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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
構図は変わらぬ中で
おはようございます。

週末の米株、英欧株、新興国株は上昇して終えており、
先行して上げていた日経平均先物は、週末の現物比では300円安ながら、
やや戻して終えているので、相変わらず株式市場はお気楽でおます。
(VIX指数は未だ高水準ながらも40割れの38.15)

FRBがバランスシートを史上最大規模にまで膨らませ、
各国中銀も大規模な金融緩和や協調的なドル供給にも動いているので、
足元の債券高・金利低下をリスク回避ではなく金融緩和効果と解釈して、
株高を正当化することも出来なくはないのですが(HY債も堅調)、
南欧、新興国は債券安・金利上昇傾向であり(やや日本も)、
週末のドルは一服したものの高値圏に留まっており、
米株と共にリスク資産の代表である原油は、金融緩和や減産効果よりも、
需要の喪失が深刻と言える大幅安(18年ぶりの安値)
銅や他の資源も週末は反発したものの戻りは鈍く、穀物安も継続しており、
(銀、白金、パラジウム、アルミ、小麦は除く)
需要の回復とは言えず、解釈が難しくなっている安全資産の金は、
週末に大幅安で引けたものの、未だ高値圏ではあります。

ちなみに足元の投機面での需給環境を見ると、
株高、債券安、ドル高(円安、ユーロ安)となる余地が大きいものの、
原油安、資源安は継続する余地が大きい状況です。

足元の実体経済については、もはや聞き飽きたでしょうけど、
「過去最悪&最大」「史上初」「歴史的」「リーマンショック以上」
「十数年ぶり」「大恐慌以来」等のキャッチフレーズと共に、
ドイヒー過ぎる国内外のマクロ指標の発表が続いており、
週末も米CB景気先行指数が過去最大の落ち込みとなっております。
発表が本格化している海の向こうの企業決算も、
日用品、医薬品、コロナ禍が追い風の企業以外は、
大幅減益の着地と見通しは非開示が当たり前、発表延期も多く、
(今週から注目の米企業決算発表の特盛状態が続く)
今週から本格化する国内企業決算も同様どころか、
消費税増税という重石もあるだけに、より深刻な可能性もあります。
足元では国内外共にコロナ関連倒産も連日のように増え続けており、
上場企業の倒産や金融機関への影響は大丈夫かいなという状況です。
(米国はFRBのCP買入等の効果もあるかもしれませんけど)

以上の様な実体経済の悪化、金融市場の悪化、
これらの原因となったものがコロナウイルスの感染拡大であり、
そもそもは人々の感染リスクを恐れた消費を含む行動の委縮から始まり、
各国政府の感染拡大抑制のための渡航規制、都市封鎖、外出規制も加わり、
現在もこの構図は継続していると言えます。

ただし米国や欧州では、感染拡大がピークアウトしたとの判断なのか、
ワクチンや治療薬にメドが立ったからなのか、
経済活動再開に向けて政府が動き始めておりますが、
一昨日の記事でも書いた通り、人々の感染に対する恐怖が払拭されないと、
いくら政治が経済活動再開と号砲を鳴らしたところで、
一定の働かざるを得ない人達以外は、再開するとも思えないですし、
何やったら失業保険を貰って凌ごうと考える人や企業も多いでしょうから、
経済活動再開は、思っている以上に難しいと思えますけどね。
ちなみに日本と新興国は感染拡大と政府の規制も継続中です。

そして各国政府と中銀も大規模な政策に動いてますが(日本は渋チン)、
以上の様な感染拡大とそれによる人々のマインド、
経済活動の停止(悪化)状態、これらが収束するか、メドが立たないと、
実体経済のダメージがどれほどの規模なのかもわからないので、
政策効果が十分なのかもわからない状況と言えます。

従って現在の金融市場全体の動きを見渡しても、
コロナ感染拡大→需要の喪失から始まったリーマンショックを超える
実体経済の悪化を反映するように、
原油や資源が軟調な動きを続けていることからも、
債券やドルは金融緩和効果と言うよりもリスク回避色が強いと言えるので、
3月安値ですらリーマンショック程に下げてない株式市場だけが、
底打ち、織り込み済み、出尽くし、V字回復と言って、
お気楽になっていることにはかなりの温度差と違和感がありますし、
足元では株価のリバウンドと共に実体経済と株価は別物、
というカネ余り(金融緩和)理論に調教された人達が、
再び急増しているのは気掛かりではあります。

しつこいようですが今回のコロナショックは、
かつてのような金融不安から始まったものではなく、
先に述べた通り、感染拡大→実体経済悪化から始まったわけですから、
これらの収束及びメドが立たないことには、
株価の根幹である配当を含む業績、成長期待という価値は見込めず、
単に価格だけを正当化して買っているだけの質の悪いバブルですからね。
(配当すらも貰えるのかどうかすらもわからないのに・・・)

しかも今週からFRBがお薬を減らすことで(債券購入減額)、
現在の実体経済と金融市場にとっては負荷となる、
債券安(金利上昇)、ドル高になろうとも、
株高が続き、原油や資源も上昇に転じるのであれば、
そんな負荷にも屈しないほど実体経済も金融市場も回復するんやで!
金融市場から回復する構図に変わったんやで!
あとからコロナも実体経済の収束も追いつくんやで!
株価に価値が追いつく動きになったんやで!、
と頭を切り替える必要はあるのですが・・・
もし金融市場が先行しているのであれば、
コロナ収束、経済活動再開、企業決算やマクロ指標をきっかけに、
織り込み済み、出尽くしで売られる可能性も十分に有り得ると言えます。

っつうか、そもそも現状の実体経済と金融市場を見る限り、
私としてはとてもやないけど、そうなるとは1mmも思っておらず、
現在の構図も変わってないと見ているので、
急転直下で新型コロナの収束メドが立ち(ワクチンや薬も含む)、
人々の恐怖心も消え、全員参加型の経済活動再開にでもならない限り、
懲りない金融緩和調教モード、実体経済の裏付けはなし、
これまでのショックとは構図も性質も違う、と冷静に見ておきましょう。
万が一、そうではなく本格収束、株価も本格反発だったとしても、
御縁が無かったと割り切ればいいでしょう。

改めて明日のスタンスを書きますと、特に変わりはないのですが、
短期勝負の方は、不要不急な持ち越しやスイングは控え、
その日限りの勝負に留めておきましょう。
特に明日以降、先に述べた債券安・ドル高(ながら円高)が加速すれば、
原油、資源の動きも含めて注視しておきましょう(金も)。

腰を据えて参戦する方は、決算を終えた増益見通しの銘柄、
すでにリーマンショック以上に下げている銘柄(半値以下)、
アベノミクス以前の水準まで売られた銘柄、
コロナの影響が少なく追い風の銘柄、出来れば取り組み妙味のある銘柄、
これらの打診参戦に留めておきましょう。
(買値を割れたら即座に撤退するくらいの潔い姿勢も忘れず)、
それら以外の銘柄は2番底目線で構え、打診すらも控えておきましょう。

新興市場については、コロナ禍が追い風の銘柄や変則決算の銘柄も多く、
別世界感はありますし、週末も商いを伴った上昇が続いているので、
コロナ動向や実体経済動向といった小難しい状況は置いといて、
商いを伴った下落へと転じるまでは・・・というシンプルな目線で、
素直に波に乗るのはアリですが、国内外共にリスクオフとなれば、
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られる・・・
という相場の常だけは忘れず、くれぐれもお気を付けください。
そういう意味では米金利が急上昇しないかどうか、
米ナスダック(特にGAFA)、ラッセルくらいは見ておきましょう。

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コメント

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| | 2020-04-19-Sun 14:13 [編集]
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鍵コメントさんへ
マーケット番長 | URL | 2020-04-19-Sun 23:53 [編集]
こんばんは。
マジメに自粛生活を続けてますが、元気に過ごしております。

そちらの方は意外と大変みたいですね。
(その市名は初耳でしたw)
なにやらコロナ疎開とかドーナツ化現象とも言われており、
確かに私の住んでいる地域も、繁華街は明らかに人が減っているものの、
郊外に人が流れている感じはあります。

政府や自治体は独裁国家のような強権発動が出来ず、
要請しか出来ないだけに、
過度なくらいに、警戒を訴えてもいいとは思うばかりです。
最近は手袋をしている人も見掛けるようになってきたので、
いずれはフェイスシールドをする人も出て来そうです。

経済活動も心配になるばかりですが、
とにかく感染リスクを抑えないことには堂々巡りとなり、
結果的に経済活動への影響も長期化してしまいそうなので、
政府には補償を始め思い切った措置を講じて頂きたいものです。

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