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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ザワつきそうな週末を見据えつつ
こんばんはです。

昨夜発表された米9月小売売上高は前月比で0.3%減でしたが、
前年比では4.1%増なので、それなりに堅調な結果だとは思いますが
前月比では9カ月ぶりのマイナス、
景気の先行指標である米9月ISM非製造業も50割れではないものの、
昨年末から右肩下がりが続き、2016年以来の水準ですから、
(製造業系指標は昨年夏から右肩下がり)
製造業主導の米国を含む世界的な景気鈍化が、
ついに米GDPの7割を占める米消費にも及んで来た?兆し?
と言えなくもないかな・・・という結果ではあります。

一方、発表が本格化している米企業決算は、
我が国とは違って、専門家たちが控えめな市場予想を出すことで、
事前に織り込ませようとしているのか、
現時点では86%の企業が市場予想を上回る結果を出しており、
かろうじて増益での着地にもなっているので、
米企業の決算発表は1割にも満たないものの、
今のところミクロ面(業績)での波乱は起きてません。
(IBMの決算はイマイチでしたけど・・・)

従って世界で唯一、景気がまだら模様で踏ん張っている米国は、
マクロ面での製造業の鈍化に続き、消費も怪しい兆しは窺えるものの、
ミクロ面では今のところ堅調であり、
一方、日中英欧・新興国はマクロ・ミクロ共に足元で鈍化、
我が国は台風と消費税の影響と言う独自の重石もあり、
ミクロ面(業績)はこれらから本格化する企業決算次第です。

以上の様な冷え込みすら感じるマクロ・ミクロの実体面を見れば、
金融市場がいくら先取りするとは言え、実体面の冷え込みは感じられず、
温暖と言ってもいいくらいの温度差があるのも現実です。

そんな金融市場の温暖さの要因(口実・解釈)は、
実体面とは関係ないガスの抜けている需給面での後押しもありますが、
実体面の冷え込み要因である米中を始めとする貿易戦争の進展期待、
米利下げ&短期債購入を始めとする各国中銀の金融緩和姿勢、
各国の景気対策期待といったものが、景気の先行き回復期待へと繋がり、
実体面の「足元」の冷え込みは終わったことだとか、
底打ち、織り込み済みだとの解釈・口実になっていると言えます。
それが正解なのかどうかはともかく現時点ではということです。

地政学リスクについては、今夜から19日まで佳境を迎えるブレグジット、
何も解決してないどころか悪化している香港情勢、中東情勢、
怪しくなっているウクライナ疑惑といったところですが、
相変わらず地合い次第でどうにでも解釈しているという状況です。

ちなみに以上の実体面等に関わる超目先のイベントとしては、
貿易戦争を巡る日替わり定食なヘッドラインリスクも継続中ですが、
以下の通り、週末にかけてザワつきそうなイベントは続きます。

 17日 EU首脳会議、G20財務相・中銀総裁会議
     米9月住宅着工、米10月フィリー指数、米9月鉱工業生産
     米企業決算、駐EU大使のウクライナ疑惑を巡る公聴会
 18日 9月全国消費者物価、10月月例経済報告
     中国7-9月期GDPと9月経済統計
     EU首脳会議、G20財務相・中銀総裁会議
     米企業決算、米9月景気先行指標総合指数、FRB副議長講演
     米SQ、米国の対EU報復関税発動
 19日 EU首脳会議を経ての英議会招集
 20日 ギリシャ総選挙

ということで、連日のように書いている状況(構図)に変わりはなく、
実体面を信じるのか、金融市場を信じるのかはあなた次第ですが、
あまりにも実体面での材料が多く、好悪入り混じっているので、
現状は市場の動きで判断するのが妥当でおます。
(これから本格化する国内外の企業決算での判断もアリですけどね)

本日の日本株も昨日と同様、日経とトピの温度差、実体面との温度差、
足元の急ピッチな上昇という危うさはあれど、
本日は商いを伴った反落ではなく、薄商いでの反落ですから、
ほんの一服、リスクオン基調は継続と見ておきましょう。
昨夜からの海の向こうの動きも概ね同様であり、
リスクオン基調は継続していると言えます。

そして明日のスタンスとしては、
週末にかけてザワつきそうなイベントは多いですが、
実体面のリスクは覚悟の上で市場の動きで判断するのであれば、
海の向こうは金利が上昇しようとも低下しようとも逆イールドが再燃せず
FRBの狙い通りのイールドカーブ拡大状況が続き、
ドル安、商い増での株高、原油等の資源は崩れず(金は下落)、
我が国はドル安ながらの円安と共に商い増での株高、
といった基調が継続している限り、素直に波乗りすればいいでしょう。
当然ながら国内外共に商いを伴う株安に転じるならば、
潔く撤退&慎重姿勢で構えましょう。

新興市場については、本日が反発となったものの薄商いであり、
足元では弱さと薄商いが際立っているだけに、
これまたシンプルに商いを伴った上昇が継続してから、
本格参戦するくらいの姿勢でいいでしょう。

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