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不沈艦日記
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舞台は違えど、いつか見た光景
こんばんはです。

未だ収束の気配すら見えないコロナウィルス騒動を見ていると、
影響は「一時的」「限定的」「日本は大丈夫」など、
いつか見た光景のようなフレーズが飛び交っております。

いつか見た光景とは、かつての感染症ではなくリーマンショックであり、
御存知の通り、サブプライムローン債権という腐ったミカン、
いやウィルスを混ぜ込んで証券化したMBSがばら撒かれ、
どれほどの規模なのか、どこにばら撒かれたのかがわからず、
疑心暗鬼の連鎖によって信用不安を招いたので、
今回のコロナウィルス騒動についても、
直接の舞台は金融市場ではなく実社会ではありますが、よく似た構図です。

しかも現時点ではコロナウィルスの実態が不明なまま、
感染者数の増加は止まらず、疑心暗鬼が募る一方ですから、
「一時的」「限定的」等の見方は控え、慎重に見ておくべきであり、
他の感染症や事故やリスク等での死亡率を比較して、
「騒ぐな」「大丈夫」という見方もどうかと・・・
そもそも新たに加わったリスクなのですからね。

ちなみに昨日も少し触れましたが、
政府手配の航空機で武漢から帰国した416人の日本人のうち、
発熱等の症状で病院へ搬送されたのは20人(4.8%)、
現時点で陽性が確認されたのが3人(0.7%)なので、
いくらなんでも比率が高過ぎます・・・

しかも武漢の人口が1100万人にもかかわらず、
一昨日時点での武漢の感染者は700人(0.006%)、
待機の2700人と合わせた3400人としても0.03%なので、
どう考えても日本人帰国者の感染率とはかけ離れており、
武漢の感染者を日本人帰国者の0.7%で推計すれば77万人、
2.4%で推計すれば264万人となり、
本日時点での中国全土の感染者数7711人すらも怪しい限りです。

そりゃあ混乱している医療現場や検査環境の不備もあるでしょうから、
検査待ちの患者が多く、陽性判定されてないだけなのでしょうけど、
日本人帰国者の感染率だけで全体像を推測する限り、
一体どれだけ感染拡大しているのか、いつ収束するのやら・・・
もはやパンデミックじゃないのかと言いたくもなります。

なにやら本日はポンコツWHOが緊急会合を招集するらしく、
今さら「緊急事態」と認定したところで時すでに遅し感が・・・

そしてコロナウィルスの実体経済に及ぼす影響についても、
中国国内の経済活動の半ば停止状態はもちろんのこと、
日中米を始め各国の政府や企業の対応、各国国民の心理面を見ても、
かつてのインフルエンザや他の感染症蔓延時とは違い、
明らかに実体経済への影響は出ており、
お得意の「一時的」「限定的」で終わるのかも不明であり、
中国発の世界的な景気後退局面入りすらも垣間見えます・・・

だけに・・・発表が本格している国内外の企業決算やマクロ指標は、
堅調であってもコロナウィルスの影響は未知数なままなので、
米中第一弾の合意、世界的な金融緩和、各国の景気対策、
これらの効果によって景気が底打ち・先行き回復するのか、
という答え合わせがアテにならんというかハッキリしない状況です。

そういう意味では早急な米中の第二弾以降の協議&合意、
早急なトランプマン減税を始めとする各国の景気対策、
さらなる世界的な金融緩和に動くようであれば、
実体経済面でのコロナウィルスのワクチンにはなりそうですが、
昨夜のFOMCにおいては、むしろお薬を減らす姿勢を示し、
NY連銀の短期金融市場へのお薬減少についても触れず、
そのくせコロナウィルスの影響には触れており、
火に油を注いだだけのような状況です。

ただし昨夜の債券市場は、リスク回避の債券高(金利低下)となっており、
お薬減少を警戒した火に油な債券安(金利上昇)ではないので、
一応、リスクオフながらも金融緩和状態はキープしているとも言えます。

為替市場については、ドル高ながら円高(欧州通貨安)、人民元安、
というリスクオフの動きであり、原油、銅、資源も軟調、金は反発、
米株は商い減でのマチマチ、英欧株は商い減での小幅続伸でしたが、
日本時間に入ってからは米英欧株先物は崩れ(中国株先物も)、
そして本日の日本株は商い増での大幅安となっており、
ついに1月安値も割って終えております。

商い増なのでセリクラかと言えば、売買代金は約2.5兆円程度であり、
空売り比率も45.7%程度なので(規制ありは今年最高額)、
セリクラには程遠く、本日のダラダラ断続的で陰湿な売りを見ても、
悲鳴や悲壮感を含むパニック感はありまへんので、
本番はこれから感すら漂っており、特に春節明けの香港市場や台湾市場、
発生源の中国に近い我が国を含めたアジア市場を見ていると、
中国市場の春節明けこそが危険なオイニーも・・・
(反面ではセリクラになるかもという期待もあります)

一応、中国の先物と人民元は動いているものの下げ止まっておらず、
世界の金融市場とは異なる自由化されてない中国市場は、
特に現物の動きを見ないことにはわからないだけにね・・・

以上の通り、薄商いでの動きだけのリスクオフではなく、
商いを伴いつつあるリスクオフへと様相が変わっており、
いよいよ金融市場にもウィルスが蔓延して来た感じもあるからこそ、
先に述べた小難しく不透明なコロナウィルスや実体経済動向等よりも、
シンプルに市場の動きで判断して動けばいいでしょう。

従って「商いを伴う」株高を含むリスクオンへと転じるか、
もしくは売買代金3兆円超えを伴うセリクラにでもならない限り、
慎重に構えておきましょう。
明日は週末なので、決算を終えた銘柄の参戦も含め慎重に。

新興市場については、主力大型株以上にドイヒーな下げとなり、、
リスクオフ局面では過度に売られるいつもの光景ではありますけど、
判断としては同様に、商いを伴う上昇が継続するまでは、
資金が循環しているテーマ株等のサーフィンに留め、
明日は決算を終えた銘柄の物色も控え、慎重に週末を迎えましょう。

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