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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
先走り期待と金融不安も入り混じる今週
こんにちはです。

週末の日本株は直近(週初)安値を割り、英欧株も追随し、
コロナウィルス騒動が伝播した時系列通り、
中国株はともかく日本株が先頭集団なのか・・・
2番底やなくて1番底もまだなのか・・・と思える動きでしたが、
週末の米株はゴリラ商いの続落ながら(英欧株も大商い)、
直近安値も割ることなく、下げ幅を縮小して引けております。

しかしながらVIXは一時的に15年8月以来の高水準、
もはやリーマンショック以来の水準にまで上昇し、
引けに掛けて株価と共に低下したものの高水準(41.94)なので、
まだまだバンジージャンプからの揺れ自体が収まったと言うには程遠く、
我らが日経平均先物&CFDの下げ幅の縮小も限定的です(欧州株も)。

コロナウィルスショック前後で債券に次いで動いていた原油は、
OPECプラス会合がロシアの反発で減産合意が物別れに終わり、
2016年以来の安値に達する大幅続落で終えており、
銅を始め他の資源も変わらぬ安値圏での推移が継続(パラジウムは除く)
安全資産の金は反発して直近&年初来&2013年以来の高値近辺です。
(HY債は大幅に下落して終えている)

コロナウィルスショック前後で最も動いてなかった為替は、
ドル安が継続、欧州通貨よりも円最強高、それに次ぐスイスフラン高、
という定番のリスク回避モードが継続しているだけでなく、
良からぬドル安ながら新興国通貨安も色濃くなっております。

そしてコロナウィルスショック前後で最も動いた話題沸騰の債券は、
米長期金利の過去最低記録更新を始め世界的な債券買いは継続しており、
週末の引けに掛けての戻りも限定的です。
いつか見た光景のような南欧諸国の債券安という不気味さも・・

週末の動きとしては以上の通りなので、
「米株」だけが引けに掛けての戻しが大きいという状況に過ぎず、
さらに不気味なドル安ながら新興国通貨安、南欧の債券安だけでなく、
ただでさえ金利低下で悲鳴を上げている各国の金融機関の株価を見ると、
日米金融機関株の下落よりも、英欧金融機関株の下落が際立っており、
ドイツ銀、コメルツ銀、モンテパスキ、ウニクレディト等、
懲りない面々よりもUBS、クレディスイス、ABNアムロ、
バークレイズ、RBSといったお馴染みの面々が、
リーマンショック直後の水準を割ったりもしているので、
新興国通貨や南欧債券の動きも含めると、もしかして・・・

感染拡大→目に見える実体経済の悪化→目を瞑って来た金融市場も悪化
→金融&財政政策へ・・・という現在の市場と政策が後追いする構図が、
ついにかつてのような金融不安やないで!という声も吹き飛ばし、
ただの金融市場の悪化(ショック安、リスクオフ)を超え、
金融機関の破綻を含む金融危機&財政危機の段階に入りつつあるのか・・
すでに入っているのか・・・という動きが見られます。

以上の通りなので、米株のポジティブ風な動きだけでは、
とてもやないけどコロナウィルスの収束・ピークアウト、
実体経済の悪化に歯止め、政策効果、これらを先取った動きとは言えず、
市場全体が本格反発に転じると言うにも早計であり、
金融&財政危機に入りつつあるのかとすらも思えますが・・・

一応、米株は一昨日のテキトーな口実過ぎるバイデン買いではなく、
政策「期待(主に金融政策)」という口実らしいので、
FRBが更なる大幅利下げに動くだけでなく(すでに織り込み)、
懲りない実質QEの再拡大、一部で囁かれている真偽不明の米株買い、
これら三点セットで動くので「あれば」、
FRBとしてはかつて見たこともないなりふり構わずな金融政策なので、
良し悪しや副作用は置いといて、さすがに効果なしとも言えず(笑)

さらに言っても大統領選を控えているトランプマンが、
このまま屁こいて寝ているとも思えず、減税の前倒しを始め、
コロナ対策以外のインフラ投資を含めた財政出動(景気対策)に動けば、
少なくとも米国景気と米国市場には効果絶大ではありますので、
週末の米株の下げ幅縮小を含め、米株だけの強さも有り得なくはないです。

そしてすでにデカイ規模の金融&財政両面政策で動いている中国に続き、
日欧・新興国もデカイ規模の両面政策で動くのであれば、
「感染拡大→実体経済の悪化→金融市場の悪化→金融&財政政策」
という市場と政策が後追いする流れが全て逆流するのは無理でも、
チラつく金融&財政危機が幻に終わり、ひとまず米株が先行する形で、
「金融&財政政策期待→金融市場が先取るではなく先走る」
という段階までの逆流が起きる可能性はあり得ます。

あくまで以上のような状況が揃えばということであり、
現時点での政策だけでは効果なしと見られているに等しく、
感染拡大と実体経済の悪化は歯止めどころか拡大中なので、
金融市場での先走りリバウンド起きたとしても、
リスクには弱く、賞味期限も短いと見ておきましょう。

こういった小難しいことではなく、シンプルな市場全体の動き目線でも、
コロナショックで最も動いていた債券(金利)、原油が止まると共に、
最も動いてなかった為替の追い込みのような動きにも歯止めが掛かるなり、
株式市場目線では商いを伴う増加に転じるなり、
せめてVIXが落ち着かないことには、本格反発に転じたとは言えず、
2番底を目指す、もしくは未だ1番底すらも・・という可能性は高いので、
週明けからリバウンドの動きになったとしても、
ガスの抜けた需給環境が主導する(週末の空売り比率は過去最高)、
裏付けの乏しい政策期待による先走りリバウンドに過ぎないですから、
リバに乗るにしても、くれぐれも御注意ください。
腰を据えての参戦は、明日の動きを見て明後日から参戦、
という動きでも遅くはないくらいなので、焦る必要もないでしょう。

ちなみに今週は、マクロ指標や企業決算については、
週末に発表された堅調な2月雇用統計の反応を見ればわかる通り、
3月以降分を確認しないことには、堅調であろうとも無視され、
悪ければネガティブに反応する状況が続きそうなので、
今週中(中旬頃)に発表予定のポンコツWHOの臨床結果、
予備選や党員集会の続くトランプマンを始め、
尻に火のついた各国政府と中央銀行にさらなる政策に動くのかどうか、
(安倍ちゃんマンは今週に政策の取り纏めとコロナ対策法案の可決予定)
といったコロナウィルス動向と政策動向の方が重要と言えます。
節目&需給イベントでは10日の満月&水星逆行終了、週末のMSQも。

新興市場については、世界的なリスクオフとなれば、
リスク資産の最たるものとして大きく売られる反面、
金利低下自体はグロース株も含めて追い風ではありますので、
金利低下に歯止めというか安定すると共にリスクオフモードも和らげば、
激リバも期待は出来ますが、順番としては主力大型株が先でしょうから、
まずは国内外の市場が落ち着き、主力大型株が反発するまで、
もしくはシンプルに商いを伴う上昇が継続するまでは、
テーマ株等でのその日限りのド短期勝負かIPO物色程度に留め、
全体感としては慎重に構えておきましょう。

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