おはようございます。
週末に発表された雇用統計は雇用者数がイマイチだったものの概ね堅調、
パウエルおじさんの講演は足元の米景気は堅調やでと言いながら、
利下げをチラつかせる矛盾した姿勢を示しており(名目は予防措置)、
その原因はトランプマンの貿易戦争、
ミニトランプ(ジョンソン英首相)のブレグジットリスク等のせいや!
と自らの責任ではないと言及すると共に、
トランプマン(政治)の圧力で金融政策は決めまへん!とも言っており、
パウエルFRBの矛盾した姿勢や迷走、後手っぷり、
相変わらずのトランプマンとの対立姿勢も気掛かりになるばかりですが、
市場はトランプマンの姿勢を反映して金利が低下していたのも事実なので
今さらFRBを心配しても仕方ないですけどね(笑)
とりあえずFRBの心配もさることながら市場では債券(金利)が、
日英欧の金融緩和姿勢も織り込んでいるにも関わらず、
先々週までは株やリスク資産はシカトしていた上に、
先週からは債券安(金利上昇)と共に株やリスク資産が買われていたので、
単なる需給的な巻き戻しと言えばそれまでですが、
動きとしては金融政策をシカトしたような動きとも言えます。
(週末は中国の預金準備率引下げに少しだけ反応してましたけどね)
実際に先週から市場が動くきっかけとなったのは、
米中貿易戦争の進展期待、香港デモやブレグジットリスクの緩和期待、
ほのかな各国の景気対策期待といったところなので、
きっかけ(口実)すらも金融政策に対するシカトっぷりが窺えますが、
足元の実体経済としては、米国はまだら模様ながら、
ドイヒーなISM製造業や景気の先行指標の悪化が散見され、
企業業績も僅かな増益と鈍化が見られ、
日中英欧・新興国については、マクロも業績も鈍化が顕在化しており、
明らかに貿易戦争の影響と言える状況ですが、
先に述べた通り、怪しいながらも先週から貿易戦争の進展期待等に加え、
中国の追加的な景気対策と金融緩和もあり、
ISM製造業のドイヒーぶりや日中英欧・新興国の景気鈍化は、
上書きと言うかシカトされているという状況です。
そして現在の市場の動きとしては、
雇用統計とパウエルおじさん講演を経た週末の市場では、
米英欧日共に債券高、ドル>ユーロ>ポンド>円となり(人民元高)、
原油は続伸、銅は反落、金は大幅反落、急伸していたプラチナ、銀は続落、
同じく急伸していたニッケルは再び反発、HY債は堅調維持、
米株は薄商いでのマチマチ(ナス、ラッセル、輸送株下落)、VIX低下、
欧州株も商い減少でのマチマチ(南欧重債務国は下落)、
英株は商い減少での横ばい、日経平均先物とトピ先は小幅高、
週末の現物の日本株は商い減少での小幅高、中国株は大商いでの上昇、
というように、米国時間に入ってから一服の動きが見られたものの、
先週からの基調である債券売り(金利低下)ドル安ながら円最弱安、
商い増加傾向の株買い・原油・銅等のリスク資産買い、
という巻き戻し&ベタなリスクオン基調は維持しております。
ただし足元の投機的な需給環境を見ると、
株式市場には過熱感がないどころかガスが抜けており、
我が国は裁定売り残がテンコ盛り状態だった上に(中間配当取りも)、
やや過熱していた為替市場の巻き戻しとも相まって、
買戻しが主導する色合いが強いことも否めず(今週末はMSQもある)、
さらにイマイチな商いからも、鈍化している実体経済への警戒感とか、
貿易戦争等の期待への疑念も窺えるのも事実です。
ということなので、緩やかな債券安(金利上昇)、
ドル安ながら円安(人民元高)、商いの伴う株高、
出来れば油高、銅高、金安という巻き戻し&リスクオンが継続するならば、
需給と期待が主導する市場の動きが正しいと判断し、
予想できない日々のトランプツイートや各リスクの再燃は覚悟の上で、
債券高(金利低下)・商いの伴った株安(日本は円高)へ転じるまでは、
素直に波に乗るのもアリですが・・・
市場で判断するよりも貿易戦争への期待の怪しさ、実体経済面の鈍化、
金融政策の迷走ぶり、景気対策は不十分等が正しいと判断するならば
引き続きデイトレや賑わっている個別での短期勝負に留め、
腰を据えての参戦は、売り込まれている銘柄を拾う程度に留めましょう。
これだけ実体面と市場に温度差がある状況なので、
短期勝負がメインの方はともかく、焦る必要は全くないと言えます。
今週の新興市場のスタンスとしても同様です。
ちなみに今週を含む目先のイベントとしては(詳細は昨日の記事参照)、
継続しているものとしては貿易戦争動向、ブレグジットや香港デモ動向、
各国の金融政策&景気対策動向といったところですが、
決まったイベントとしては、
9日はGDP改定値、景気ウォッチャー調査、カリアゲ記念日、
英議会動向、米議会再開、
10日は工作機械受注、中国CPI&PPI、アップルイベント
11日は内閣改造、一帯一路サミット(12日まで)、OPEC月報、
12日は機械受注、OPECプラス会合、ECB理事会、米CPI、
13日はMSQ、香港民主派の5大要求回答期限、米小売売上高、
17-18日のFOMC、18-19日の日銀会合と英中銀会合、
20日の米欧MSQといったところです(今週は米債入札3連発も)。
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週末に発表された雇用統計は雇用者数がイマイチだったものの概ね堅調、
パウエルおじさんの講演は足元の米景気は堅調やでと言いながら、
利下げをチラつかせる矛盾した姿勢を示しており(名目は予防措置)、
その原因はトランプマンの貿易戦争、
ミニトランプ(ジョンソン英首相)のブレグジットリスク等のせいや!
と自らの責任ではないと言及すると共に、
トランプマン(政治)の圧力で金融政策は決めまへん!とも言っており、
パウエルFRBの矛盾した姿勢や迷走、後手っぷり、
相変わらずのトランプマンとの対立姿勢も気掛かりになるばかりですが、
市場はトランプマンの姿勢を反映して金利が低下していたのも事実なので
今さらFRBを心配しても仕方ないですけどね(笑)
とりあえずFRBの心配もさることながら市場では債券(金利)が、
日英欧の金融緩和姿勢も織り込んでいるにも関わらず、
先々週までは株やリスク資産はシカトしていた上に、
先週からは債券安(金利上昇)と共に株やリスク資産が買われていたので、
単なる需給的な巻き戻しと言えばそれまでですが、
動きとしては金融政策をシカトしたような動きとも言えます。
(週末は中国の預金準備率引下げに少しだけ反応してましたけどね)
実際に先週から市場が動くきっかけとなったのは、
米中貿易戦争の進展期待、香港デモやブレグジットリスクの緩和期待、
ほのかな各国の景気対策期待といったところなので、
きっかけ(口実)すらも金融政策に対するシカトっぷりが窺えますが、
足元の実体経済としては、米国はまだら模様ながら、
ドイヒーなISM製造業や景気の先行指標の悪化が散見され、
企業業績も僅かな増益と鈍化が見られ、
日中英欧・新興国については、マクロも業績も鈍化が顕在化しており、
明らかに貿易戦争の影響と言える状況ですが、
先に述べた通り、怪しいながらも先週から貿易戦争の進展期待等に加え、
中国の追加的な景気対策と金融緩和もあり、
ISM製造業のドイヒーぶりや日中英欧・新興国の景気鈍化は、
上書きと言うかシカトされているという状況です。
そして現在の市場の動きとしては、
雇用統計とパウエルおじさん講演を経た週末の市場では、
米英欧日共に債券高、ドル>ユーロ>ポンド>円となり(人民元高)、
原油は続伸、銅は反落、金は大幅反落、急伸していたプラチナ、銀は続落、
同じく急伸していたニッケルは再び反発、HY債は堅調維持、
米株は薄商いでのマチマチ(ナス、ラッセル、輸送株下落)、VIX低下、
欧州株も商い減少でのマチマチ(南欧重債務国は下落)、
英株は商い減少での横ばい、日経平均先物とトピ先は小幅高、
週末の現物の日本株は商い減少での小幅高、中国株は大商いでの上昇、
というように、米国時間に入ってから一服の動きが見られたものの、
先週からの基調である債券売り(金利低下)ドル安ながら円最弱安、
商い増加傾向の株買い・原油・銅等のリスク資産買い、
という巻き戻し&ベタなリスクオン基調は維持しております。
ただし足元の投機的な需給環境を見ると、
株式市場には過熱感がないどころかガスが抜けており、
我が国は裁定売り残がテンコ盛り状態だった上に(中間配当取りも)、
やや過熱していた為替市場の巻き戻しとも相まって、
買戻しが主導する色合いが強いことも否めず(今週末はMSQもある)、
さらにイマイチな商いからも、鈍化している実体経済への警戒感とか、
貿易戦争等の期待への疑念も窺えるのも事実です。
ということなので、緩やかな債券安(金利上昇)、
ドル安ながら円安(人民元高)、商いの伴う株高、
出来れば油高、銅高、金安という巻き戻し&リスクオンが継続するならば、
需給と期待が主導する市場の動きが正しいと判断し、
予想できない日々のトランプツイートや各リスクの再燃は覚悟の上で、
債券高(金利低下)・商いの伴った株安(日本は円高)へ転じるまでは、
素直に波に乗るのもアリですが・・・
市場で判断するよりも貿易戦争への期待の怪しさ、実体経済面の鈍化、
金融政策の迷走ぶり、景気対策は不十分等が正しいと判断するならば
引き続きデイトレや賑わっている個別での短期勝負に留め、
腰を据えての参戦は、売り込まれている銘柄を拾う程度に留めましょう。
これだけ実体面と市場に温度差がある状況なので、
短期勝負がメインの方はともかく、焦る必要は全くないと言えます。
今週の新興市場のスタンスとしても同様です。
ちなみに今週を含む目先のイベントとしては(詳細は昨日の記事参照)、
継続しているものとしては貿易戦争動向、ブレグジットや香港デモ動向、
各国の金融政策&景気対策動向といったところですが、
決まったイベントとしては、
9日はGDP改定値、景気ウォッチャー調査、カリアゲ記念日、
英議会動向、米議会再開、
10日は工作機械受注、中国CPI&PPI、アップルイベント
11日は内閣改造、一帯一路サミット(12日まで)、OPEC月報、
12日は機械受注、OPECプラス会合、ECB理事会、米CPI、
13日はMSQ、香港民主派の5大要求回答期限、米小売売上高、
17-18日のFOMC、18-19日の日銀会合と英中銀会合、
20日の米欧MSQといったところです(今週は米債入札3連発も)。
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