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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
ホニャララ風な期待(動き)と現実
おはようございます。

我が国が屁こいて休んでいた週末の市場では、
債券が反発して金利が低下しているので(我が国は債券安・・・)、
なり振り構わぬ各国の金融緩和の効果が出て来たのか?
という見方も出来るのですが、ドル指数は一服程度に留まり(ユーロ安)、
ドル不足症状に変わりはなく(短期金利は低下安定中)、
資源国・新興国の通貨安を始めとするトリプル安も継続中であり、
市場のリスクマネーに影響する原油は続落(18年ぶり安値を更新中)、
景気の鏡である銅も安値更新、他の資源はマチマチながら軟調なまま、
今だからこそよろしくない大豆と小麦の堅調ぶり、
安全資産の金は小幅な反発程度、HY債は大きく崩れたまま・・・
そして株式市場は米欧市場がMSQという事情はあれど(ゴリラ商い)、
現物は米株が大幅反落、英欧株は反発ながら米時間で先物は軟調なので、
金融政策の効果とまでは言えず、財政政策効果も見えません。
一方、我らが日経平均先物は大幅高で帰って来ております(後述します)。

くれぐれも政策効果が無いとは言っておらず、
いずれは効果てき面どころかバブルになる可能性すらもありますが、
現状の市場の動きでは、効果が見えないと言っているだけです。

いかんせん現在の米国と欧州は、コロナ禍の真っ只中であり、
人々の心理悪化やパニックが継続しているのはもちろんのこと、
政府による渡航規制、都市封鎖等、経済活動の停止状態も拡大中であり、
繰り返し書いている通り、今回のコロナウィルスショックは、
①感染拡大→②実体経済の悪化→③金融市場の悪化
という流れで起きているので、①と②が改善しないことには、
政策効果が現れたと言えないのも仕方ない状況ではあります。

(何気に米議員による株の不正取引疑惑、金融機関や企業幹部の高額報酬
 税金逃れ等を叩く世論も出てきており、今回の金融市場のショックも、
 明らかに過剰な金融緩和の揺り戻しが火に油を注いでいるだけに、
 財政政策よりも先行して規模のデカイ金融政策を行うことに対しても、
 厳しい見方(世間の怒り)が拡がる可能性もあります。)

そして日経平均先物が堅調に帰って来た我が国ですが(債券安も)、
コロナショックでの下落率は、珍しく他国と遜色が無く(マザは除く)、
かつてのように日本株だけが弱かったわけでもないので、、
独裁国家中国の様な黒田薬局の爆買いと公金の忖度買い効果なのか、
それともなだらかな感染拡大やパニックの落ち着きだからなのか、
対策自体が評価されているのか、まさかの円安効果なのか・・・

少なくとも我が国の実体経済は、コロナの影響だけでなく、
消費税増税によって年末時点で先進国の中では際立つ景気鈍化だった上に、
現時点での財政政策も際立つ渋チンぶりですから、
政策効果とはとても思えない違和感アリアリな先物の堅調ぶりです。

海の向こうの南欧、資源国、新興国の株価を見ると、
2012年水準まで落ちている国も多く(一部の国はリーマン直後水準)、
それらの国は概ねトリプル安に見舞われているので、
我が国よりもドイヒーではあるのですが、
我が国は週末の米英欧債券の反発に対して債券安が継続、
ドル円が111円を超える場面があったのに日本株はこの程度の水準、
と言うことを考えると、週末の日経平均の堅調ぶりどころか、
南欧、資源国、新興国と同じチームトリプル安に入っている感もあります。

そういう意味ではユーロ圏各国も日本と同様と言えますし、
今回は恒例の新興国とのデカップリングではないので、
いずれは米債券を始め先進国の債券が売られ、
米国も仲間入りするのではないかとの懸念すらあります。

以上の通り、金融市場目線だけで見ても、
市場全体として政策効果が現れているとまでは言えず、
先に述べた通り、今回のコロナショックの流れ(構図)からも、
①と②の悪化が続いているだけに、
金融市場はすでに織り込んだ水準だとも言えません。
だけに金融&財政危機が起きる前に、
②に含まれる企業破綻が先行する可能性が高いとも言えます。
(金融機関と重債務国の株価や債券、CDSはすでに危ういですけどね)

当然ながら②の悪化が際立つ我が国は、
海の向こうよりも政策効果とか織り込み水準と言うには程遠いので、
パニックがピークを迎えて注目が集まる海の向こうの間隙を突いて、
我が国(日本株)はガスが抜けている仮需面での巻き戻し、
先に述べたクジラ買い、期末の配当取りや自社株買いラッシュと相まって、
一時的、季節性によってリバウンドしている程度であり、
遅かれ早かれ2番底に向かうと見ておきましょう。
(かつてと違って今回はピッチが早そうですけど)

ということなので、明日のスタンスとしては、
リスクオフではなく金融政策が利いた風の債券安定(金利安定)、
ドル不足懸念が和らいだ風のドル指数一服、
リスクマネー回帰期待風の原油の反発(銅や資源の反発も)、
安全資産の金すらも売られていたのが止まった風の金の反発というか安定、
そして株式市場は商いを伴う反発が理想ですが(VIX低下も)、
今回は売り枯れて商いが減った方がいいでしょうから、
商いを問わずに反発しているのであれば・・・
市場の動きだけで判断しての短期勝負、腰を据えるにしても、
大きく売られている銘柄に対して、打診程度に参戦するのはアリですけど、
くれぐれもダメならばマッハで撤退する迅速な潔さは忘れずに。
腰を据えた総員出撃(本格参戦)については、2番底を確認してから、
せめてバンジージャンプの揺れが収まってからにしましょう。
新興市場も同様です。

しつこいようですが、先にも述べた通り、
いずれ各国の必死のパッチ政策の効果が出て来るのは間違いなくとも、
現状は金融市場と政策が後追いしている構図が続いているので、
市場がリバウンドするにしてもせいぜい一時的であり、
①と②の新たな悪化ネタが出てくれば、2番底に向かうことになります。
(未だ1番底にすら到達してない説は置いといて)

今週もドイヒーであろう国内外の2・3月以降のマクロ指標は多く、
企業決算も米国はカーニバル等の注目企業が多く、
国内も小売企業を中心とした決算があり(株主総会も多い)、
一方で各国の財政出動に絡むイベントも多いです。
(イベントスケジュールの詳細は一昨日の記事を御参照下さい)

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