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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
後追い感が強いだけに、政策期待も答え合わせ次第
おはようございます。

週末はパウエルおじさん(FRB議長)がFOMC前に動くかも・・・
というのをきっかけに米株は引けに掛けて一気に下げ幅を縮小、
ナスダックに至ってはプラテン、SOXは2.21%高となり、
CFDは日米英欧共に前日終値付近まで上昇しており、
商いについても月末&MSCIのリバランスはあれど、
米英欧株は記録的なゴリラ商い、日本株もゴリラ商いだったので、
米国時間の引けに掛けての戻りを加味すると、
セリクラだったようにも見えますが・・・

コロナ騒動前後で最も動いていた原油と債券(金利)は、
株式市場ほどにはリバウンドしておらず、
最も動いてなかった為替は限定的、他の商品もHY債も限定的、
株式市場と同程度の動きだった金が下げたこと自体はいいとも言えますが、
いつか見た光景の様な暴落になっているので、
市場全体として見れば、現時点では株式市場がセリクラだったとは言えず、
まずは短期的なリバウンドがあるかもくらいに見ておくべきでしょう。

そもそも過去最低にまで低下した米長期金利を始め、
現在の米金利の水準を見ると、利下げ幅が0.25%か0.50%なのか、
見方は分かれているものの、利下げ自体は100%織り込まれており、
今だからこそ肝心の短期金融市場では、
1ー1.25%の利下げ確率が80%超えなので、
果たして週末に期待の高まったFRBの利下げは、
やったところで実体経済に効果があるのか?
せいぜい足元の騒動で最も動いていた米債券(米金利)が、
利下げをきっかけに逆の動きで巻き戻されることでの債券売り、株買い、
という金融市場の一時的なアンワインドくらいしか期待できないので、
FRBは利下げよりも騒動前まで続けていた実質QEの再拡大の方が、
市場に限っては効果がありそうですけどね。
一応、FRB以外にも、ECBも必要ならば理事会前に動くかもとか、
黒田薬局はマスクとトイレットペーパーが品切れ・・・ではなく、
ネタ切れ感の漂う「ちょっちゅ(躊躇)なく金融緩和に動く」
という相変わらずの具志堅緩和ギャグを飛ばしていたりと、
日米欧の金融政策に動きが見られ、中国はすでに動いているのでね。

ただし今回の暴落劇の背景には、FRBの実質QEを始め、
世界的に過剰な金融緩和状態によって引き起こされたとも言えますので、
再びQEを拡大したところで、市場だけがブクブクと太るだけ、
との批判も高まり、金融市場への効果自体も限定的と見られそうですし、
足元でコロナウィルスによって傷んでいる実体経済という現実に対し、
懲りない金融政策に効果はあるのか?という疑問符もあるでしょうから、
効果を期待出来る財政政策への期待が高まっていること自体は、
好ましい状況になりつつあると言えます。

ちなみに肝心の各国の財政政策については、
米下院では昨日にトランプマンが改めて減税を示唆したり、
今週中にコロナ対策案が下院で採決とか、
欧州と英国も財政出動の動きはすでに報じられており、
中国は財政政策でもすでに断続的に動いております。

そして我が国は、先に述べた黒田薬局の具志堅緩和示唆だけでなく、
昨日は安倍ちゃんマンが満を持して会見を開き、
一斉休校に対する説明、それによる保護者の所得減少に対する補償、
コロナウィルスで影響を受けた企業への支援策などなど、
19年度予算の予備費(2700億円)を投じて10日程度で取り纏め、
さらに与野党が協力して新たな予算を組むとも言っておりますが、
感染拡大国であり、先進国の中で最も足元の景気が低調にも関わらず、
対策の規模自体が渋チンであり(規模が不明の次の対策を除けば)
肝心の消費税減税や他の減税には動かず・・記者からの質問もなし・・
会見で発表した対策はやるに越したことはなく、いいとは思うのですが、
これだけで大丈夫なのかと心配になるばかりです。

しかも震源地の中国は、金融・財政両面ですでに動いているにも関わらず、
昨日は衝撃の2月PMIを発表しており、
日本は震源地ではないものの感染拡大国というだけでなく、
コロナウィルスの影響を含まない10-12月期のGDPすらも、
中国・先進国の中では最も低調と消費税増税の影響が明確であり、
工作機化受注等の他の経済指標もコロナ騒動以前から低調なので、
コロナ騒動が本格的に加味された2月以降の国内経済指標、
今週から発表が続く小売の2月月次売上高が、
衝撃の中国PMIに負けず劣らずのドイヒーな結果が続くと、
安倍ちゃんマンの対策が不十分、黒田薬局も品切れ(手詰まり)と見られ、
海の向こうの市場の動きとは関係ない別世界のように、
まさかの日本売り(トリプル安)となってもおかしくはないです。

今週は海の向こうも月初恒例の米経済指標特盛ウィークであり、
雇用統計、ISMを始めとする2月以降分の経済指標が発表されるので、
衝撃の中国2月PMIに続き、日欧・新興国の低調ぶりだけでなく、
コロナウィルスパニックが本格化しているとは言えない米国までが、
低調な結果となれば、コロナウィルス自体が収束しない限り、
今後は米国すらも景気悪化が継続・拡大するとの見方が台頭し、
現在示唆されている金融・財政両面の政策は不十分と見られ兼ねないです。

以上の通りなので、今週としては、
今回の騒動で最も動いていた米債券(米金利)に対して、
直接的に影響するFRBの金融政策期待を始め、
期待の高まっている各国の金融・財政政策動向はもちろんのこと、
減税を示唆しているトランプにとって重要な3日のスーパーチューズデー
(もしかするとサンダースリスクの台頭も有り得る)、
米債券と共に最も動いていた原油に影響する5-6日のOPEC総会、
騒動の主役であるコロナウィルスの日々の感染者数動向、
日中アジアのような目に見える生活実感の悪さを伴うパニックが、
米国、南米、アフリカにも拡がって世界を一周するのか、
日本に対する渡航制限の拡大などなど、それらによる実体経済への影響、
(東京五輪動向としては3-5日のIOC理事会も注目)
といった政策動向やそれらに絡むイベントが注目であり、
何気にWHOがポンコツであろうとも、今週末から中旬に掛けて、
治療薬の臨床結果を発表することも注目と言えます。

そしてこれらがポジティブな方向に向かうとの期待が高まるならば、
安倍ちゃんマン政策に対する不十分懸念や衝撃の中国PMIにも屈せず、
週末のリバウンドの動きが明日も継続する可能性はありますが・・・

先にも述べた通り、今週に発表される2月分以降の国内外のマクロ指標、
国内小売の2月月次売上高、米小売企業決算が、
コロナウィルスの実体経済への影響を確認する答え合わせになるので、
ドイヒーな結果が続くようであれば、中国PMIの説得力が増し、
(ほんまの説得力は、ごまかしの効かない週末の中国貿易収支が注目)
中国ほどではないにせよ実体経済の先行きはさらに悪化すると見られ、
週末から期待が台頭している各国の政策も不十分・早計と見られ、
金融市場の政策期待リバウンドにも水を差すことになります。
言っても今回の騒動は金融市場の後追い感が強いので、
足元の暴落で追いついていたとしても、
リバウンドに水を差されるようだと2番底に向かう可能性が高いでしょう。

ということで明日のスタンスとしては、
腰を据えての参戦については、明日の動きだけではアテにならないので、
先に述べた政策動向、今週のイベントやマクロ指標の答え合わせ、
コロナウィルス動向を見極めることが無難ですが、
せめて市場が明後日以降も商いを伴うリスクオンが続くのであれば、
2番底リスクは覚悟しながらですが、打診程度に参戦するのはアリです。
リバ狙いを含む短期勝負については、テクニカル的には売られ過ぎ、
(週末までの暴落局面は、技は力の中にあり相場でしたけど・・・)
足元の投機的な需給環境には過熱感が無いのも事実なので、
週末の米国の引けに掛けての戻りの動きが続くのであれば、
先に述べた水を差されるリスクは覚悟の上で、
政策期待なんだと割り切って波に乗るのは御自由にどうぞ。
(債券と油の戻りが鈍いならば、くれぐれもお気を付けください)

新興市場については、見ての通りの惨状であり、
さすがに今週は追証売りもあるでしょうけど、
結局は連日の様に書いている通り、特に変わりはないので、
とにかくまずは商いを伴う上昇が継続するまでは、
テーマ株の波乗りも含め慎重に構えておきましょう。
今週から始まる3月のIPOラッシュは注目ですけどね。

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