こんばんはです。
本日で東日本大震災から9年が経過・・・
当時は市場が阿鼻叫喚になっていようとも、TVに映る甚大な震災被害、
ライブカメラで見ていた福島原発からキノコ雲が上がったりもしたので、
目からビームを出して凝視していたリーマンショックとは違い、
市場をうわの空で見ていた記憶もあったりします。
そして9年後の現在は、ただでさえ消費税増税の悪影響が出ていた所に、
コロナウィルスの感染拡大という新たな自然界?からの脅威に見舞われ、
世界はもちろん、もはや国難とも言える事態に陥っております。
東日本大震災の際も、誰にも予想が出来ない自然災害だったので、
当然ながら市場が後追いする動きとなり、
余震や原発事故によって後追い感が尾を引いたものの、
さほど時間を要せずに経済的な被害規模の輪郭が見えて来たので、
打ち出す政策の後手後手感は薄かったのですが(復興需要もあったので)、
今回のコロナウィルスは、震災の様な物的な甚大な被害は見えないものの、
目に見える(実感する)人、モノ・カネの停滞による景気悪化が、
日本全土どころか世界に及んでおり、現在も進行中ですから、
病だけでなく経済は、大震災よりも厄介な形で蝕まれていると言えます。
だからこそ市場の後追い状態も継続しており、
各国の財政政策(景気対策)の観測気球が上がれども、上がれども、
上がり続けるコロナウィルスの感染者数の歯止めには繋がらず、
人々(景気)のマインドも上がらず、市場のマインドも上がらず、
当然ながら株価も上がらず・・・という状況です。
金融政策に至っては、日欧の追加緩和の観測気球だけではなく、
実際に中国人民銀が先頭を切って動き、
金融市場の総本山であるFRBが緊急利下げ、新興国各国も利下げに動き、
本日は英中銀までが緊急利下げに動いたにも関わらず、
金融市場すらも反応は限定的と言うかほぼシカトに近い状況です。
恐らく今回のコロナウィルスによる市場の崩れっぷりを見ていると、
明らかに世界的な金融緩和(ドーピング)によって、
実体経済と乖離した動きが続き、市場と実体経済は別物やで!
と調教されていたからこその崩落劇であり、現在も崩壊中と言えますから、
トラウマが消えるまで、薬(ドーピング)が抜けるまで、
とは言わなくとも、多少なりとも記憶が薄れるまでは、
懲りない金融政策の効果は期待薄なのかな・・・とも言えます。
かと言って肝心の各国の財政政策については、
コロナ疑惑もあるトランプマンが減税を含む巨額な景気対策に動くとか、
我が国も現状は渋チン対策ながら、今後も断続的に動くと言っており、
本日は自民党の若手議員から30兆円の景気対策、
期間限定の消費税0%への引下げを提案していたり、
欧州各国も協調しての景気対策に動くとも言っているので、
これらが実際に決定してない観測気球に過ぎなくとも、
もう少し市場が反応してもいいような気もするのですが、
残念ながら透かしっ屁程度しか反応しておりまへん。
つまりコロナウィルスの感染拡大→実体経済の悪化→金融市場の悪化
→金融&財政政策という後追い状況が続いているので、
風上のコロナウィス自体が収束・ピークアウトしないことには、
人・モノ・カネが停滞する実体経済の悪化も歯止めが掛らず、
長引けば長引くほど、金融市場の悪化が続くだけでなく、
金融危機と言う新たなステージにも発展することになるので、
(先日も書いた通り、すでに金融危機症状が見られますけどね)
現在の金融政策だけでなく財政政策すらも不十分と言われ兼ねず、
効果への疑問は払拭されないですから、
結局はコロナウィルスが収束・ピークアウトするか、
ワクチン・治療薬が開発されないことには、
後追い状態での負のスパイラルが続く可能性が高いです。
以上の通り、引き続きコロナウィルス次第という状況であり、
現在進行中である限り、金融政策への過度な期待は禁物なのですが、
もしかすると財政政策だけは・・・
観測気球だけでなく現実味を帯びてくるようであれば、
市場「だけ」でもポジティブに反応するかも?
という淡い期待くらいは持っていいのかも知れないですけどね。
そして明日以降の市場での立ち回りについては、
財政政策への淡い期待と言われても曖昧過ぎるでしょうから、
シンプルに市場の動きで判断するならば、連日の様に書いている通り、
コロナウィルス騒動前後で最も大きく動き、
最も先行していた債券(金利)と原油の戻りが継続すると共に、
円安&株高も継続しているならば(理想は商いを伴う)、
アテにならん政策期待であろうとも、割り切って乗るのはアリです。
(一応、投機的な需給環境としてはガスが抜けているのも事実です)
ただし現在は、一夜明けると様変わりしているのが日常茶飯事であり、
バンジージャンプ相場の揺れ自体が収まっていないので、
VIX低下を含む大揺れが落ち着くまでは、
中途半端な日跨ぎも避けるくらいが無難です。
腰を据えて参戦する方については、
そもそも私は2番底は避けられないと見ているので、
まだ本格参戦する時期とは見ておりませんが、打診程度の参戦であれば、
本日の安値を割ったり、もしくは債券と油が一昨日の水準に戻った時点で、
さっさと撤退するくらいの潔い姿勢で動くのはアリです。
新興市場については、コロナの影響の少ない企業が多かったり、
低金利はいずれ追い風になるとも言えますが、
現在の世界的なユレユレ&リスクオフモードが続いている限り、
新興市場はリスク資産の最たるものとして大きく売られるのも現実なので、
基本的には主力大型株と同様の判断ながらも、
より警戒感を強く持って立ち回りましょう。
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本日で東日本大震災から9年が経過・・・
当時は市場が阿鼻叫喚になっていようとも、TVに映る甚大な震災被害、
ライブカメラで見ていた福島原発からキノコ雲が上がったりもしたので、
目からビームを出して凝視していたリーマンショックとは違い、
市場をうわの空で見ていた記憶もあったりします。
そして9年後の現在は、ただでさえ消費税増税の悪影響が出ていた所に、
コロナウィルスの感染拡大という新たな自然界?からの脅威に見舞われ、
世界はもちろん、もはや国難とも言える事態に陥っております。
東日本大震災の際も、誰にも予想が出来ない自然災害だったので、
当然ながら市場が後追いする動きとなり、
余震や原発事故によって後追い感が尾を引いたものの、
さほど時間を要せずに経済的な被害規模の輪郭が見えて来たので、
打ち出す政策の後手後手感は薄かったのですが(復興需要もあったので)、
今回のコロナウィルスは、震災の様な物的な甚大な被害は見えないものの、
目に見える(実感する)人、モノ・カネの停滞による景気悪化が、
日本全土どころか世界に及んでおり、現在も進行中ですから、
病だけでなく経済は、大震災よりも厄介な形で蝕まれていると言えます。
だからこそ市場の後追い状態も継続しており、
各国の財政政策(景気対策)の観測気球が上がれども、上がれども、
上がり続けるコロナウィルスの感染者数の歯止めには繋がらず、
人々(景気)のマインドも上がらず、市場のマインドも上がらず、
当然ながら株価も上がらず・・・という状況です。
金融政策に至っては、日欧の追加緩和の観測気球だけではなく、
実際に中国人民銀が先頭を切って動き、
金融市場の総本山であるFRBが緊急利下げ、新興国各国も利下げに動き、
本日は英中銀までが緊急利下げに動いたにも関わらず、
金融市場すらも反応は限定的と言うかほぼシカトに近い状況です。
恐らく今回のコロナウィルスによる市場の崩れっぷりを見ていると、
明らかに世界的な金融緩和(ドーピング)によって、
実体経済と乖離した動きが続き、市場と実体経済は別物やで!
と調教されていたからこその崩落劇であり、現在も崩壊中と言えますから、
トラウマが消えるまで、薬(ドーピング)が抜けるまで、
とは言わなくとも、多少なりとも記憶が薄れるまでは、
懲りない金融政策の効果は期待薄なのかな・・・とも言えます。
かと言って肝心の各国の財政政策については、
コロナ疑惑もあるトランプマンが減税を含む巨額な景気対策に動くとか、
我が国も現状は渋チン対策ながら、今後も断続的に動くと言っており、
本日は自民党の若手議員から30兆円の景気対策、
期間限定の消費税0%への引下げを提案していたり、
欧州各国も協調しての景気対策に動くとも言っているので、
これらが実際に決定してない観測気球に過ぎなくとも、
もう少し市場が反応してもいいような気もするのですが、
残念ながら透かしっ屁程度しか反応しておりまへん。
つまりコロナウィルスの感染拡大→実体経済の悪化→金融市場の悪化
→金融&財政政策という後追い状況が続いているので、
風上のコロナウィス自体が収束・ピークアウトしないことには、
人・モノ・カネが停滞する実体経済の悪化も歯止めが掛らず、
長引けば長引くほど、金融市場の悪化が続くだけでなく、
金融危機と言う新たなステージにも発展することになるので、
(先日も書いた通り、すでに金融危機症状が見られますけどね)
現在の金融政策だけでなく財政政策すらも不十分と言われ兼ねず、
効果への疑問は払拭されないですから、
結局はコロナウィルスが収束・ピークアウトするか、
ワクチン・治療薬が開発されないことには、
後追い状態での負のスパイラルが続く可能性が高いです。
以上の通り、引き続きコロナウィルス次第という状況であり、
現在進行中である限り、金融政策への過度な期待は禁物なのですが、
もしかすると財政政策だけは・・・
観測気球だけでなく現実味を帯びてくるようであれば、
市場「だけ」でもポジティブに反応するかも?
という淡い期待くらいは持っていいのかも知れないですけどね。
そして明日以降の市場での立ち回りについては、
財政政策への淡い期待と言われても曖昧過ぎるでしょうから、
シンプルに市場の動きで判断するならば、連日の様に書いている通り、
コロナウィルス騒動前後で最も大きく動き、
最も先行していた債券(金利)と原油の戻りが継続すると共に、
円安&株高も継続しているならば(理想は商いを伴う)、
アテにならん政策期待であろうとも、割り切って乗るのはアリです。
(一応、投機的な需給環境としてはガスが抜けているのも事実です)
ただし現在は、一夜明けると様変わりしているのが日常茶飯事であり、
バンジージャンプ相場の揺れ自体が収まっていないので、
VIX低下を含む大揺れが落ち着くまでは、
中途半端な日跨ぎも避けるくらいが無難です。
腰を据えて参戦する方については、
そもそも私は2番底は避けられないと見ているので、
まだ本格参戦する時期とは見ておりませんが、打診程度の参戦であれば、
本日の安値を割ったり、もしくは債券と油が一昨日の水準に戻った時点で、
さっさと撤退するくらいの潔い姿勢で動くのはアリです。
新興市場については、コロナの影響の少ない企業が多かったり、
低金利はいずれ追い風になるとも言えますが、
現在の世界的なユレユレ&リスクオフモードが続いている限り、
新興市場はリスク資産の最たるものとして大きく売られるのも現実なので、
基本的には主力大型株と同様の判断ながらも、
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