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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
さらに温度差が開く週明け
こんばんはです。

週初と台風の影響もあるのか、本日の日本株は薄商いでの上昇となり、
金利も為替も大した動きはなかったので、
緩やかな金利上昇(債券安)と商いを伴う株高(円安も)、
という健全な巻き戻し・リスクオンが継続とは言い難いですが、
基調としては維持して終えております。

一方、市場とは風邪を引きそうなくらい温度差のある実体面では、
海の向こうは米国がまだら模様(景気の先行指標は低調)、
英欧中・新興国は低調という状況に変わりはないですが、
本日に経済指標が発表された我が国は、
4-6月期GDP・2次速報はプラスながら下方改定され、
8月景気ウォッチャー調査については、現状判断DIは改善したものの、
依然として50には程遠い42.8であり、先行き判断DIに至っては、
改善どころか50割れどころか40割れの39.7となっており、
我が国の実体面はさらに冷え込んでいると言わざるを得ず、
改めて消費税増税をやっとる場合なのかと心配になるばかりです。

そんな実体面の冷え込みのきっかけとなったのは、
個人的には昨年までの米欧金融引締めも大きいとは思いますが、
現状は金融政策が世界的に金融緩和姿勢に転じているので、
トランプマンの仕掛ける貿易戦争が現状の冷え込み要因であり、
先週からは主役の米中間での協議再開期待も高まっておりますが、
実体面は8月以前の関税だけで先に述べた通りに冷え込んでおり、
9月から発動された分と中国の報復分の影響は確認出来ておらず、
10月と12月にも米国の対中追加関税を控え、それに対する中国の報復、
双方の企業への規制懸念も残ったまま(中国のレアアース規制も)、
米欧、米印、日米の通商協議も継続中ですから、
米中協議再開への過度な期待は禁物ということは忘れない方がいいです。

他にも米中貿易戦争に影響する香港デモ、ブレグジット等の欧州政治、
中東とカリアゲの地政学リスクも燻ったままです。

そんな貿易戦争等による実体面と市場の温度差を埋めるべくと言うか、
実体面を支えるべく、我が国は内閣改造・党役員人事を明後日に控え、
消費税増税の影響を埋める分以外の新たな景気対策への期待もありますが、
今のところは規模も中身も判明しておらず、
欧州も独の減税&景気対策は立ち消え?進展はしておらず、
米国は本日から再開する米議会において、
頓挫していた巨額なインフラ投資への期待もありますが、
頓挫していた原因がトランプマンの露疑惑等のスキャンダルに対して、
野党が追及を止めなかったことにトランプマンがへそを曲げ、
協議を拒否していたことが原因なので、未だ不透明であり、
断続的に景気対策を打ち出しているのは、
効果は怪しいながら中国だけというのが現実です。

そして温度差を埋めると言うより実体面と金融市場共に温度を上げようと、
米国は利下げ姿勢(英国も)、欧州は資産買入再開と利下げ姿勢、
中国は利下げ姿勢、我が国は資産買入継続とマイナス金利深堀観測もあり、
世界的なユルフン(金融緩和)姿勢に変わりないのですが、
御存知の通り、もはやバブルとも言える債券買いによって、
これらの金融緩和姿勢を織り込んだ水準まで金利が低下し、
米国では逆イールド現象までが起きていたにも関わらず、
株やリスク資産は買われることなく、むしろ売られ、
先週からは債券安(金利上昇)と共に株やリスク資産が買われているので、
動き自体は巻き戻し&健全なリスクオンではあるのですが、
冷静に考えると市場では金融緩和効果はゼロと言わんばかりの動きであり、
実体面にも今のところ効果は現れておらず冷え込んだままです。

とにかく巻き戻し&健全なリスクオンが続くにしても、
実体面が冷え込んだままだと、金利が上昇すればするほど、
金利が重石としての重さを増すばかりということになりますので、
ひとまず長期金利が2%?あたりまでは重石にならなかったとしても、
その辺で頭打ちして実体面も市場も悲鳴を上げるでしょうから、
巻き戻しと共に息の長い健全なリスクオンを続けるためにも、
目先の市場の動き(対策)だけではなく、冷え込む実体面への対策を講じ、
市場との温度差を埋めて頂きたいものです。
せめて東京五輪までは何とかして欲しいもんです。

以上の通り、市場と実体面の風邪を引きそうな温度差は変わらず、
現在の市場の動きは、ガス抜けた投機的な需給環境による、
巻き戻しの域を出てないと言わざるを得ないですが、
こういった状況を承知の上とか、
何やったら市場の動きこそが正解だと言う方は、
現在の緩やかな金利上昇・債券安(急騰は要注意ですけど)、
商いを伴う株高(せめて売買代金2兆円以上、日本株は円安も)、
原油等のリスク資産高(安全資産の金売り)
という巻き戻し&リスクオンの動きが継続する限り、
もしくは債券高(金利低下)、円高、商いを伴う株安・リスク資産安、
に転じるまでは、割り切って参戦するのはアリですが、
市場よりも実体面の冷え込みこそが正しいと判断するならば
引き続きデイトレや賑わっている個別での短期勝負に留め、
腰を据えての参戦は、売り込まれている銘柄を拾う程度に留めましょう。
これだけ実体面と市場に温度差がある状況なので、
短期勝負がメインの方はともかく、焦る必要は全くないと言えます。
今週の新興市場のスタンスとしても同様です。

ちなみに今夜から明後日までという超目先の注目イベントとしては、
予想不能なトランプツイートを含む日々の米中動向はともかく、
今夜以降の英議会と再開する米議会の動向、
明日は工作機械受注、中国CPI&PPI、アップルイベント
911テロから18年目の明後日は内閣改造、法人企業景気予測調査、
一帯一路サミット(12日まで)、OPEC月報といったところです。

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