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不沈艦日記
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上流域は決壊したまま
こんばんはです。

ついに安倍ちゃんマンが緊急事態宣言と共に財政出動を決定し、
「事業規模」ではGDPの2割に相当する108兆円、
リーマンショック時と比べても2倍に相当する規模です。

米国は現時点でGDPの約1割(いずれ2割と減税も視野)であり、
他の国も1-2割なので、安倍ちゃんマンがドヤるのもわかりますが、
肝心&急務な「真水(財政支出)」部分は39兆円であり、
それが放出されるのは5月中旬頃とも言われており、
そもそも我が国のGDPは、コロナ騒動以前の10-12月期時点で、
マイナス7.1%だったわけですから、コロナ騒動の影響を含めると、
GDPの2割に相当する財政出動だけで足りるんだろうか・・・
(黒田薬局の爆買いは資産効果があれど、金融市場だけに等しいです)

米国もトランプマンの大盤振る舞いと言われているものの
現時点でのGDPの1割相当ではなく2割になったとしても、
コロナ騒動の影響で米GDPは、マイナス50%との観測もあったり、
イエレンおばさんはマイナス30%だとも言っているので、
米国ですらも足りるんだろうか・・・欧州や新興国も・・・。

そういう意味では、観測されている米国の所得減税(欧州も)、
観測されてないどころか期待薄ながら我が国の消費税減税&他の減税、
という伝家の宝刀を抜けば、手っ取り早く足りない分を補えそうですけど、
いかんせん毎日のように書いている通り、今回のコロナ騒動は、
①感染拡大→②実体経済悪化→③金融市場悪化という流れであり、
①の治療薬やワクチンの動向は待つしかないとして、
感染拡大は米国と欧州にピークアウトの兆しが見えたりしているものの、
経済活動の停止状態は少なくとも4月一杯は続けるようであり、
我が国は感染拡大のピークアウトは見えておらず(新興国も)、
さらに本日からの緊急事態宣言によって経済活動の停滞が拡大し、
(1カ月の休業を発表する小売やサービス業も増加中)
新興国も経済活動再開のメドは見えてない状況です。
中国は自称ながら収束に向かっており、武漢の封鎖解除も明日です。

以上の通り、少なくとも②の実体経済については、
先進国も新興国も我が国も未だ停止&悪化中(上流域は決壊中)であり、
最終的に実体経済のダメージがどれほどの規模になるのか不明なので、
現時点で各国の財政政策が十分なのかどうかは不明です。

そして③の金融市場については、百歩譲って3月安値の水準で、
現時点での政策効果と実体経済の悪化分を織り込んでいたとしても、
②の実体経済の悪化が続いている状況(上流域が決壊中)のまま、
足元の株高が続くと言うことは、実体経済との乖離が拡大中と言えます。

そういった乖離の拡大に対して、大規模な金融緩和のカネ余りによって、
実体経済と金融市場は別物(河川が違う)として動いているとか、
先行きの回復を見込んだ動きと言って正当化するのは、
①と②の回復(上流域の復興)を確認するまで待てとまでは言いませんが、
せめて①がピークアウトするか、②の回復メドが立ってからでないと
さすがに早計と言わざるを得ないです。
しつこいようですが、今回は金融市場が発端の危機ではないですからね。

ということで、本日の日本株を含めた金融市場全体の動きとしても、
金の高値更新は気掛かりながら、世界的な債券安(金利上昇)、
ドル安ながら円安、新興国通貨高、原油高、銅や資源高、HY債上昇、
そして商い増での株高(VIX上昇)となっており、
金以外は珍しくチグハグ感もない真っ当な動きとは言えますので、
もはや2番底はないで!本格反発や!と言わんばかりであり、
私の見方にも説得力が薄れる状況ではありますが・・・

先に述べた通り、実体経済は現在も悪化中と言う裏付けがない状況なので、
ただの需給的な巻き戻しに過ぎず、新味のある悪材料にも脆く、
それこそいつ2番底に向かってもおかしくないと見ておきましょう。

一応、我が国は明後日の木曜日に指数寄与度の最も高いユニクロの決算、
週末はSQというSQLO(私の造語)であり、
さらに週末には4月下旬からの本決算の目安となる安川電の決算もあり、
米国は来週から企業決算が始まり、週末にはSQを控えているので、
新味のある悪材料が出なければ、これらのイベントまでは、
現在の株高を含む動きが続く可能性もありますが、
本格反発ではなく、ただの巻き戻しリバウンドと見ておきましょう

ちなみに3月安値(彼岸明け)から切り返した3月24日は新月、
SQ前の水曜日でもある明日は満月なので、先に述べたイベントを前に
セーラー(SELLER)ムーン、ムーンサルトの可能性も・・・
お察しの通り、ほぼ言いたかっただけですけど(笑)

それはともかく、明日のスタンスとしては特に変更はなく、
週初と昨日にも書いた通りでおます。

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