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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
30-31日に向けて
おはようございます。

週末の海の向こうはドル安版のリスクオンではなく、
薄商いながらフルゴリラリスクオンの動きで終えております。

何の違いがあるねん!と言えば、
先々週までは緩やかな金利上昇とイールドカーブ拡大を伴う債券安、
ドル安ながら円安、欧州通貨高、人民元高、新興国通貨高、
商いはイマイチながらも株高(理想は商い増)、
原油、銅等の資源高(安全資産の金は下落)、
というドル安版のリスクオンでしたが、
先週初からは債券、株、資源の動きはそのままながら、
ドル高>円>欧州通貨安(新興国通貨安、人民元高は継続)
という健全?なフルゴリラリスクオンの動きです(商いはイマイチ)。

しかしながら御存知の通り、市場の主役であるトランプマンは、
金利上昇だけでなく、ドル高も嫌っているので、
今週のFOMCを前にFRBに対して、
懲りない利下げ&ドル安パワハラを繰り返す可能性もあります。

そして貿易戦争の影響を受ける米製造業にとっても、
貿易戦争が収束しないまま米金利上昇&ドル高が進行すると、
業績の重石となりますし、金融市場にとっても、
製造業の業績を含む景気全体が回復しないままだと、
かつての金利上昇ショックが起きる程の水準ではないものの、
株やリスク資産にとっても重石となります。

従って貿易戦争が進展・収束へと向かい、各国の景気対策期待も高まり、
各国の金融政策のサポートも加わって景気の先行き回復期待へと繋がれば、
金利上昇・ドル高に屈することもないですが、現状は健全ではなくとも、
ドル安版リスクオンの方が好ましい環境と言えます。

あくまで世界経済の親亀であり、マクロ指標は鈍化傾向ながら、
業績はそれなりに堅調な米国にとって好ましいということなので、
業績を含む景気が鈍化している日米英欧・新興国にとっては、
ドル安版リスクオンよりも金利低下、ドル安、
という薬漬けの適温相場の方を求めている感も窺えなくもないですが、
足元の市場の動きを見る限りでは、薬漬け相場リターンズよりも、
親亀の米国にさえ都合が良ければ、米国が牽引すると言わんばかりの
ドル安版リスクオンを求めており(足元の需給環境とも一致している)、
フルゴリラリスクオンは、米国(トランプ)が喜ばないだけでなく、
実体面と市場にとっても早計と言うか長続きしそうにないです。
一応、ブレグジット騒動、中東情勢、香港デモ、露&ウクライナ疑惑、
といったリスクも燻ったままではありますのでね。

以上が現在の実体面と市場の構図であり、両者の温度差も大きいですが、
両者を繋いでいるというか楽観的な市場の動きの解釈としては、
貿易戦争の進展・収束期待、各国の景気対策期待、
各国の緩和的な金融政策期待(これだけは事実も含む)という3大期待、
地政学リスクの軽減によって、下期&来期のV字回復期待へと繋がり、
足元の景気鈍化は底打ちとか織り込み済みと解釈されているとも・・・
信じるか信じないかはあなた次第ですけど(笑)

週末時点においても、実体面(景気)、各国の景気対策、地政学リスク、
これらに変化はないのですが、国内外の決算発表真っ只中だからなのか、
日米金融政策イベントが今週に控えているからなのか、
米中の貿易戦争の進展期待が高まっているせいなのか、
市場の動きは先にも述べた通り、商いがイマイチという本気感の乏しさ、
実体面との温度差による危うさ孕むフルゴリラリスクオンの動きです。

そして今週としては、このまま先週末時点の構図が続くと共に、
市場もフルゴリラリスクオンが継続するのか、
ドル安版リスクオンに戻るのか、不健全な適温相場となるのか、
はたまた債券高(金利低下)、ドル安・円高、商いを伴う株安、資源安、
というリスクオフへと転じるのか・・・

それらのきっかけとなる今週のイベントとしては、
継続しているものでは、米中貿易戦争動向、国内外の企業決算ラッシュ、
日程の決まっている大きなイベントとしては・・・

28-31日 四中全会(景気対策、貿易戦争、香港情勢が注目)
28日 英議会での総選挙実施動議採決、新月
    ファナック決算、グーグル決算
29日 EU側の協議(具体的な離脱期限設定等)
30日 FOMC、米GDP、ADP雇用、アップルとFB決算
    アドテスト、コマツ、ソニー等の決算、クルド人勢力の撤退期限
31日 日銀金融政策決定会合、国内企業決算1回目ピーク、ハロウィン
    四中全会最終日、中国PMI
    英国のEU離脱期限、ユーロ圏GDP、米個人消費支出
 1日 日本は三連休前の週末、中国財新製造業PMI
    米雇用統計、米ISM製造業、米新車販売、アリババ決算

といったところなので、30日のFOMCから31日が大ヤマ場ですが、
それを控えた週初もザワ付きそうな1週間です。

私としては米中貿易戦争の進展・収束(関税撤廃)が具体化しない限り、
フルゴリラリスクオンもしくはドル安版リスクオンが続こうとも、
30-31日の大ヤマ場というかFOMCをきっかけに、
利下げに動いてもすでに債券市場では織り込まれているので、
出尽くし(株式市場は事実売り)となり、利下げに動かなければ失望、
という懲りない下目線で見ております(笑)

ということで、私の見方を信じるかどうかは置いといて、
市場の動きと日本株目線で判断するのであれば、
フルゴリラリスクオンであろうとも、ドル安版リスクオンであろうとも、
円安と共に商いを伴う株高が続けば、あれこれ小難しく考えず、
30-31日のヤマ場等のリスクは覚悟の上で、
短期も長期も問わず割り切って参戦すればいいですが、
商いを伴わないのであれば、デイトレやヤマ場までの短期勝負に留めるか、
腰を据えての勝負は決算終えた銘柄だけに留めましょう。
当然ながら商いを伴わないリスクオフの動きならば、
ただの一服、押し目と見ればいいのですが、
商いを伴うリスクオフの動きへと転じるならば、
短期も長期もヤマ場までは新たな参戦は慎重に構えておきましょう。
以前にも書きましたが、需給環境から見ると下値は限定的でしょうけど、
実体面や貿易戦争等の動向次第では、時間的には長引く可能性はあります。

新興市場については、足元でやや商い増での上昇も見られますが、
まだまだ薄商いと言わざるを得ないので、国内外の状況というよりも、
まずはシンプルに商いを伴う上昇が「継続」するまでは、
全体感として慎重姿勢を維持しておきましょう。
賑わっているテーマ株等でのサーフィンは御自由にどうぞ。

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