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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
かつてとは異なるからこそ・・・
こんばんはです。

新型コロナの重篤患者に対して、ギリアドのレムデシビルという薬が、
効果を発揮したそうであり、軽症者にもアビガンが効くようならば、
ワクチンを待たずに新型コロナへの恐怖心はかなり軽減されますが、
どうやらレムデシビルの量産や世界中に行き渡るには、
時間が掛かるとも言われているので、過度な期待や油断は禁物であり、
引き続き、感染リスクを回避する自粛生活を送るしかなさそうです。

しかしながら昨夜はトランプマン政権は、感染拡大が軽微な地域から、
徐々にに経済活動を再開させるとの計画を発表しており、
独を始め欧州の数か国も同様の動きを見せておりますが、
(日本と新興国は周回遅れ状態)
果たして各国国民は、素直に応じて経済活動を再開させるのでしょうか?

感染リスクを負ってでも働かざるを得ない人達は応じるでしょうけど、
応じた人達も仕事終わりや週末に羽を伸ばすとも思えないですし、
仕事よりも感染リスク回避を優先する人は、
経済活動再開には素直に応じないでしょうから、
感染拡大が収束するか、薬やワクチンが行き渡るメドが立つまでは、
実体経済悪化の発端となった消費を中心とした需要面の回復には、
かなりの時間を要することになると思うばかりです。

しかも昨夜発表された先週分の米新規失業保険申請件数は
524.5万人となり、直近の一カ月だけでも、
米労働人口の約13.8%となる2200万人・・・

普通に考えるならばというかシンプルな景気悪化や恐慌時ならば、
経済活動再開の号砲と共に、職を求めて人々が殺到するのでしょうけど、
しつこいようですが、今回は新型コロナの感染拡大がきっかけですから、
感染リスク(恐怖)が消えるまでは、無理に仕事を探すことなく、
失業保険を貰って凌いだ方が安心と考えてもおかしくないですから、
果たしてすんなりと経済活動再開となるのか疑問です。
国内でも厳しい中小企業では、政府の給付金や貸付制度を待つ猶予もなく、
一時的(形式的)にでも従業員を解雇する形を取り、
コロナ禍が過ぎるまで失業保険を貰って凌がせる企業も多いようなので、
今回の新型コロナによる実体経済の悪化は、
これまでのシンプルな景気悪化や恐慌、はたまた金融不安からの景気悪化
とは全く異なるものだと思うばかりです・・・
言っても、健康な身体と命があってこそですからね。

そして御存知の通り、米GDPの7割を占める消費の根源が所得であり、
その所得を稼ぐ最大の手段が雇用ですから、
(トランプマン最大の公約が雇用増でもある)
米経済のダメージが甚大なのはもちろんのこと、
回復には時間を要すというか、結局は新型コロナ次第と言えます。

当然ながら米国以外の各国もほぼ同じ様な状況ですから、
コロナの感染リスクを負ってもいいとまでは言いませんが、
よほどの安心感をもたらす給付や補償を含む政策を打たないと、
人々や企業のマインドも戻らないでしょうからね・・・

以上の通り、新型コロナによる実体経済の悪化は、
通常(かつて)の景気悪化や恐慌とは違って厄介な背景や心理がある上に、
足元では先に述べた米新規失業保険申請件数以外にも、
「過去最悪」「史上初」「歴史的」「リーマンショック以上」
「十数年ぶり」「大恐慌以来」等のキャッチフレーズと共に、
大惨事としか言えないようなマクロ指標の発表が続いており、
国内外の企業決算も同様ですから、
とてもやないけど底打ち、織り込み済み、出尽くし、
先行きの急速V字回復期待、政策効果期待等の楽観観測と共に、
足元の株価の戻りを肯定するには早計過ぎると言えます。
(特に株式市場の楽観ぶりが際立ってます)

百歩譲って、世界的な大規模金融緩和によるカネ余り、
ガスの抜けている仮需面が株価の戻りを後押ししているだけ、
とは言えますが、賞味期限の短い質の悪いバブルですから、
本気で(腰を据えて)付き合う必要のない相場であり、
その日限りの付き合いに留める相場だと割り切って見ておくか、
いっそのこと2番底を視野に入れて構えておきましょう。

もし2番底が来ることもなく、現在の株価の戻りが続く中で、
急転直下で新型コロナの収束(恐怖が消える)メドが立ち、
実体経済もフル稼働になったとしても、それはそれで幸せなことなので、
持たざるリスクとか乗り遅れたと焦る必要もなく、
リバウンドとは御縁が無かっただけと割り切ればいいでしょう。

とりあえず本日は週末なので、今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて来週の見通しを週末の記事で書きます。

自粛要請が続いておりますが、良い週末をお過ごしください。

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