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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
早計で臭い週末
こんばんはです。

本日も我が国は蚊帳の外に置かれたような薄商いでしたが、
日本株は反発どころかトリプル高で終えております(笑)

何やらオールブラックス(黒田日銀)がマイナス金利の深堀りとか、
さらなるドーピングを検討しているとの観測もあったり、
海の向こうも米利下げを始め世界的な金融緩和姿勢が続いているので、
そもそものイールドカーブコントロールはどないやねんは置いといて、
本日が債券高(金利低下)となるのはいいとしても、
下旬から始まる企業決算を前に為替市場では、
企業想定レート、日銀短観レートを割り込む円高水準であり、
ついでに消費税増税が始まった一方で、景気対策は未発動ですから、
国内事情だけでも本格的な商いを伴う株高転換になるとは思えず、
本日の様な需給のみの薄商いでの反発程度しか見込めない状況なので、
当然ながら消費税増税で財政健全化を含む日本最強のトリプル高ではなく、
週末事情(需給の都合)満載のトリプル高だったと言えます。

そして主役である海の向こうでは、注目のISM非製造業が発表され、
50割れにはならなかったものの16年8月以来の低水準、
昨年末からの右肩下がりも続いており、底打ちとは言えない結果です。
(昨夜発表の米製造業受注も低調、米欧サービス業PMIも低調)

米景気は製造業が低迷しても、GDPの7割を占める消費さえ強ければ、
大丈夫と言う見方もありますが、さすがに鈍化が顕在化しているので、
同じく景気の遅行指標である今夜の雇用統計までが低調になると、
いよいよ唯一のまだら模様だった米景気もヤバイのでは?となります。

ただし御存知の通り、景気鈍化の要因は貿易戦争なので、
主役である米中間の協議進展・収束期待さえ高まり、
さらに減税等の景気対策効果、怪しくも利下げ期待も持続していれば、
景気の先行き回復期待へと繋がり、足元の景気鈍化は無視される、
と言うのが市場におけるロジックとなってますけど・・・

一応、昨夜は貿易戦争の激化懸念が多少は和らいでおり、
何より市場ではISM非製造業が低調だったことで、
追加利下げ期待が高まっているので、
昨夜のような米株の反発になったとも言われてますけど、
すでに米利下げに動いたにも関わらず、
そもそも日中英欧・新興国も金融緩和姿勢にも関わらず、
それによってバブルのように債券が買われて金利が低下したにも関わらず、
足元の市場の動きと実体面(景気)は見ての通りですから、
どう考えても効果は無しとまでは言わないまでも限定的としか言えず、
各国が財政出動(景気対策)に踏み切るか、
元凶となっているトランプマン主導の貿易戦争が収束しないと、
景気回復はもちろんのこと、金融政策の効果すらも怪しくなります。

以上の通り、国内環境だけでなく海の向こうの環境も、
底打ちとか景気の先行き回復期待と言うには早計な状況であり、
早計&先取りするのが真骨頂の市場の動きですらも、
昨夜からの株価の反発は、日本が薄商い、海の向こうは商い減少であり、
債券市場でも日米英欧共に債券高(金利低下)が継続、
為替市場でも円高・ドル安ながら人民元安・新興国通貨マチマチ、
原油・銅・資源は軟調なまま、安全資産の金は続伸しており
市場全体としては商い減少での株高以外はリスクオフのままの動きなので
株高が先導・継続する形でリスクオンとなる可能性も有り得ますが、
現時点では国内外共に底打ち、リスクオン転換と言うには早計です。

とりあえず来週10日からの米中閣僚級通商協議を前に
それに関するトランプシェフの気まぐれサラダな言動、
キナ臭くなっている香港デモ、アホ臭いカリアゲリスク、
胡散臭くなっているウクライナ疑惑、これらの動向も気掛かりですが、
今夜発表の雇用統計と米貿易収支、パウエルおじさんの講演を経て、
市場がどう反応するのかを見極めた上で、
改めて来週の見通しを週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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