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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
海向こうの危うさ、そもそも国内も・・・
こんばんはです。

米欧市場、新興国市場、債券、為替、原油、商品の香ばしさをよそに、
本日の我が国はTOPIXが0.97%高、日経屁均が1.04%安、
というマチマチの動きとなり、指数としてはお気楽な動きには見えます。

足元では公金ホエールズ達の忖度買い、自社株買いラッシュ、
月末の配当取り、仮需面の巻き戻しといった需給面でのサポートはあれど、
本日のREITや地銀、小売、サービス、半導体などなど、
個別とセクターの動きを見ればわかる通り、
売らざるを得ない動き、買い戻さざるを得ない動き、
これらがゴリラ商いと共に交錯した結果、
指数がマチマチで終えたというだけにしか見えないですから、
セリクラ、陰の極、底打ち、織り込み済みという感覚は皆無です。

そんな国内の金融市場ではなく、国内のコロナウィルス動向、
実体経済を見ると、感染拡大は海の向こうからのケチはあれど、
数字を信じるならば、なだらかな拡大で推移しており、
巷のパニック症状も峠を越えた(飽きた)感はありますが、
そもそもコロナ騒動以前に消費税増税の影響によって(貿易戦争も)、
10-12月期時点で、先進国の中では際立つ景気鈍化だったところに、
コロナウィルスによる人・物・カネの停滞に見舞われ、現在も継続中、
最終的にどれほどのダメージを負うのか未知数にも関わらず、
海の向こうと比べても金融政策の手詰まり感に加え、
現時点での財政政策の渋チンぶりは際立っているので、
(今後、30兆円規模の対策を検討とも報じられてますけどね)
金融市場ではなく国内の実体経済面から見ても、セリクラ、陰の極、
底打ち、織り込み済みを裏付けられる状況は皆無と言えます。
(本日発表の2月訪日外客数は、前年比58.3%減のドイヒーです)

そして海の向こうについては、
コロナウィルスの感染拡大とパニックは真っ只中であり、
それによる人・物・カネの停滞どころか経済活動停止&鎖国状態なので、
実体経済へのダメージは計り知れない状況です。

海の向こうの金融市場についても、
ダウが節目の20000ドルをアッサリと割り込み、
(日経平均は16000円を死守してますけど)
米株の底打ち感は未だ見えず、英欧株は12-13年以来の安値、
資源国・新興国株も同様であり(一部の国はもっと酷い)、
油断をしていたら、売ったら死刑と当局が支えていた上海株すらも、
1月安値を割っており、底打ちとは言い難い状況です。
(上海株を見ていると、2番底モードが始まったようにも・・・)

債券も南欧重債務国と新興国の急速な債券安(金利上昇)を始め、
日米欧の先進国の債券安も含めると、いよいよ債券バブルの崩壊とか、
大規模な財政出動を余儀なくされての財政悪化懸念での債券安とか、
いずれにせよコロナ騒動でダメージを受けている実体経済、
天文学的な水準に積み上がっている世界中の債務にとっては、
金利上昇(債券安)は負荷になるだけですから、
先行きの景気回復&リスクオンによる債券安(金利上昇)ではないです。
(そもそも債券安・株買いの動きにすらなってません)

為替市場でも各国中銀が協調してのドル供給に動いたにも関わらず、
ドル高が続いており(短期金利は落ち着いてますけど)、
米国、資源国・新興国、金融機関にとっては負荷に過ぎず、
日本にとっては健全なドル高・円安とは言えず、
むしろ資源国・新興国と同様のトリプル安風味の方が強いです。

米株と共にリスク資産の代表である原油は見ての通り、
水と化しており(18年ぶりの安値)、産油国の財政懸念と共に、
まさに火に油のようなオイルマネーの引上げ懸念にも繋がっております。
世界の景気と中国の鏡でもある銅も16年以来の安値、
他の資源も概ね安値圏、安全資産の金すらも昨年末水準ですから、
産油国と資源国の財政懸念、シンプルに景気鈍化による需要減以外にも、
市場のリスクマネー動向への影響も懸念される状況です。
(HY債も2009年以来の水準です)

以上のような状況からも、国内外の企業倒産懸念が高まり、
米国からチャプター11という単語が飛び交い始めたり、
南欧重債務国や資源国・新興国のデフォルト懸念とか、
金融機関の破綻懸念(不動産も)、どっかのHFの破綻懸念、
といった金融危機が起きるのも時間の問題というか、
いつ起きても不思議ではない状況です。
(以上の国や企業、金融機関のCDSも上昇中です)

そういった懸念を食い止めるべく、各国中銀の大規模な金融緩和、
各国政府が財政出動に動いておりますが(現時点では未発動がほとんど)
いつも書いている通り、そもそもコロナウィルスショックは、
①感染拡大→②実体経済の悪化→③金融市場の悪化という流れであり、
最も風上に位置するコロナウィルス自体がピークアウトしておらず、
実体経済と金融市場がどれほどのダメージになるのかも見えてないので、
残念ながら金融&財政政策という薬が効いておらず、
(後々に効いてくるのは間違いないですけどね)
企業倒産やデフォルト、金融不安を食い止められるのかも怪しく、
3連休中に何が起きてもおかしくない状況です。

そしてコロナの感染拡大やパニック状況、株価指数だけを見ていると、
キナ臭い海の向こうに目を向けるのも当然なのですが、
くれぐれも我が国は感染拡大以外の面では、
海の向こうよりもドイヒーなので、国内から爆弾が破裂!
となってもおかしくないことは頭の片隅の小箱に入れておきましょう。
(頭だけにハゲバンコとは言いませんけどw)

なにやら欧州時間に入ってから日経平均先物が堅調ですけど、
気にせずにゆっくりと、良い三連休をお過ごしください。

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