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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
政策期待と疑心暗鬼が交錯する中で
おはようございます。

週末にFRBが公表した金融政策報告書では、米経済は堅調と言いながら、
コロナウィルスによる中国の混乱で世界経済に影響を及ぼすかもと・・・
そして足元で上昇した資産価値、過去最高水準の低格付け企業の債務が、
リスクに拍車を掛けるかもと・・・

何気にFRBが資産価値の上昇と言い出しているのを見ると、
過去の例からも嫌な予感しかしないのですが・・・
それは置いといて米経済については、結局どないやねん!な見通しなので、
コロナウィルスの実体経済へ及ぼす影響については、
FRBだけでなく誰もわからないというのが現実であり、
どちらかと言えば週末のS&Pによる中国の成長率見通し引下げを始め、
徐々に一時的とも言えないようなネガティブな試算が増えつつあります。
(中国人民銀行だけは大丈夫アルヨと言ってますけどね)

各国政府や企業の動きが過去の感染症とは比べ物にならない動きなので、
当たり前とも言えますけど、現時点でのコロナウィルス騒動は、
感染拡大も収束しておらず、ウィルス自体も不明確なままであり、
実体経済への影響についても未だ明確ではないという状況です。

だからこそFRBが米経済は堅調やで!と言おうとも、
週末に発表された1月米雇用統計が堅調であろうとも、
足元で発表されている10-12月期の米企業決算が概ね堅調、
日欧企業決算に底打ちというポジティブ解釈があろうとも、
コロナウィルスの影響は加味されてないというアテにならん状況です。

一気にコロナウィルス騒動自体が収束すればいいのですが、
そうでなければ2月分以降のマクロ指標(発表は3月以降)、
1-3月期の企業決算(発表は4月中旬以降)を確認するか、
こういった状況を鑑みて各国政府や中銀が対策に動かないことには、
コロナウィルスの影響に対する不透明感・疑心暗鬼は続くと言えます。

現時点でも感染拡大抑止、金融、財政全ての面で、
具体的に動いているのは震源地の中国だけであり(当然ですけどね)、
それ以外の国は感染拡大の抑止だけに留まり、
実体経済への影響をカバーする明確な景気対策は出ておりませんが・・・

今週は米国が週明けにも新年度の予算教書を発表し、
注目の中間層減税以外にも対策予算が出て来る可能性があり、
金融ばかりが統一されて財政がバラバラだったユーロ圏すらも、
コロナウィルスの影響を含めた景気対策を近々発表すると言っており、
我が国もこれまでに発表された景気対策だけでなく、
今週中にコロナウィルス対策の取りまとめに動くようです。

金融政策については、FOMC、ECB理事会、日銀会合は来月ですが、
今週はパウエルFRB議長の議会証言が11-12日に控えており、
市場で拡がっているお薬減らし(引締め)懸念を払拭するのか、
それともコロナウィルスの影響を過度に警戒したり、
冒頭で触れたような余計なことを言ったりすることで、
火に油を注ぐのか注目です。
11日にはラガルドおばさん(ECB総裁)の議会証言もあります。

他にも11-12日にはWHOのコロナウィルス専門家会合、
14-15日はOPECプラス閣僚会議もあり、
ドンパチ関連イベントでは、11日のイラン革命記念日、
16日のカリアゲパパ(金正日)誕生日、
14-16日にはミュンヘン安全保障会議といったキナ臭さもあり、
市場目線では週末が我が国のSQ&決算発表一巡(11日祝日も)、
米国は決算発表一巡、米中双方の関税引下げ、三連休前の週末となります。

以上の通り、コロナウィルスの実体経済への影響が不透明な一方、
世界的な感染拡大抑止対策、各国の景気対策&金融政策への期待と共に、
今週は具体的な動きもありそうなのですが(パウエルおじさんは心配)、
現時点ではそれだけで十分なのか、疑心暗鬼は払拭されるのか、
わからないところはあるので、それらが明確になるまで・・・
と言ってたら悠長過ぎるので、せめてパウエルおじさんの議会証言までは、
結局は市場の動きで判断するしかないというのが現実と言えます。

ちなみに週末時点での市場の動きを見ると、
米債券高(短期金利上昇)、日欧債券高(英債券横ばい)
ドル高(ユーロ安)ながら円高、さらに人民元と新興国通貨は、
木曜日まではドル高であろうと堅調でしたが、週末は下落しており、
原油は反落、銅は大幅反落、資源安(パラジウムは高値圏揉み合い)
金は続伸(年初来&2013年以来の高値圏)、HY債は一服、
米株は反落(VIX上昇15.47)、英欧株も反落、
中国株先物も反落、日経平均先物も23690円と下げているので、
動きとしてはベタなリスクオフであり、
原油、銅、資源、人民元、新興国通貨の動きも気掛かりですが、
木曜日までの商いを伴うリスクオンの動きに対し、
週末は商い減少でのリスクオフなので、
木曜日までの反動・一服と言える範疇の動きです。
(中国のCDSと銀行間金利も未だ平和な水準ですw)

足元の投機的な需給環境についても、金の過熱感、
米債券高、ユーロ高、ポンド安の各余地の拡大はあれど、
原油の過熱感は和らぎ、株の過熱感も無いので、
需給的にはリスクオンの動きを後押しする状況と言えます。

ということで今週と言うか、明日のスタンスとしては、
木曜日までの商いを伴うリスクオンに戻れば上目線継続でいいのですが、
週末のリスクオフの動きが続いたとしても商いを伴わず、
中国市場の薬切れ・息切れ感もないのであれば、
単なる反動・一服・押し目と見ておけばいいでしょう。

個人的にもいずれかだとは思っておりますが、
もし商いを伴ったリスクオフへと変わり、中国市場も崩れるようであれば、
改めて市場を取り巻く環境は不透明であるとの疑心暗鬼が再燃、
週末にも書いた週替わりコロナ定食のやっぱりヤバイ定食だと受け止め、
潔くサッサと撤退するなり、決算を終えた銘柄を拾うのも控え、
慎重姿勢に切り替えましょう。
11日は休場でもあり(パウエル議会証言も)、週末はSQなので、
祝日明けに反発してリスクオンに戻っていたとしても、
御縁が無かったと割り切るくらいでいいでしょう。

新興市場については、主力大型株や海の向こうとは異なり、
先週末も含め下落局面では商い増、上昇局面は商い減、
という状況が続いるので、コロナウィルスの影響や世界情勢云々よりも、
まずはシンプルに商いを伴う上昇となるまでは、
決算を終えた銘柄、資金の集まっているテーマ株等のサーフィンに留め、
全体感としては慎重姿勢を維持しておきましょう。
(今週一杯で新興企業決算も一巡しますけどね)

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