こんばんはです。
本日は日銀短観が市場予想を上回ったからなのか、
悪くないとか、好感されたとも言われておりますが、
前回調査から足元DI、先行きDI、設備投資、業績見通し、
全てが悪化しており、特に業績見通しに至っては、
想定為替レートは通期で1ドル108.68円と現状よりも円安設定、
このままだとさらに業績を圧迫することになりますので、
下旬から本格化する国内企業決算の発表は(米欧は中旬以降)、
終わった期も見通しも1Qより低調な結果になりそうです。
まぁでも長い目で見れば、2Q決算が終わると、
今期見通しよりも来期目線が本格化するので、
来期に大きく影響する貿易戦争さえ進展・収束に向かってくれれば、
2Q決算が底打ち、織り込み済みとの御都合解釈になりそうですが、
目先としては貿易戦争が収束しないまま、各国の景気対策も不十分なまま、
効果の怪しい金融政策も変わり映えしないまま・・・
さらに株価も年初来高値圏に留まったまま決算シーズンを迎え、
低調な決算のオンパレードとなれば、いくら需給環境が良かろうとも、
さすがにバリュー面も含め御都合解釈が通用しないでしょう。
そしてマクロ環境についても、足元では日中英欧・新興国は鈍化しており、
米国がかろうじてまだら模様という現状であり、
その要因である貿易戦争は、足元で米中間にやや進展期待はあれど、
収束には程遠い状況ですから、各国の景気対策がぶっ放されるか、
さらなる金融緩和にでも動かないと、底打ちとは言えないです。
そんな中、今週は月初恒例の米マクロ指標テンコ盛りウィークであり、
今夜は前月に50割れとなったISM製造業景況指数が発表され、
明日はADP雇用リポート、米製造業PMI改定値、
明後日は米GDPの7割を占める消費の指標であるISM非製造業、
米サービス業PMI、週末には雇用統計が発表されます。
他にもパウエルFRB議長(4日)を始め連日のFOMCメンバーの講演、
明日から米国内で騒ぎが大きくなっているウクライナ疑惑を巡り、
米下院で疑惑に関わったとされる国務省関係者を召喚し、
10日まで公聴会が予定されており(ポンペオ国務長官も召喚?)、
同じく明日は、国内の小売企業決算シーズンが本格化、
最近何かと短期金利が怪しい中、ECBが新指標金利の公表開始、
米中貿易協議は10日から、そして燻りが継続中のブレグジット、
香港デモ、中東情勢の地政学リスク、
国内では消費税増税の影響動向(景気対策も含む)といったところです。
そしてこれら市場を取り巻く環境は置いといて、
現在の市場の動きとしては、債券安(金利上昇)、
ドル安ながら円安(欧州、人民元、新興国通貨高)
商いの伴った株高、原油・銅等の資源高(金玉安)ではなく、
債券安(金利上昇)ドル高というトランプマンが最も嫌う組合わせ、
米製造業にとっても重石の動きとなっており、
株式市場も薄商いでの株高、原油等の資源は軟調となっているので、
先に述べた市場を取り巻く環境に対して、
貿易戦争等の進展期待とか底打ち等の御都合解釈の本気感は無く、
需給主導の薄商い相場と言わざるを得ないのですが・・・
商いを伴ったリスクオフに転じているわけでもないので、
足元のドル高や資源安が怪しいながら、
基調自体は崩れたとは言えず、継続していると見ておけばいいでしょう。
本日の我が国も債券市場にて、月末の日銀会合での効果演出に備えてる?
かのような無理くり感のある長期金利上昇となり、
株式市場も薄商いでの株高という本気感の無い動きですが、
海の向こうと同様、基調自体は継続していると言えます。
以上の通り、イベント的な目先のヤマ場である今夜は、
ISM製造業が低調な結果になると、市場の反応もさることながら、
トランプマンが再び「利下げが不十分なアホのFRBのせいや!
ドル高もFRBのせいや!」と言い出す可能性が高くなりますし、
(ISMだけでなく今週の米マクロ指標が低調ならば)
今夜を無事に通過したとしても、現在の基調が続く賞味期限は、
短いと言わざるを得ない環境ではありますので、
先に述べた明日以降のイベントをきっかけに基調が崩れる可能性は、
十分に有り得る状況だということは肝に銘じておきましょう。
そして明日のスタンスをシンプルに市場の動きで判断するならば、
債券高(金利低下)、ドル高であろうとドル安であろうと円高、
商いを伴った株安、資源安という本気のリスクオフの動きに転じれば、
長期も短期も問わず、潔い撤退を含め慎重姿勢に転じましょう。
ただし薄商いでのリスクオフの動きならば、継続しない限り、
基調は崩れておらず、単なる一服・押し目と見ておけばいいですし、
本日のような怪しさを含む動きとか薄商いであろうとも、
リスクオフ以外の動きが継続しているならば、
イベント等をきっかけに基調が崩れることも覚悟の上で、
割り切って波に乗ればいいでしょう。
当然ながらトランプマンも喜ぶドル安と共に(ドル安ながら円安も)、
商いを伴った株高、資源高、債券安(金利上昇)
というリスクオン基調に戻れば、市場を取り巻く環境は心配御無用!
アホになれ!とまでは言いませんが、小難しく考えず、
商いを伴ったリスクオフに転じるまで素直に波乗りする、
というシンプルな姿勢でもいいでしょう。
新興市場については、足元では上昇局面で商いが膨らんでいただけに、
本日は小幅な上昇とは言え、薄商いであったり、
賑わいの中心であるゲーム株が崩れたことが気掛かりですが、
新興市場全体の基調が崩れたとまでは言えないので、
シンプルに商いの伴った株安が継続するか、
もしくは国内外が債券安(金利上昇)とグロース株売りとなるまでは、
引き続き、上目線を維持すればいいでしょう。
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本日は日銀短観が市場予想を上回ったからなのか、
悪くないとか、好感されたとも言われておりますが、
前回調査から足元DI、先行きDI、設備投資、業績見通し、
全てが悪化しており、特に業績見通しに至っては、
想定為替レートは通期で1ドル108.68円と現状よりも円安設定、
このままだとさらに業績を圧迫することになりますので、
下旬から本格化する国内企業決算の発表は(米欧は中旬以降)、
終わった期も見通しも1Qより低調な結果になりそうです。
まぁでも長い目で見れば、2Q決算が終わると、
今期見通しよりも来期目線が本格化するので、
来期に大きく影響する貿易戦争さえ進展・収束に向かってくれれば、
2Q決算が底打ち、織り込み済みとの御都合解釈になりそうですが、
目先としては貿易戦争が収束しないまま、各国の景気対策も不十分なまま、
効果の怪しい金融政策も変わり映えしないまま・・・
さらに株価も年初来高値圏に留まったまま決算シーズンを迎え、
低調な決算のオンパレードとなれば、いくら需給環境が良かろうとも、
さすがにバリュー面も含め御都合解釈が通用しないでしょう。
そしてマクロ環境についても、足元では日中英欧・新興国は鈍化しており、
米国がかろうじてまだら模様という現状であり、
その要因である貿易戦争は、足元で米中間にやや進展期待はあれど、
収束には程遠い状況ですから、各国の景気対策がぶっ放されるか、
さらなる金融緩和にでも動かないと、底打ちとは言えないです。
そんな中、今週は月初恒例の米マクロ指標テンコ盛りウィークであり、
今夜は前月に50割れとなったISM製造業景況指数が発表され、
明日はADP雇用リポート、米製造業PMI改定値、
明後日は米GDPの7割を占める消費の指標であるISM非製造業、
米サービス業PMI、週末には雇用統計が発表されます。
他にもパウエルFRB議長(4日)を始め連日のFOMCメンバーの講演、
明日から米国内で騒ぎが大きくなっているウクライナ疑惑を巡り、
米下院で疑惑に関わったとされる国務省関係者を召喚し、
10日まで公聴会が予定されており(ポンペオ国務長官も召喚?)、
同じく明日は、国内の小売企業決算シーズンが本格化、
最近何かと短期金利が怪しい中、ECBが新指標金利の公表開始、
米中貿易協議は10日から、そして燻りが継続中のブレグジット、
香港デモ、中東情勢の地政学リスク、
国内では消費税増税の影響動向(景気対策も含む)といったところです。
そしてこれら市場を取り巻く環境は置いといて、
現在の市場の動きとしては、債券安(金利上昇)、
ドル安ながら円安(欧州、人民元、新興国通貨高)
商いの伴った株高、原油・銅等の資源高(金玉安)ではなく、
債券安(金利上昇)ドル高というトランプマンが最も嫌う組合わせ、
米製造業にとっても重石の動きとなっており、
株式市場も薄商いでの株高、原油等の資源は軟調となっているので、
先に述べた市場を取り巻く環境に対して、
貿易戦争等の進展期待とか底打ち等の御都合解釈の本気感は無く、
需給主導の薄商い相場と言わざるを得ないのですが・・・
商いを伴ったリスクオフに転じているわけでもないので、
足元のドル高や資源安が怪しいながら、
基調自体は崩れたとは言えず、継続していると見ておけばいいでしょう。
本日の我が国も債券市場にて、月末の日銀会合での効果演出に備えてる?
かのような無理くり感のある長期金利上昇となり、
株式市場も薄商いでの株高という本気感の無い動きですが、
海の向こうと同様、基調自体は継続していると言えます。
以上の通り、イベント的な目先のヤマ場である今夜は、
ISM製造業が低調な結果になると、市場の反応もさることながら、
トランプマンが再び「利下げが不十分なアホのFRBのせいや!
ドル高もFRBのせいや!」と言い出す可能性が高くなりますし、
(ISMだけでなく今週の米マクロ指標が低調ならば)
今夜を無事に通過したとしても、現在の基調が続く賞味期限は、
短いと言わざるを得ない環境ではありますので、
先に述べた明日以降のイベントをきっかけに基調が崩れる可能性は、
十分に有り得る状況だということは肝に銘じておきましょう。
そして明日のスタンスをシンプルに市場の動きで判断するならば、
債券高(金利低下)、ドル高であろうとドル安であろうと円高、
商いを伴った株安、資源安という本気のリスクオフの動きに転じれば、
長期も短期も問わず、潔い撤退を含め慎重姿勢に転じましょう。
ただし薄商いでのリスクオフの動きならば、継続しない限り、
基調は崩れておらず、単なる一服・押し目と見ておけばいいですし、
本日のような怪しさを含む動きとか薄商いであろうとも、
リスクオフ以外の動きが継続しているならば、
イベント等をきっかけに基調が崩れることも覚悟の上で、
割り切って波に乗ればいいでしょう。
当然ながらトランプマンも喜ぶドル安と共に(ドル安ながら円安も)、
商いを伴った株高、資源高、債券安(金利上昇)
というリスクオン基調に戻れば、市場を取り巻く環境は心配御無用!
アホになれ!とまでは言いませんが、小難しく考えず、
商いを伴ったリスクオフに転じるまで素直に波乗りする、
というシンプルな姿勢でもいいでしょう。
新興市場については、足元では上昇局面で商いが膨らんでいただけに、
本日は小幅な上昇とは言え、薄商いであったり、
賑わいの中心であるゲーム株が崩れたことが気掛かりですが、
新興市場全体の基調が崩れたとまでは言えないので、
シンプルに商いの伴った株安が継続するか、
もしくは国内外が債券安(金利上昇)とグロース株売りとなるまでは、
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