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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
後追いな負のスパイラル
こんばんはです。

昨夜は緊急でパウエルくんとゆかいな仲間達(FRB)が集まり、
珍しく全員一致で0.25%ではなく0.50%の利下げを発表。

恐らく彼らとしては「G7の会合直後にマッハで動いたったでぇ」
「トランプマンの犬になったわけやなくて、ワシらで決めたんやで」
「FRBに逆ろうたらどえらい目に遭わしまっせ」
と内心ではドヤ顔満開だったのでしょうけど、
目に見えた景気悪化を感じる世間から「懲りずにまた金融緩和か」
と批判される以前に、現金な市場からも否定される動きに・・・

昨夜の米株はゴリラ商いと共に大幅反落となり、
債券に至っては米長期金利が過去最低&1%割れになるまで買われ、
さすがにドルも売られ、リスクオフ色の強い円最強高となっており、
昨日まで暴落していた金は買われたものの、
原油と資源はドル安の追い風も感じられない程度の動きですから、
利下げによる金利低下(債券買い)バンザーイではなく、
ベタなリスクオフの債券買い、リスク資産売りの動きでおました。

日本時間に入ってからは、現時点で材料になるのか怪しいながらも、
株式市場にとってスーパーチューズデーの結果は、
BUY(バイ)デン!悲惨(サン)ダース!との右往左往も挟みつつ、
米株先物も反発して推移しておりましたが、
日本株は商い減少というヘッピリ腰でのマチマチで終えており、
相変わらずの別世界感が際立っているので、
本格反発どころか短期リバウンドすらも心許ない動きです。

何より現在の過去最低水準まで下がった米長期金利を始め、
各国の債券高(金利低下)に対して、繰り返しになりますけど、
昨夜のFRBの利下げを反映している&追加利下げ期待、
世界的な利下げを含む金融緩和期待によるものなのか、
リスク回避としての債券買い(金利低下)なのか、
水準だけで判断するのは難しいところですが、
動きとして判断すれば、前者とは思えず、危ういと思うばかりです。
(足元で債券と共に最も動いていた原油も同様)

繰り返し書いている通り、今回のコロナウィルス騒動は、
かつて無いほどに目に見えた景気悪化を感じていたにも関わらず、
市場だけは金融緩和のカネ余りのせいで、
実体経済と金融市場とは別物等の御都合解釈を繰り返した挙句、
ほんまの景気悪化でリスク資産を売らざるを得なくなったのか
ついに市場は一周遅れ・・・いや半周遅れくらいの後追いで動き、
さらに遅れた後追いでFRBが動いたとも言える後手後手感でおます。

まさかFRBは周回遅れだけに、遅れ自体に気付かなかったのか?
とさえ感じてしまいますが、金融政策の影響が直結する債券市場だけは、
株式市場と違って利下げを織り込んでいた上に、
市場では金融政策に効果はあるのか?との見方も強かったので、
そこまでFRBがアホではなく、承知の上での動きだとは思いますし、
あえてこういった事態を引き起こすことで、
財政政策こそが必要なんだとわからせるための行動だったと・・・

信じるか信じないかはあなた次第ですが、
それにしてもいくら金融政策よりも財政政策が必要という見方が強くとも、
FRBに続き、ECB、BOE、黒田薬局も追随するとの観測もあるのに、
市場が好感したのは利下げ発表直後だけと言う結果で終わってしまうと、
金融政策は金融市場の動揺を一時的に抑える程度・・・
という良からぬ?健全?な見方が定着してしまいそうです。

そんな市場での解釈とは別に実体経済(現実)から見ても、
コロナウィルス騒動が続く限り、世間の不安やパニック状態も続き、
かと言って世間の声を無視して政治や企業が、
経済活動再開を強行するわけにもいかないでしょうから、
人、モノ、カネの動きの停滞と共に目に見えた景気悪化も続くでしょう。

従って足元でドイヒー過ぎるマクロ指標が発表されている中国、
それに次ぐドイヒーな日本と同様とまでは言いませんが、
米欧も感染拡大と共に目に見えた景気悪化とパニックが拡がり、
ド人、モノ、カネの動きの停滞、低調なマクロ指標も出て来ることで
現時点では実体経済にどれほどの悪影響をもたらすのかが見えないので、
結局のところコロナウィルス騒動が治まらない限り、
打ち出した財政政策の効果が十分なのかすらもわからず(金融政策も)、
コロナウィルスの感染拡大→実体経済の悪化→市場のリスクオフ
→見切り発車&後手後手&効果不明の政策、
という後追いな負のスパイラルが続くだけになりそうですけどね。
(大幅減税ならば効果十分となりそうですけど・・・)

ちなみに今夜は週末の雇用統計の前哨戦となる米2月ADP雇用、
(トランプマンの公約の一丁目一番地は雇用、予備選中だけに注目)
消費さえ堅調ならば米国は堅調論の裏付けにもなる米2月ISM非製造業、
米小売決算、次回FOMCの叩き台となるベージュブックが発表され、
他にも米金融安定監督評議会、明日はIOC理事会最終日、
OPEC総会1日目、米1月製造業新規受注、米小売決算、
週末は我が国の1月消費支出&毎月勤労統計、米2月雇用統計、
OPEC総会最終日といったところですが、
土曜日は相手国の数字があってごまかせない中国の貿易収支が注目です。

ということで、後追いの負のスパイラルが続くと見ており、
今後のイベントをきっかけに加速することで、
思いのほか早くに2番底を目指す可能性は十分にありますし、
それら省いて市場の動きだけで判断したとしても、
現状は本格反発には程遠く、底打ち、セリクラだったとも言えず、
短期リバウンドすらも心許ない動きですから、
腰を据えて参戦する方については、
シンプルに商いを伴ったリスクオンの動きが続くのであれば、
直近で大きく売られた銘柄に打診程度に参戦するのはありですが、
本日のように不気味な債券高・金利低下のまま(原油安も)、
商いを伴わずに反発する程度だったり、
普通に商いを伴うリスクオフの動きならば、
引き続き、打診も含めて慎重に構えておきましょう。
そういや、足元で台頭しているPBR1倍水準論ですが、
今期はあと1カ月を切っている上に先行き不安が増大中なわけですから、
アテにならんと見ておいた方がいいと思うばかりです。

短期勝負の方については、心許なくともリバウンドが続くのであれば、
先に述べた後追いな負のスパイラルリスクは覚悟の上で、
割り切って乗るのはアリですが、くれぐれも御注意ください。

新興市場については、連日の様に書いている通りなので割愛しますが、
国内外が落ち着くと共に、新興市場も商いを伴う上昇が継続するまでは、
リバ狙いのド短期勝負、本格化するIPO祭以外は、
慎重姿勢を崩さずに構えておきましょう。
もしかすると・・・異常なまでの債券高(金利低下)が、
グロース株や新興市場にとっては追い風と言えなくもないですけどね。

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