末はやや商い伴った株安だったので、明日も継続するのか要注意です。
スター銘柄軍団の崩れが起きるのかどうかも重要ですが、
最近は外人さんも多いので中国株、原油、ドルの動きも見ておきましょう。

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