FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
温度差は拡がるばかり
こんばんはです。

トランプマンが4月から経済活動の再開を目指すと言ってますが、
そもそも人々は「感染したくない」「感染させたくない」という思いから、
消費を含めた行動を委縮させて来たことで、
観光レジャー、外食・小売、サービス業から実体経済の悪化が始まり、
現在(金融市場の悪化まで)に至っているわけですから、
中国のような強権発動・強制労働が可能な独裁国家でもない限り、
いくら「経済が崩壊して自殺者が増えるから経済活動再開や!」
と号令を掛けたところで、人々が安心して素直に従うとも思えず・・・
特に身近に高齢者や身体の弱い人が居たりする人々は・・・

ましてや現在は各国政府が渡航規制、都市&国家封鎖に踏み切っており、
米国すらもそれに等しい動きに出ているのですから、
マインド面で簡単に「経済活動再開や!」と舵を切るのは難しいでしょう。
となると結局、人々が安心するのは、感染拡大が収束するか、
すぐに行き渡るワクチンや治療薬が開発されることになります。

あ、でも・・・なにやらコロナに感染した多くの人は、
他の症状が現れる前に嗅覚の喪失症状が現れるらしく、
それが明確(事実)なのであれば、無症状感染者による感染拡大の抑制、
「感染してるのかもわからないまま、誰かに感染させたくない」
という不安が軽減することにも繋がるでしょうから、
感染拡大の収束やワクチン・薬の開発を待つよりも、
嗅覚な喪失が事実なのかどうかを含めたコロナウィルス自体の解明の方が、
経済活動再開に向けた即効性のあるカンフル剤になるのでは?
と思うのは私だけでしょうか・・・
もちろん、私だけが思ってもマインドは改善しませんけど・・・

そんな嗅覚喪失云々は置いといて、
以上の様な人々のマインド悪化&行動委縮が先導する形での、
「感染拡大→実体経済の悪化→金融市場の悪化」という流れは続いており、
さらに各国政府の都市封鎖等によるコロナ封じ込め対策が、
経済活動の停滞を拡大させることで、実体経済の悪化も拡大させており、
昨夜発表された各国の3月PMI(特にサービス業)を始め、
足元のマクロ指標はこういった流れを裏付けるドイヒーな結果であり、
日増しに企業業績の落ち込みも顕著になりつつあります。

我が国については、数字上は感染拡大が抑制されていることもあり、
海の向こうに比べると、政府や自治体が主導する行動規制も少ないので、
経済活動の停滞ぶりも軽度と言えますが、
昨日から国家封鎖に踏み切ったインドの人口と感染者数を見ると、
(数学の国ならではの計算なのか、観戦爆発が起きそうなのだとか)
我が国を含め他国もいつ踏み切ってもおかしくないようにも見えます。
そもそも我が国はコロナによる経済活動の停滞は軽度だとしても、
マクロ指標のドイヒーぶりは海の向こうどころではない低調ぶりであり、
消費税増税の悪影響という独自の重石を抱えておりますので、
日本はコロナに負けてない!大丈夫や!とは言えないんですけどね。

以上の様な国内外の惨状を受けて、
各国中銀が輪転機の・・・失礼、金融政策のフル回転、
財政難の国もへったくれも無く各国政府がフル出動の財政対策に動き、
本日は米国が200兆円の財政出動に動いている一方、
現時点での我が国の財政出動は際立つ渋チンぶりです。

そして先に述べた流れの最上流にある感染拡大による人々の不安は、
何も変わっておらず、実体経済を蝕み続けているのも事実なので、
コロナによる経済損失の規模(試算)が明らかにでもならない限り、
金融・財政政策によって実体経済と金融市場の悪化が、
食い止められるのかどうかは未知数と言わざるを得ないです。

以上の通りなので、現在の金融市場を見ると、
ドーピング(金融政策)の過剰投与によって、
金融市場の悪化「だけ」が食い止められた風のラリった動きですが、
言っても株式の価値が配当を含めた業績が根幹にあるのを始め、
債券は財政であったり、そもそも投資する元手も所得や貯蓄なわけであり、
金融市場に裏付けなど必要ないとは言えないですから、
現在の実体経済の悪化を食い止められたと言えない状況(裏付け)では、
さすがに金融市場は需給と薬によるラリった騒ぎ(リバウンド)に過ぎず、
薬の効き目もリバウンドの賞味期限も短いでしょう。
(後々には政策効果が現れるどころかバブルにもなりそうですけどね)

くどいようですが、今回は実体経済の悪化が先行しているだけに、
過度な金融政策による金融市場だけのお祭り騒ぎを続けていると、
遅かれ早かれ企業倒産、実体経済の悪化を示すマクロ指標や企業業績、
はたまた財政破綻の国が出て来ることになり、
実体経済の悪化で疲弊している人々からの批判と悲鳴までも大きくなり、
それこそ各国の政権基盤すらも揺らぎ兼ねないですから、
最優先して悪化を食い止めるべきものは何なのか判断を誤ると、
ほんまにシャレにならん負の連鎖が起きそうで恐ろしい限りです。

ということで、足元の市場はお祭り騒ぎが続いておりますが、
実体経済とは温度差があり過ぎてコロナ・・いや風邪を引きそうであり、
あくまで需給のみのリバウンドに過ぎないので、
(バンジージャンプで飛び降りた揺れの最中とも言えます)
2番底は避けらないと見ておくべきでしょう。

ただし、いつハシゴが外れて(ゴムが切れて)2番底に向かうのかは、
今週末の配当権利取り日か月末&期末前後とは思いますが、
何やらコロナの影響で株主総会が開催できない可能性があり、
配当基準日を変更することも認めると言い出しているので、
月末&期末の方が節目になる可能性は高いかなという程度である一方、
足元では日経とトピのギッコンバッタンな動きが収束しつつあり、
安値からの上げ幅も19%前後と足並みも揃いつつあるので、
明日にもリバウンドは終わりかなという感じもあります。

どのタイミングなのかはともかくとしても、明日のスタンスとしては、
昨日も書いた通り、特に変わりはないです(新興市場も同様)。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2020 不沈艦日記. all rights reserved.