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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
上書きと巻き戻しが継続するのか・・・
こんばんはです。

本日の東京市場においても債券売りによる金利上昇(金売りも)、
株買い(原油・銅等の資源も)の巻き戻しの動きは続いており、
株式市場の商いについても、昨夜の米欧市場は増加し、
我が国も週末ということで昨日から減少したものの、
何とか2兆円は維持して終えたので、
少なくとも市場の動きとしては健全な動きで終えております。

しかしながら昨夜発表された米8月ISM非製造業、
米8月製造業受注、米8月ADP雇用が堅調な結果となったことで、
またしても市場の記憶が上書きされたのか、
ドイヒーだったISM製造業は忘却の彼方へと消えているので、
今夜の雇用統計が低調な結果になったりすれば、
記憶が甦ってきそうですけどね・・・

とは言え・・・米GDPの7割は消費ですから、
米製造業の失速を米消費が補えるのであれば、
米景気全体としては堅調と言えるのかも知れませんが、
米国だけでなく世界的に景気の重石となっている貿易戦争は、
主役の米中間にて、10月からの協議再開が決まっただけで、
既に発動済みの関税によって、日中欧・新興国の景気は鈍化しており、
だからこそ米国もISM製造業がドイヒーだったのでしょうし、
1日からは追加関税が発動され、その分の影響は反映されてないので、
米国自体も9月以降は大丈夫なのか・・・
百歩譲って米景気が堅調だったとしても、
日中欧、新興国は大丈夫なのか、米国が世界を牽引できるのか・・・
という疑念は拭えないままです。

一応、疑念を和らげることになる各国の景気対策については、
中国だけは独裁国家らしく議会も関係なく強権発動しているものの、
欧州は独の減税を含む景気対策観測はあれど、財政規律の壁がある上に、
そもそも独だけが動いても・・・という疑念は払拭されず、
我が国は自動車減税や来週以降の予算への注目もありますが、
消費税増税というドMな政策も控えており、
米国は来週からの議会再開を前に、インフラ投資への期待もありますが、
トランプマンは民主党が露疑惑や納税疑惑の追及を止めない限り、
インフラ投資の協議には応じないと言って頓挫したままのはずなので、
ほんまに来週から協議が始まるのかは不透明なままです。

かと言って金融政策については、
トランプマンのFRBに対する罵詈雑言を交えた利下げパワハラによって、
債券市場(米金利)では、FRBよりもトランプマンを信じるかの如く、
利下げを織り込んでいる債券買い(金利低下)となっていたにも関わらず、
株売り・リスク資産売りが続き、挙句に昨日からは、
債券売り(金利上昇)株買い・リスク資産買い、
という動きになっているということは、単なる巻き戻しだけでなく、
そもそも市場は米利下を始め世界的な金融緩和姿勢に対して、
全く期待してなかったような動きとも言えるわけですからね・・・
市場だけでなく実体経済についても、
足元で続いていた債券買い(金利低下)が、
果たして効果があったのかも見えてないですからね・・・
(2ー10年以外の逆イールドはずっと続いてましたからね)

以上の通り、昨日からの債券売り(金利上昇)株買い・リスク資産買い、
という金融政策をシカトしたような巻き戻しの動き自体は、
健全なリスクオンの動きではあるのですが、
あくまで市場の裏付けとなる実体経済(景気)が堅調であればこそ、
金利上昇にも悲鳴を上げずに持続できる動きですから、
現状の疑念満載の実体経済の下では、
いくら足元の需給環境が巻き戻しの動きを後押しする状況でも、
果たして市場はどこまでの金利上昇(債券売り)に耐えられるのか、
そもそも実体経済自体も耐えられるのか、
という底打ち、陰の極、織り込み済みと言うには早計な状況なので、
ひとまず今夜の雇用統計、パウエルおじさんの講演を受けて、
市場の巻き戻しの動きが継続するのか、
実体経済への見方が変化するのか(冒頭で書いた記憶が甦るのか)、
これらを見極めた上で、改めて来週の見通しを週末に書きます。

良い週末をお過ごしください。

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