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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
先週末の特盛材料を受けて
こんにちはです。

台風19号の被害状況が日に日に明らかとなり、
あまりにも広範囲で甚大なことに驚き、心配になるばかりですが、
現金な市場では迅速な財政出動期待が高まるということなのか、
国内よりも海の向こう次第なのか、楽観的な動きが続いております。

先週末には米中通商協議で15日の対中関税発動見送りを含む部分合意、
FRBの追加的な短期金融市場へのお薬注入決定、ブレグジット協議進展、
というようにFRBの決定以外は中身が怪しく、
そもそも実体経済はまだら模様の米国以外が鈍化中なのですが、
一応、週末を経て「世界的には」好材料が揃い踏みとなっております。

そんな中身は怪しいながらも揃い踏みの好材料を受けて、
現在の市場の動きとしては・・・

米欧の中長期債安(中長期金利上昇)&短期債高(短期金利低下)
英国は短中長期債安(短中長期金利上昇)、
ポンド高>ユーロ>ドル安ながら円最弱安(スイスフランも)、
対ドルで人民元と新興国は通貨高となり、
先週末の米欧株は大幅続伸(商い増)、VIX低下、英株続伸(大商い)、
原油続伸、銅続伸(軟調だった資源も上昇)、金続落、HY債堅調、
週明けも中国の株高・人民元高と共に、
米英欧株先物は先週末の水準を維持、
日経平均先物も9月高値近辺の22000円を維持、
債券や為替、商品も維持しているので、
週末の米株の引け味は悪かったものの、事実売りほどにはなっておらず、
米国には都合の良いドル安と共に、金利上昇と商いを伴う世界的な株高、
リスク資産高というリスクオンの動きが継続しております。
(欧州時間には入っておらず、14時現在の動きですどね)

足元の需給環境を見ても、決算発表シーズン前というのもあり、
米国は自社株買いブラックアウト期間ではありますが、
国内では日銀や年金の懲りない忖度買いは続いており、
投機的な面では、債券がどっちとも言えない状況な上に、
VIXショートの過熱感は気掛かりですが、
国内外の株式市場には過熱感はなくガスが抜けており(売り残も多い)
欧州通貨高・ドル安ながら円安、原油高、金売りとなる余地も大きいです。

従って先週にFRBが決定した新たな措置が、
ヤバそうな短期金融市場に対応しただけであり、
パウエルおじさんも政策変更(QE再開)ではないと言おうとも、
現在の短期債高(短期金利低下)、中長期債安(中長期金利上昇)、
というイールドカーブ拡大&緩やかな長期金利上昇の動きが続くと共に、
商いを伴う株高・リスク資産高となれば健全なリスクオンの動きであり、
全体的にリスク回避色の強い債券高(金利低下)となろうとも、
以前までのような逆イールド症状悪化を伴うものではなく、
イールドカーブ拡大を維持しているならば、金融株が買われるのを始め、
商いを伴う株高・リスク資産高というただのカネ余り・・・
失礼、不健全ながらもいわゆる適温相場の動きと言えます。

以上の通り、中身が怪しいながらも米中合意とブレグジット進展、
これらによってリスク軽減、景気の先行き回復期待へと繋がることで、
足元の企業業績を含む世界的な景気鈍化は終わったとか、
底打ちだと市場が解釈するのであれば、
燻ったままの香港デモ、ウクライナ疑惑、激化中の中東リスクも無視され、
緩やかな金利上昇とイールドカーブ拡大、商いを伴う株高・リスク資産高、
という健全なリスクオンの動きが続くか、
先に述べた不健全ながらもカネ余りの適温相場の動きが続くので、
シンプルにいずれかの市場の動きが継続している限り、
小難しい景気動向やどうにでも解釈できる地政学リスクは置いといて、
素直に波乗りするというのもアリです。

くれぐれも市場を取り巻くリスクや材料が入り混じり過ぎているので、
市場の動きこそが正解と判断してのリスク覚悟での割り切り姿勢ですから、
十分に御注意ください。
当然ながら逆イールド悪化を含む債券高(金利低下)、
ドル安・ドル高であろうと円高、商いを伴う株安・リスク資産安、
というリスクオフの動きが継続するならば、潔く慎重姿勢に転じましょう。
新興市場のスタンスとしても同様です。

何気にVIXも怪しく、FRBの新たな措置を含む世界的な金融緩和は、
金融市場へお薬ばかり注入して「金融市場だけ」の痛みを和らげ、
実体経済への効果は怪しくなっており、各国の景気対策(財政出動)も、
中印以外は未だ規模も時期も不明なままですから、
金利急騰をきっかけにドル高ながら円高・商いを伴う株安・リスク資産安、
という最悪パターンがやって来そうなオイニーも漂ってますけど、
警戒するのは全体的な金利急騰とか、短期金利がFRBの措置も虚しく、
上昇が止まらなくなってからでも遅くはないでしょう。

ちなみに小難しい市場を取り巻くリスクに関わる今週のイベントとしては
(詳細は昨日のスケジュール参照)、
週明けからの中途半端な米中合意に対する消化(解釈)が最も重要ですが、
それの確認の一つにもなる中旬発表予定の米財務省為替報告書、
FRBの措置効果確認(短期金利上昇抑制、イールドカーブ拡大)、
17-18日のEU首脳会議と19日の英議会でのブレグジット動向、
16日の香港議会再開を挟んでの香港デモ情勢、
18日の米国の対欧関税発動、
週を通しては、公聴会も開かれるウクライナ疑惑動向(GAFA規制も)、
イラン情勢やトルコのクルド攻撃を含む中東情勢、
我が国の台風19号被害の影響の消化と財政出動の行方、
そして実体面のリスクイベントとして重要なのは、
明日から本格化する米企業決算、来週から本格化する国内企業決算ですが、
マクロ面では明日のIMF経済見通し、中国9月消費者物価&生産者物価、
独&欧の10月ZEW調査、米10月NY連銀製造業景気指数、
16日の9月訪日外客数、米9月小売売上高、ベージュブック、
17日の米9月住宅着工、米10月フィリー指数、
18日の9月全国消費者物価、10月月例経済報告、
中国7-9月期GDPと9月経済統計、米9月景気先行指標総合指数、
他にも17-18日のG20財務相・中央銀行総裁会議、
18日の米SQといったところです。

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