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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
憂いが募るばかりの週末
こんばんはです。

昨夜発表された米国の15-21日の新規失業保険申請件数は、
衝撃の328.3万件・・・リーマンショック直後の約5倍・・・

今回のコロナウィルスショックはリーマンショックと比較されがちですが、
株価はリーマンショックほどには下げておりまへん。

世界一斉のノーパンジャブジャブ(金融緩和)でのカネ余りだからとか、
感染拡大さえ収まれば、経済活動も即座に再開して大復活やから、
一時的な混乱に過ぎないとの意見も多いですが、
米新規失業保険だけでなく、各国のPMIやマクロ指標を見ると、
実体経済が負っているダメージは尋常ではないですから(企業業績も)、
大企業は政府等が手を差し伸べたとしても、
特にサービス・小売業や中小企業、個人商店は復活する前に倒れたり、
それによって金融機関にも影響が及んで金融危機に発展したり、
過度な財政出動によって重債務国の財政破綻すらも有り得るので、
ほんまに一時的なダメージからの大復活になるのかは怪しい限りです。

そしていくらカネ余りでも株価の根幹は業績というのを始め、
債券も為替も原油も資源もファンダメンタルズという裏付けありきなので、
それを無視してカネ余りで上昇したところでそれはバブルであり、
もしこのまま底打ち風に上昇が続いたとしたら、
バブルすらも起きずに弾けてもおかしくないです。

いつも書いている通り、コロナウィルスショックは、
感染拡大→実体経済の悪化(人・物・カネの停滞)→金融市場の悪化
という流れに対して、リーマンショックでは、
腐ったミカン(サブプライムローン)の撒き散らし(ドルウィルスとも)
→金融危機→実体経済の悪化ですから、
金融政策で金融危機に歯止めを掛けてからの財政出動で救われましたけど、
今回は逆の流れな上に、未だ感染拡大と実体経済の悪化は拡大中であり、
実体経済のダメージは比較にならないほど甚大ですから、
現在の金融&財政政策だけで十分なのかも不明なままです。

従ってバリュー目線を含めた底打ちとか織り込み済みとか、
なんやったら今はコロナウィルスと政治決断次第とも言えますので、
切り札の需給が全てという目線も横に置いておいた方がいいくらいです。

そう言えば、昨夜の新規失業保険を始め、
悪いマクロ指標が出ることは承知の上だとの意見も多いですが、
じゃあこの先は?来月(来期)以降は?という話ですから、
百歩譲って現時点のマクロ指標は織り込まれていたとしても、
さらに株高を含めた市場全体のリスクオンが続くとは思えず、
コロナの収束と政策効果が見えてくるか、実体経済の回復が見えるまでは、
せいぜいバンジージャンプの揺れのようなBOX相場が続く程度であり、
私としては揺れている途中でゴムが切れてしまい、
それこそリーマンショックと同様の下落率かそれ以上の水準まで、
という2番底に向かうとしか思えないですけどね。

そして来週は月初恒例の雇用統計を始めとする米経済指標特盛ウィーク、
我が国では業績見通しも見えてくる日銀短観が発表され、
リーマンショック以上の衝撃の結果オンパレードとなっても、
底打ち、織り込み済み、金融政策効果(カネ余り)、財政政策効果、
需給効果、というポジティブ解釈が通じるのかどうか注目です。

以上の様な見方は、脳みそ筋肉ゴリラの私の意見ですから、
外れる可能性も大いに有り得ますけど、
少なくとも今から底打ちしてバブルになること自体は、
長い目で見てもロクなことにならないのは間違いないでしょう。

ただし日本を含む他国に比べて投資人口の多い米国に限っては、
実体経済を置き去りにして金融市場だけが回復したとしても、
資産効果の恩恵はありますけど、
投資する資金の元手は所得やそれによる貯蓄でもあるわけですから、
冒頭で書いたような衝撃の雇用悪化が続くようだと、
投資どころやなくて換金や貯蓄の切り崩になりますからね・・・。

しかもトランプマンの公約の一丁目一番地が「雇用増」であり、
その為に貿易戦争も仕掛けたわけですから、
労働市場の激震が自らの失策ではなくコロナが原因だったとしても、
長引けば長引くほど大統領選にも影響してくるでしょう。
だからこそ必死のパッチで超ド級な政策対応に動いているんや!
という見方もありますけど、それに引き換え我が国は、
牛や魚を配給しようとしている官邸市場は、
コロナ以前に消費税増税の悪影響もあることを自覚してないのか、
目を背けているのか、依然として世界でも際立つ渋チン財政出動です。

百歩譲って、他国に比べて最上流域の感染拡大自体が、
抑え込めてコントロール出来ているならばいいのですが、
今になって東京が感染爆発手前とか、ロックダウンがカウントダウンとか
言い出しているので、気が付いたら世界で最も周回遅れの後手後手な国、
最も実体経済と金融市場のダメージが深刻(金融政策の手詰まり感も)、
という結果にならないことを願うばかりです。

以上の通り、コロナウィルスと実体経済を中心に憂いは募るばかりなので、
とてもやないけど金融市場だけを楽観視する状況ではなく、
昨夜の米株の上昇、本日の日本株についても、
引けに掛けての配当再投資の最後っ屁を含め上昇して終えておりますが、
その日限りでやり逃げするくらいの長居は無用、
というスタンスで立ち回るに越したことはないです。

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