おはようございます。
雇用統計を受けた週末の市場の動き等については後述するとして、
今週はいよいよ今年最後とも言えるメインイベントウィークを迎えます。
9日 国会会期末(延長?まさかの解散?)
7-9月期GDP・改定値、11月景気ウォッチャー調査
ウクライナ疑惑弾劾調査報告書を受けての公聴会
10日 11月工作機械受注・速報値
中国11月CPI&PPI、湾岸協力会議
独&ユーロ圏12月ZEW景況感調査
11日 10-12月期法人企業景気予測調査、黒田日銀総裁挨拶
OPEC月報、サウジアラムコ上場予定
FOMC、米11月消費者物価
12日 満月、税制改正大綱決定見通し、10月機械受注
英総選挙、EU首脳会議
ECB理事会、スイス中銀会合、IEA石油市場月報
米下院司法委でトランプ大統領の弾劾訴追状採決(予定)
13日 MSQ、日銀短観、英総選挙の結果速報、13日の金曜日
EU首脳会議
米11月小売売上高
トランプ大統領の財務記録提出を巡る最高裁の判断
15日 対中追加関税発動予定日
19日 日銀会合、英中銀会合
20日 米メジャーSQ、米つなぎ予算期限
以上の通り、色付けしたイベントが特に重要であり、
その辺も含めた見通しについては後述しますので、
まずは週末状況から確認すると・・・
堅調な雇用統計を受けて、雇用増が公約のトランプマンがドヤる、
というお馴染みの光景を見せられると共に、
米中協議を巡るネタは好悪入り混じりながらもポジティブ優勢となり、
市場も短期債高、英債券高ながら概ね債券安となって金利上昇、
やや円最強高は気掛かりながらドル高(ユーロ安、人民元高)、
OPECプラス会合での減産拡大を受けて原油続伸、
銅はゴリラ高(他の資源も概ね堅調)、金は大幅反落、
薄商いがらも株高、VIX低下で終えているので(HY債も堅調)、
市場全体の動きとしては、やや円最強高と債券は気掛かりですが、
ほぼフルゴリラリスクオンとなっております。
お察しの通り、景気の遅行指標である雇用統計が堅調だったとしても、
それ以外の景気の先行指標は低調な結果が続いとるで・・・
雇用統計を含め米景気が堅調だったとしたら、FOMCでの利下げを始め、
世界的な金融緩和モードが薄れるんじゃないのか・・・
金融緩和モードが薄れると、各国の景気対策が急務じゃないのか・・・
そして肝心の米中通商協議はフェーズ1だけの合意ではなく、
発動済みの関税も撤廃されないと景気鈍化が続くのでは・・・
てな感じの疑問を改めて感じたりもするのですが、
フェーズ1の合意だけでほんまに景気の先行きが回復するのであれば、
足元の景気鈍化は底打ち、金融緩和も必須とまでは言えず、
景気対策も急ぐ必要は無く、規模も程々でいいとも言えるので、
(日本は安倍ちゃんマンの景気対策が間近)
これらの疑問は気にする必要もなく、
市場もリスクオンが続くというロジックにはなりますけど・・・
恐らく現状はフェーズ1の合意だけで十分とは思っておらず、
発動済の関税を完全撤廃とは言わないまでも、
せめて完全撤廃に向けた協議が継続されると共に、
さらに各国の金融緩和と景気対策も程々ではなく継続することで、
景気の先行き回復期待というロジックが成立し、
市場は良好な需給環境(特盛なVIXショートは除く)も後押しする形で、
リスクオンの動きが続いているという状況です。
ちなみに週末時点の投機的な需給環境についても、
特盛のVIXショート以外は良好なままであり、
リスクオンとなる余地が大きく、他にも国内外の自社株買い、
国内では配当再投資、日銀等の忖度買いも下支えしている状況です。
従って15日の対中関税発動日までのイベントであるFOMC、
ECB理事会、英総選挙、トランプマンの弾劾動向等で波乱も起きず、
米中がフェーズ1の合意と共に発動済の関税も撤廃、
もしくは撤廃に向けた協議継続となれば、
市場もフルゴリラリスクオン基調は継続するでしょうけど・・・
言っても株価は高値圏なわけですから、
フェーズ1の合意だけに留まり、これまで発動済の関税が撤廃されず、
今後の協議継続への期待も曖昧なままに終わると、
出尽くし、織り込み済み、まさかの失望となり、
リスクオフとなる可能性は高いと言えます。
以上を踏まえての今週としては、
15日までの米中協議の顛末次第ですが、それまでのヤマ場としては、
週を通してのトランプマンの弾劾を巡る動向、香港情勢も気掛かりですが、
11日のFOMC→満月の12日のECB理事会、英総選挙、
→13日の金曜日のMSQ、日銀短観、EU首脳会議2日目、
米小売売上高がヤマ場であり、その他の経済指標等については、
これらのイベントに比べるとインパクトは小さいので、
今週に限っては、一時的な材料に過ぎないと見ておきましょう。
ということで明日以降のスタンスとしては、
短期目線での勝負の方は、15日までの米中協議動向、
先に述べたそれまでの11-13日のヤマ場には注意しつつも、
シンプルに市場の動きでだけで判断すればいいでしょうから、
商いを伴ったリスクオフとなるまでは、
日替わり定食なリスクだけは覚悟の上で波に乗ればいいでしょう。
腰を据えて勝負する方については、
米中協議以降をポジティブに見ている方は、御自由にどうぞですが
慎重に動くのであれば、今週は出遅れ物色だけに留め、
先に述べた11-13日のヤマ場、米中協議、
これらを見極めた上で動くくらいの姿勢が無難でしょう。
新興市場はIPOラッシュが始まることでの換金売り、
個人の節税対策売り、一方で足元では外国人の急ピッチな買い越し状態、
季節性物色といった新興市場独自の環境もありますが、
先に述べた通り、今週は今年最後の国内外のメインイベントなので、
基本的には短期目線の方と同様の見方でいいと思うのですが、
シンプルに判断するのであれば、商いを伴う上昇が継続すれば上目線維持、
商いを伴う下落が継続すれば慎重姿勢という見方でいいでしょう。
今週は割高感が意識されやすいでしょうから(金利上昇も続けば)、
くれぐれも高値掴みには御注意ください。
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雇用統計を受けた週末の市場の動き等については後述するとして、
今週はいよいよ今年最後とも言えるメインイベントウィークを迎えます。
9日 国会会期末(延長?まさかの解散?)
7-9月期GDP・改定値、11月景気ウォッチャー調査
ウクライナ疑惑弾劾調査報告書を受けての公聴会
10日 11月工作機械受注・速報値
中国11月CPI&PPI、湾岸協力会議
独&ユーロ圏12月ZEW景況感調査
11日 10-12月期法人企業景気予測調査、黒田日銀総裁挨拶
OPEC月報、サウジアラムコ上場予定
FOMC、米11月消費者物価
12日 満月、税制改正大綱決定見通し、10月機械受注
英総選挙、EU首脳会議
ECB理事会、スイス中銀会合、IEA石油市場月報
米下院司法委でトランプ大統領の弾劾訴追状採決(予定)
13日 MSQ、日銀短観、英総選挙の結果速報、13日の金曜日
EU首脳会議
米11月小売売上高
トランプ大統領の財務記録提出を巡る最高裁の判断
15日 対中追加関税発動予定日
19日 日銀会合、英中銀会合
20日 米メジャーSQ、米つなぎ予算期限
以上の通り、色付けしたイベントが特に重要であり、
その辺も含めた見通しについては後述しますので、
まずは週末状況から確認すると・・・
堅調な雇用統計を受けて、雇用増が公約のトランプマンがドヤる、
というお馴染みの光景を見せられると共に、
米中協議を巡るネタは好悪入り混じりながらもポジティブ優勢となり、
市場も短期債高、英債券高ながら概ね債券安となって金利上昇、
やや円最強高は気掛かりながらドル高(ユーロ安、人民元高)、
OPECプラス会合での減産拡大を受けて原油続伸、
銅はゴリラ高(他の資源も概ね堅調)、金は大幅反落、
薄商いがらも株高、VIX低下で終えているので(HY債も堅調)、
市場全体の動きとしては、やや円最強高と債券は気掛かりですが、
ほぼフルゴリラリスクオンとなっております。
お察しの通り、景気の遅行指標である雇用統計が堅調だったとしても、
それ以外の景気の先行指標は低調な結果が続いとるで・・・
雇用統計を含め米景気が堅調だったとしたら、FOMCでの利下げを始め、
世界的な金融緩和モードが薄れるんじゃないのか・・・
金融緩和モードが薄れると、各国の景気対策が急務じゃないのか・・・
そして肝心の米中通商協議はフェーズ1だけの合意ではなく、
発動済みの関税も撤廃されないと景気鈍化が続くのでは・・・
てな感じの疑問を改めて感じたりもするのですが、
フェーズ1の合意だけでほんまに景気の先行きが回復するのであれば、
足元の景気鈍化は底打ち、金融緩和も必須とまでは言えず、
景気対策も急ぐ必要は無く、規模も程々でいいとも言えるので、
(日本は安倍ちゃんマンの景気対策が間近)
これらの疑問は気にする必要もなく、
市場もリスクオンが続くというロジックにはなりますけど・・・
恐らく現状はフェーズ1の合意だけで十分とは思っておらず、
発動済の関税を完全撤廃とは言わないまでも、
せめて完全撤廃に向けた協議が継続されると共に、
さらに各国の金融緩和と景気対策も程々ではなく継続することで、
景気の先行き回復期待というロジックが成立し、
市場は良好な需給環境(特盛なVIXショートは除く)も後押しする形で、
リスクオンの動きが続いているという状況です。
ちなみに週末時点の投機的な需給環境についても、
特盛のVIXショート以外は良好なままであり、
リスクオンとなる余地が大きく、他にも国内外の自社株買い、
国内では配当再投資、日銀等の忖度買いも下支えしている状況です。
従って15日の対中関税発動日までのイベントであるFOMC、
ECB理事会、英総選挙、トランプマンの弾劾動向等で波乱も起きず、
米中がフェーズ1の合意と共に発動済の関税も撤廃、
もしくは撤廃に向けた協議継続となれば、
市場もフルゴリラリスクオン基調は継続するでしょうけど・・・
言っても株価は高値圏なわけですから、
フェーズ1の合意だけに留まり、これまで発動済の関税が撤廃されず、
今後の協議継続への期待も曖昧なままに終わると、
出尽くし、織り込み済み、まさかの失望となり、
リスクオフとなる可能性は高いと言えます。
以上を踏まえての今週としては、
15日までの米中協議の顛末次第ですが、それまでのヤマ場としては、
週を通してのトランプマンの弾劾を巡る動向、香港情勢も気掛かりですが、
11日のFOMC→満月の12日のECB理事会、英総選挙、
→13日の金曜日のMSQ、日銀短観、EU首脳会議2日目、
米小売売上高がヤマ場であり、その他の経済指標等については、
これらのイベントに比べるとインパクトは小さいので、
今週に限っては、一時的な材料に過ぎないと見ておきましょう。
ということで明日以降のスタンスとしては、
短期目線での勝負の方は、15日までの米中協議動向、
先に述べたそれまでの11-13日のヤマ場には注意しつつも、
シンプルに市場の動きでだけで判断すればいいでしょうから、
商いを伴ったリスクオフとなるまでは、
日替わり定食なリスクだけは覚悟の上で波に乗ればいいでしょう。
腰を据えて勝負する方については、
米中協議以降をポジティブに見ている方は、御自由にどうぞですが
慎重に動くのであれば、今週は出遅れ物色だけに留め、
先に述べた11-13日のヤマ場、米中協議、
これらを見極めた上で動くくらいの姿勢が無難でしょう。
新興市場はIPOラッシュが始まることでの換金売り、
個人の節税対策売り、一方で足元では外国人の急ピッチな買い越し状態、
季節性物色といった新興市場独自の環境もありますが、
先に述べた通り、今週は今年最後の国内外のメインイベントなので、
基本的には短期目線の方と同様の見方でいいと思うのですが、
シンプルに判断するのであれば、商いを伴う上昇が継続すれば上目線維持、
商いを伴う下落が継続すれば慎重姿勢という見方でいいでしょう。
今週は割高感が意識されやすいでしょうから(金利上昇も続けば)、
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