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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
バリュー株祭りの一方で窺える賞味期限の短さ
こんばんはです。

本日は「バリュバリュモリモリみんな買えるよ♪」とばかりに、
金利上昇(債券安)をきっかけにバリュー祭が起きており、
それはいいとしても、この程度の金利上昇でグロースが売られるようでは、
あまりにも金利上昇への耐性が低い相場だと言えます。

かつて金利上昇ショックが起きた際と比べれば、
貿易戦争によって国内外共にマクロ・業績共に失速しており、
米国ですらまだら模様という状況ですから、
ショックが起きる(重石となる)金利水準も下がっているのでしょうけど、
慎重に見ても米長期金利が2%くらいまでは大丈夫だと思っていたら、
早くも派手目なグロース株売りって・・・(笑)

まぁバリュー祭が続くならばええやんと言えばそれまでですが、
グロース株売りが一時的ではなく継続するならば、
債券売り(金利上昇)株買い・リスク資産買い、
という巻き戻し&リスクオンは、思いのほか賞味期限が短そうであり、
(最近は銀行株の上昇が最終局面という見方もありますけどね)
やはり賞味期限を長く(息の長い相場)するには、
現在の市場と温度差のある実体面(マクロ・業績)の回復が必須です。

しかも本日発表された我が国の8月工作機械受注は、
節目の1000億円割れどころか、13年4月以来の900億円割れ、
前年比では37.1%減というドイヒーな結果となり、
11カ月連続減という急ピッチな右肩下がりも続いており、
さすがに春から初夏に囁かれていた底打ちという言葉も出て来ないので、
本日も我が国は市場と実体面の温度差がさらに開いたという状況です。
(10月には消費税増税も控えてます)

一応、本日は寄り前にトランプマンが、
「来週には中国と協議再開しまっせ」とは言っているので、
ほんまに米中双方が歩み寄るのであれば、
市場が実体面の底打ち観測とコジ付けるのもわからなくはないですけど、
関税はすでに発動してしまっているだけに、関税撤廃にでもならないと、
実際は底打ちにはならんでしょうし、
いずれは経済指標、10月中旬以降の国内外の企業業績によって、
底打ちじゃないことが露呈することになってしまいます・・・

だけに、世界的な金融緩和政策に頼るしかないのかと言えば、
連日のように書いているので詳細は割愛しますが、
足元で債券バブルのように債券が買われ(金利が低下し)、
織り込み水準だったにも関わらず、市場はシカトしていたので、
金融政策の効果への疑念は残ったままです・・・
かといって、昨日に報じられた独の景気対策、
断続的に発動している中国の景気対策、
頓挫したままの米インフラ投資の協議再開期待、
国内の景気対策といった各国の財政出動についても、
今のところは反応も限定的なままですから、
市場と実体面の温度差縮小への過度な期待は禁物であり、
現在の債券売り(金利上昇)株買い・リスク資産買い、
という巻き戻し&リスクオンの賞味期限も短かそうなままであり、
ガスの抜けている需給面だけが後押ししている状況です。

以上の通り、つくづく貿易戦争さえ終わればと思うばかりですが、
株価が下がるとトランプマンのリップサービス的なフォローはあれど、
トランプマンの支持率でも落ちないと真の解決には至りそうになく、
効果の怪しい金融政策、不透明ながら動きそうな各国の財政出動、
これらへの期待はあっても、足元の実体面の冷え込みは継続中なので、
市場だけが需給面を下支えに巻き戻し・リスクオンとなっており、
市場との実体面の温度差は開いたままだということです。

こういった状況は承知の上や!市場の動きこそ正しいと判断する方は、
足元の金利上昇(債券安)、商い増での株高、日本は円安、
(他にもドル安、人民元高、原油高、銅高、金安の動きも)
という巻き戻し&リスクオンが継続している限り(本日も継続中です)、
金利上昇でのグロース株を中心とした悲鳴拡大、実体面との温度差の修正、
貿易戦争の蒸し返し、ブレグジットや香港の騒動等のリスクは覚悟の上で、
割り切って参戦するのはアリですが、実体面との温度差を重視する方は、
引き続きデイトレや賑わっている個別での短期勝負に留め、
腰を据えての参戦は、それこそバリュー株であったり、
売り込まれている銘柄を拾う程度に留めましょう。
短期勝負がメインの方はともかく、焦る必要は全くないと言えます。
今週の新興市場のスタンスとしても同様です。

ちなみに今夜から週末までという超目先の注目イベントとしては、
予想不能なトランプツイートを含む日々の米中動向はともかく、
ドタバタ中の英議会動向、インフラ投資協議が注目の米議会動向、
今夜はアップルイベント、米3年債入札、
911テロから18年目の明日は内閣改造、法人企業景気予測調査、
一帯一路サミット(12日まで)、OPEC月報、米10年債入札、
明後日は機械受注、IEA石油市場月報、OPECプラス会合、
ECB理事会、米消費者物価、米30年債入札、
我が国が三連休前であり13日の金曜日でもある週末は(満月前も)、
メジャーSQ、中国休場、ユーロ圏財務相会合(独景気対策動向)
米小売売上高、ミシガン大指数といったところです。

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