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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
不穏さも窺える週末からの今週
おはようございます。

週末は気掛かりだった原油が大きく崩れ、
その前に同じく気掛かりだったドル高もプチピークを打ち、
不穏な動きとなっております。

市場全体として見れば、他の商品は天然ガス、ガソリン、
ニッケルが大きく売られ、銅、亜鉛、鉛、大豆も売られる一方、
金と共に銀、プラチナ、パラジウム、錫、小麦、コーンも買われており、
債券は英国が債券安ながら米欧は小幅高程度(金利小幅低下)、
為替はドル安ながら円安は維持されており、
株式市場は半導体SOXの売りが目立つと共に、
ショートが特盛のVIXの上昇が不穏ですが(12.7ですけど)
米英欧株共に商いを伴って大きく売られたわけではなく、
日経平均先物に至っては、円安もあって小幅高で終えております。

従って市場全体として見れば、感謝祭モードと言うのもありますが、
ゴリゴリのリスクオフでは無く、プチリスクオフ程度の動きなので、
9月からのリスクオン基調が崩れたわけではなく、
一服・押し目の範疇と言えるのですが、先日も書いた通り、
全体の時間軸とズレて動いていた原油とドルが売られているので、
これら(他の資源も)がリスクオフ加速の口火を切ったのか、
一時的な動きで終わるのかが注目です。

そしてこういった動きの口実になっているものとしては、
原油は4-5日のOPEC総会での減産延長観測が、
露やサウジの牽制によって不透明になっているとか、
市場の主役ネタである米中通商協議動向については、
香港人権法案署名・成立から始まった米中関係の悪化が続き、
週末時点でも米中通商協議の後退懸念が増しつつあり、
ブラックフライデーの出足がイマイチとかも含め、
(結局はサイバーマンデー次第といういつものオチになりそうですが)
9月からのリスクオン基調の裏付けとなっていた以下のロジックは、
完全に崩れたわけではないものの、週末の市場の動きから見ると、
①の部分がやや怪しくなっているという感じです。

 ①足元の景気鈍化の大きな要因である米中貿易戦争の好転・収束期待
 ②世界的な金融緩和期待(日米英欧中・新興国)
 ③各国の景気対策期待(中印は発動済、日独は発動間近?米英は未定)
 ④①②③が維持されることで、足元の景気鈍化は底打ち、
  景気の先行きは回復するとの期待が高まる
 ⑤①-④が維持されることで、市場もリスクオン基調が継続
  (足元の需給環境も追い風(VIXショートだけは特盛))

ということで、以上の様なロジックが崩れるきっかけとして、
先に述べた不穏な原油(資源)やドルを始め、
シンプルに市場の動きで判断してもいいのですが(後述します)、
きっかけとなりそうな今後のイベントを見据えると、
メインイベントは以下の通りの中旬だとは思いますが・・・

  9日 国会会期末(景気対策のメドが注目)
 11日 FOMC
 12日 ECB理事会、英総選挙、EU首脳会議、満月
 13日 メジャーSQ、13日の金曜日
 15日 対中追加関税発動予定日
 19日 日銀会合、英中銀会合
 20日 米メジャーSQ、米つなぎ予算期限

今週も日替わり定食な米中通商協議動向(香港情勢含む)、
12日の英総選挙に向けたお馴染みの日替わり定食な世論調査動向、
何やらカリアゲの日本に対する弾道ミサイル発射挑発などなど、
継続しているリスクも相変わらずですが、
以下の通り、今週は月初恒例の米経済指標特盛の週であり、
ウクライナ疑惑を巡る政治ショーも週を通して続き、
不穏な原油に関わるOPEC総会も控えているので、
セミファイナルというか侮れない一週間ではあります。

 2日 中国11月財新製造業PMI
    ラガルドECB総裁が欧州議会で証言
    米11月ISM製造業景況指数、サイバーマンデー
    28日のブラックフライデー売上速報(1日以降?)
 3日 ユニクロ11月月次売上高
    NATO首脳会議(米国が中国の脅威を訴え)
    米11月新車販売台数、セールスフォース決算
    ウクライナ疑惑の弾劾調査報告書提出
 4日 NATO首脳会議(米国が中国の脅威を訴え)
    米11月ADP雇用統計、米11月ISM非製造業景況指数
    クオールズFRB副議長議会証言
    ウクライナ疑惑の弾劾調査報告書を受けての公聴会
    (トランプマンが出席するのかどうかは未定)
 5日 OPEC総会、サウジアラムコ公開価格決定
    米10月貿易収支、米11月チャレンジャー人員削減数
    米10月製造業新規受注、ティファニー、ダラーゼネラルの決算
    クオールズFRB副議長議会証言
    バイデン息子の不正疑惑調査報告書要請期限
    財政記録提出の召喚状に対してトランプ大統領が上告できる期限
 6日 OPEC加盟国・非加盟国会合、英保守党と労働党の党首討論会
    10月毎月勤労統計調査、10月消費支出、10月景気動向指数
    米11月雇用統計、米12月ミシガン大学消費者態度指数
 7日 中国11月外貨準備高
 8日 中国11月貿易収支、香港民主派が大規模抗議集会(予定)

以上の通り、イベントや小難しい背景を注視しつつ、
①-⑤のロジックが崩れないのかを確認しつつ立ち回るのもいいのですが、
シンプルに市場の動きで判断するのであれば、
先にも述べた通り、特に原油とドルの動きが要注意ですが、
債券高(金利低下)、ドル高orドル安であろうと円高、
商いを伴う株安(火に油を注ぐVIXショートの巻き戻しも)、
原油安・資源安(金高)というゴリゴリリスクオフの動きが継続すれば、
潔く迅速に撤退することを始め、慎重姿勢に切り替えましょう。

そうではなく週末時点の様なプチリスクオフ程度とか、
市場全体として薄商いでの株安を含むチグハグな動きであれば、
足元の需給環境だけは良好なので(VIXショートは除く)、
一服・押し目に過ぎず、9月からのリスクオン基調は継続と判断し、
ひとまず中旬のヤマ場を見据えて動けばいいでしょう。
(個人的には現時点でも中旬がヤマ場と見てます)
ちなみに緩やかな債券安・金利上昇(イールドカーブ拡大)、
ドル高だろうとドル安だろうと円安、緩やかな原油高・資源高、金安、
商いを伴う株高(VIX安定)という理想的なリスクオンとなれば、
小難しく考えず、素直に市場の流れに乗ればいいです。

新興市場については、商い増加傾向での上昇が継続中なので、
シンプルに商いを伴った下落が継続するまでは、
主力大型株よりも前のめりな姿勢を維持しておけばいいのですが、
先に述べた通り、週末時点では国内外共に不穏な動きが散見されるので、
世界的なリスクオフとなれば、新興市場はリスク資産の最たるものとして、
過度に売られるのは相場の常であることを肝に銘じつつ、
国内外の状況も横睨みくらいはしておきましょう。

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