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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
風邪を引いて肺炎になりそうな温度差のまま
こんばんはです。

昨夜の米新規失業保険申請件数は415万人となり、
過去5週間で米労働人口の16.2%となる2650万人・・・
リーマンショックどころか大恐慌時代も超えているのですが、
昨夜の金融市場では新規失業保険に対する悲鳴は上がらず、
さらにドイヒーな他のマクロ指標や米企業決算にも悲鳴は上がらず、
ギリアドの治験がうまくいってないとの報道の方に反応しております。

何やら米国はただでさえ法的にクビを切り易い国だったのに、
コロナ対策の一環で企業がさらにクビを切り易くなった上に、
給付金が増額したせいで、従業員としても解雇された方が得な人が増えた、
という特殊な事情があるとかで、市場の反応が鈍いとの見方もありますが、
(日本でも失業保険を貰うために形式的に解雇する例が増加中)
だとすると、感染リスクを負ってまで再就職するよりも、
感染が収束するまで、もしくは失業保険等の給付が続くまで、
働かないでおこうとする人が増えるでしょうから、
ますます経済活動再開に応じる人達は減ると思うのですが?

企業側としても、下手に活動を再開させたことが原因で、
従業員が感染するようなことになれば、活動停止だけで済めばいいけど、
死亡したり、噂される後遺症が残るようなことになれば、
訴訟に発展してもおかしくないですからね。

ただでさえ米国はミズーリ州が中国を訴えるような訴訟大国なのですから、
余程の感染対策をするか、コロナ自体が収束するまでは、
企業活動がフル稼働に戻ることはないでしょう。
もちろん米国に限った話ではなく、日英欧、新興国も概ね同様ですし、
経済活動再開と言っている人命・人権軽視の独裁国家中国ですらも、
企業活動がフル稼働には程遠い状況みたいですからね・・・

以上の通り、治験のよろしくない結果等を始め、
コロナ禍の悪化には敏感に反応する状況にも関わらず・・・
感染リスクを負う経済活動再開に応じる人達と企業が、
果たしてどれほどいるのか怪しいにも関わらず・・・
経済活動再開に向けた動きを好感と言うのはよくわかりまへん。

そもそもリーマンショックどころではない実体経済の悪化状況は、
国内外共に変わりはなく、本日発表された国内企業決算についても、
終わった期のドイヒーな着地&今期見通し非開示の続出、
さらに決算発表自体を延期する企業が続出しており、
今期PER(EPS)もPBRもへったくれもない状況にも関わらず、
本日の株式市場(日本株)は反落したものの薄商いなので、
本気で悲鳴を上げている感はなく、一服という程度でおます。
新興市場に至っては、アンジェスの売買代金が半分弱を占めたことで、
アテにならないとも言えますが、商いを伴って上昇しております。
新興はコロナ禍が追い風や変則決算の企業も多いと言う面もありますけどね。

っつうか新興市場はともかく、本日の商いは2.07兆円、
後場は1.3兆円弱しかなかったところに、
黒田薬局が1200億円のETF爆買いを行っていたのであれば、
もはやただの官製相場を超えて日本人民共和国状態ですし、
それでも下げてしまう日本株は大丈夫なのかっちゅう話です・・・

なにやら来週の黒田薬局会合(日銀金融政策決定会合)では、
FRBに追随して社債やジャンク債の買入枠拡大を決めるとの話もあり、
ジャンク債はともかく社債の買入については、
現在のコロナ禍に見合った政策だとは思うだけに、
必要なのか疑問しかないETF爆買いを続けるよりも、
そっちに資金を向けた方がいいのではと思うばかりです。

ちなみに昨夜の米株も先に述べた新規失業保険を始め、
ドイヒーなマクロ指標、インテルを始め低調な企業決算が続いており、
さらにギリアドの悲観的な治験ネタで心理は冷えたものの、
商いはチョイ増程度、ダウと輸送株は上昇していたりと
本気で悲鳴を上げている感はないです。

以上の通り、本日時点でも実体経済と金融市場というか、
実体経済と株式市場「だけ」の間には、
コロナに罹患する前に風邪を引いて肺炎になりそうな温度差があり、
このままの温度差が続くどころか拡大するように株高が続くのであれば、
かつてない実体を全く伴わない質の悪いバブルだと思うばかりです。
ただし週初からの動きを見ると、
株式市場の方から温度差を埋める動きが続いていると見てますけど・・・

とりあえず本日は週末なので、今夜の海の向こうを見極めた上で、
改めて来週の見通しを週末の記事で書きます。

自粛生活の続く日々ですが、良い週末をお過ごしください。

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