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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ザワつきは継続中
こんばんはです。

結局はデジャブのような原油から始まった市場の不穏な動きが、
昨夜はISM製造業の低調な結果をきっかけに、
商い増での米英欧株安(VIXも大幅上昇)とドル安が加速したものの、
円は対ドルで堅調なだけ、原油は前日の大幅安近辺で踏み止まり、
金は小幅上昇に留まり、理由は不明ながら債券も買われることなく、
小幅ながら債券安(金利上昇)となっているので、
悪く言えば米トリプル安とも言えるのですが、
少なくともフルゴリラなリスクオフの動きが加速したとは言えず・・・

そして本日の我が国についても同様に、
商い増での株安・債券安(金利上昇)となったものの、
ザラ場中は円高が加速しなかったこともあり、
日本株は下落したものの寄り底の動きとなり、新興市場に至っては上昇、
上海株は小幅上昇、香港株も小幅下落に留まったので、
本日もフルゴリラなリスクオフの動きまでは感じられず・・・

ただし日米英欧株は、感謝祭明けという特殊要因はあれど、
商い増での下落にはなっており、きっかけとなった原油も戻しておらず、
謎の債券安についてもトドメの債券高となれば円高も加速することになり、
特盛のVIXショートの巻き戻しも火に油となることで、
フルゴリラなリスクオフとなる可能性はあるので、
せめて株式市場が商い増で反発しない限り(結果的に円安、原油高も)、
本日時点ではまだ安心は出来ない状況です。

以上が現在の市場の動きですが、
動く裏付け(口実)となる市場を取り巻く環境としては、
昨夜発表された米11月ISM製造業は48.1
と4カ月連続の50割れに加え、前月を下回る低調な結果に・・・
前月は低調ながらも前々月を上回ったことで、
ここ一年近く耳にタコが出来るほど聞いた底打ち観測が高まっていたので、
今回の結果はこれまた耳にタコが出来るほど聞いた、
底打ちはまだやった・・という解釈に繋がりそうな結果だったと言えます。
(各国の製造業PMI改定値は改善してますけどね)

結局は他の米製造業系指標も含め、昨年夏から右肩下がりが続いており、
明らかに昨年末までの金融引締めと貿易戦争が原因だと言えるのですが、
御存知の通り、金融政策は引締めから緩和に動いているので、
現時点での要因としては貿易戦争だけと言えます。

しかしながら貿易戦争を主導するトランプマンは、
製造業を含む景気鈍化の要因は、自らの貿易戦争に責任があるとは認めず、
昨夜を含め再三に渡り、FRBの利下げが不十分なせいや!
ドル高がアカンねん!と責任転嫁を繰り広げているので、
米中だけではない貿易戦争、米国だけでない製造業への逆風は、
いつ収まるのやらという状況です。

ただし米景気全体として見れば、GDPの7割が消費であり、
米製造業の影響は軽微とも言えるのですが、
雇用に関しては比率は忘れましたけど、製造業の影響も大きいので、
このまま貿易戦争による米製造業への逆風を放置していると、
いずれは米消費にも影響が出て来ることになることは、
雇用増が選挙公約であるトランプマンもさすがに承知済みでしょうから、
来年の大統領選に向けてなんとかするとは思うのですが・・・

先にも述べた通り、FRBへの利下げパワハラを続けているので、
来週10-11日のFOMCまでは、
米中貿易戦争は進展させず、気の利いた日替わり定食な呟きもせず、
何やったら株価を下げることも厭わない可能性すらも感じます。

昨夜は対仏、対欧への追加関税に言及しただけでなく、
アルゼンチンとブラジルに対するアルミ関税の発動を表明し、
今夜から出席するNATO首脳会議の場では中国の脅威を訴え、
包囲網を作ることを提唱するようなので、
しばらくは・・・FOMCまでは・・・
トランプマンサイドからの貿易戦争での歩み寄りは期待できず、
当然ながら習近平サイドも激おこキンペー丸になりそうです。

従って貿易戦争の影響は軽微やで!とは言わないまでも、
世界景気を牽引する親亀(米国)の消費は堅調やから、
子亀達(日英欧・新興国)の景気も牽引できるで!
製造業鈍化の影響は軽微やで!製造業自体の影響も軽微やで!
と言えるような堅調な米経済指標が発表されたり、
サイバーマンデーを含む米クリスマス商戦の堅調ぶりが改めて伝わると
昨夜から加速した市場のザワつきも収まりそうではありますけど、
これらの経済指標等が火に油を注ぐようなダメな結果となれば、
FOMCを含むイベントが盛りだくさんの来週まではザワつきが続き、
下手をすればフルゴリラリスクオフになってもおかしくはないです。

ということで、以上のような貿易戦争動向を始め小難しい背景の動向、
今夜以降の経済指標等のイベントも要注意ですが、
明日以降のスタンスをシンプルに市場の動きで判断するのであれば、
先にも述べた通りであり、昨日にも書いている通りでおます。

新興市場については、昨日と同水準の商いでの反発となり、
上昇局面では商い増、下落局面では商い減
という上げゴリ基調が崩れたとは言えないので、
シンプルに商いを伴った下落が継続するまでという判断で、
攻めの姿勢を継続させればいいのですが、
先にも述べた通り、国内外の状況は昨夜からザワついたままであり、
新興市場にとっては逆風となる金利も上昇したままなので、
迅速に動くためにも国内外の状況も横睨みしておきましょう。

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