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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
一発目のヤマ場を経て
こんばんはです。

昨夜発表された米9月ISM製造業景況指数は47.8とドイヒー・・・、
2カ月連続の50割れとか09年6月以来の低水準も重要ですが、
シンプルに昨年夏から右肩下がりが続き、前月よりも悪化しているので、
いつになったら底打ちになるのでしょうか(笑)

市場では春頃から毎月の様に底打ちだと言われ続け、
前月の50割れに対しても底打ちと言われたりして、
結果的に無視する動きとなってたのも事実ですが、
一応、ロジックとしては、貿易戦争の進展・収束期待が高まると共に、
米利下げを含む世界的な金融緩和期待、各国の景気対策期待、
という期待三羽烏さえ継続していれば、景気の先行き回復期待へと繋がり、
景気の先行指標のISM製造業は無視というロジックです・・・
(市場では金融緩和期待に繋がるというロジックもありますけどね)

さらにISM非製造業や米小売売上高、消費支出等、
米GDPの7割を占める個人消費関連指標が堅調であれば、
米景気にとって低調な製造業の影響は軽微だというロジックも・・・

従って明日に発表される米9月ISM非製造業までが低調な結果とか、
まさかの50割れとなれば、米国の景気マインドは深刻と言わざるを得ず、
今夜の米9月ADP雇用リポート、週末の米9月雇用統計、
といった景気の遅行指標である雇用関連指標までが低調となれば、
これまで世界で唯一、景気がまだら模様で踏ん張っていた米国も、
マインドを含む先行指標もハードデータを含む遅行指標までの全体が、
ついに鈍化が顕在化して来たということになり、
下手をすれば利下げを含む金融緩和の効果自体への疑念もさらに高まり、
毎度毎度の底打ちという御都合解釈な声も鳴り止みそうです。

ちなみに昨夜は誰しもが次のギャグをわかっている吉本新喜劇かの如く、
ドイヒーなISM製造業を受けてトランプマンが、
「予想通りアホのパウエル(FRB議長)とFRBが、
 ドル高を放置しやがって、米製造業者には悪影響やがなドアホ!
 金利は高過ぎるっちゅうことをFRBはアホやから何も分かってへん!
 お粗末なこっちゃで」
と定番のFRBに対する利下げパワハラギャグを披露し、
相変わらず自らの貿易戦争は棚に上げ、景気鈍化はFRBのせいや!
という責任転嫁新喜劇も絶賛開催中です・・・

そういう意味では、今夜か明日あたりに、
「MAKE AMERICA GREAT AGAIN!」
というもう一つの定番ギャグを披露すれば、
以前の様に雇用統計が堅調であることを事前に知り、
自らの選挙公約の「雇用増」を裏付けていることに対するドヤだけでなく
市場に対して雇用統計は堅調やでと匂わせているとも言えるので、
トランプマンの追いギャグが注がれるのかも注目です(笑)

他にも10日から始まる米中閣僚級通商協議を前に、
「キンペー(習近平)とは仲良くやってまっせ」とか、
「協議は進みそうやで」というオオカミ少年ギャグも注目ですけどね。

いやはや・・・景気鈍化はFRBと対米貿易黒字国の責任、
堅調な経済指標を含む景気回復はワシの手柄、
お前の物は俺の物、俺の物は俺の物、
今さらながらジャイアン過ぎるトランプマンでおます。

以上の通り、ドイヒーなISM製造業、それを受けたトランプ新喜劇は、
FRBへのパワハラギャグを披露しただけに留まっておりますが、
現在の市場の動きを見ると、昨夜の米欧市場では、
米債券高(金利低下)、英債券安(金利上昇)、欧州債券マチマチ、
ドル安・円高、原油続落、銅小幅反発、金反発
米英欧株は大商いではないものの商い増での株安となっているので、
債券と為替はトランプ新喜劇通りの動きとも言えますが、
株や原油等のリスク資産にはギャグが滑ったと言うか効果は無く、
もしかすると期待三羽烏への疑念も高まっているのか効果は見られず、
全体の動きとしてはベタなリスクオフ色が強くなっております。

本日の我が国ついても、ザラバ中だけは円高が止まっていたこともあり、
日本株は薄商いでの限定的な下落に留まったので(値幅も小さい)、
海の向こうよりも緊張感が薄く、
我が国は8月からの巻き戻し&リスクオン基調も崩れたとは言えませんが、
主役である海の向こうの昨夜までの動きを含めると、
動きとしてはリスクオフ色が強くなったと言えます。

そしてこのままリスクオフの動きが続くことになれば、
ウクライナ疑惑やブレグジットといった政治リスク、
香港デモ、中東情勢といった地政学リスクにも敏感になり、
そもそも現在の為替水準であれば、国内の業績懸念にも繋がります。

ということで、昨夜のヤマ場を経てリスクオフ色が強くなっているので、
明日も薄商いでのリスクオフの動きならば、
明晩の海の向こうと明後日を見極めてから動くのもアリですが、
今夜の海の向こうと明日の我が国が商いを伴ったリスクオフとなれば、
シンプルに商いを伴った株高、資源高、債券安(金利上昇)
トランプマンの喜ぶドル安ながら円最弱安、
というリスクオンとなるまでは、慎重に構えておきましょう。

当然ながら以上の様な心配は御無用や!需給環境も追い風や!とばかりに、
明日が薄商いではなく、商いを伴うリスクオンとなっているならば、
小難しく考えず、素直に波乗りするのもアリですが、
市場を取り巻く環境は先に述べた通りの状況になっているので、
週末の雇用統計を見極めるのが無難ではあります。
(一応、10日から米中協議もあるので)

新興市場については、商いを伴う株高基調が崩れたとまでは言えませんが、
昨夜のヤマ場以降、国内外共にリスクオフ色が強くなっているので、
明日は新興市場だけ別世界とは考えず、
主力大型株と同様のスタンスで構えておきましょう。

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