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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
危うさは変わらず、むしろ悪化する中で
おはようございます。

相変わらずトランプマンは自らの貿易戦争は棚に上げたまま、
景気の足を引っ張っているのはFRBの利下げが不十分だからだと、
週末も景気鈍化の責任転嫁に躍起となっておりますが、
ついには企業経営者に対して、経営が下手っぴなだけのくせに、
ワシの貿易戦争(関税)にケチを付けて来よると言い出しており、
もはや自らの貿易戦争に対する責任を棚に上げるどころか、
宇宙に向かって放り投げております・・・宇宙軍も発足しただけに(笑)

こういった責任転嫁は大統領選を睨んでの戦略なのでしょうけど、
米景気も足元では景気の先行指標の悪化が目立ち、
言っても米企業業績はかろうじて増益だったので(伸び鈍化)、
今のところ米国民がトランプマンの責任だと思っていなかったとしても、
このまま米景気が失速することになれば、
トランプマンにも責任があると思い始め、支持率も落ちることになれば、
さすがにFRBや企業経営者への責任転嫁戦略だけに固執せず、
自らの貿易戦争も収束とは言わないまでも、手を緩めそうですが・・・
しかもゴリラ級のハリケーンが3日頃に上陸するようなので、
経済的な被害も考慮すれば、手を緩める可能性もありますが・・・

ただし以前にはハリケーンへの対応が迅速だったことで、
神風とばかりに支持率が上昇したこともあっただけに、
今回も迅速に対応すれば、むしろ支持率が上昇し、
それを後ろ盾に貿易戦争の勢力の方が増す可能性もあります・・・

中国も香港デモが鎮静化してないだけに利害優先よりも、
威信やメンツの為にも対内外的に弱腰は見せらないでしょうから、
中国側から譲歩することもなさそうですからね・・・

とりあえず今のところ米景気がまだら模様、支持率も変わらないので、
トランプマンの責任転嫁戦略も貿易戦争の強硬姿勢も変わらず、
対中関税第4弾も予定通り発動され、中国側も報復に打って出そうです。

以上の通り、すでに発動済みの関税だけで世界的に景気が鈍化しており、
さらなる関税が発動されることになれば、景気の先行き懸念が拡大し、
足元の経済指標や業績が堅調だったとしても、
(今週の月初恒例の特盛な米経済指標も)
肝心の景気の先行き懸念に呑み込まれてしまうので、
貿易戦争が収束するか、せめて追加関税が延期・撤廃されないことには、
景気の先行き懸念が払拭されないままの状況が続くことになります。
(貿易戦争は米中間だけでなく米欧、米印・新興国、日米も継続中)

こういった貿易戦争による足元の景気鈍化と先行き懸念を下支えすべく、
米中欧を始め各国が景気対策に動いていたり、動こうとしておりますが、
今のところ景気にも市場にも効果(反応)は見られず、
我が国に至っては景気対策と同時に消費税増税という狂気の沙汰も控え、
効果(反応)なしも止む無しといったところです。

そして貿易戦争による景気への影響と金融市場を下支えすべく、
米国の利下げを始め世界的に金融緩和姿勢となっており、
御存知の通り、世界的に債券がバブルの様に買われ、
米国の逆イールド現象を含む金利低下が進んでいるものの、
残念ながら景気にも株・リスク資産にも大した効果は見られないどころか、
効果そのものへの疑念が増しつつあり(特に我が国は手詰まり感)、
総本山の米FRBに至っては、トランプマンとの対立が続き、
米金融政策の方向性も不透明になっており、
債券ばかりがバブルと化していると言えます(金も)・・・
(足元では金以外にもプラチナ、銀、パラジウム、ニッケルも)

以上の通りなので、足元の景気鈍化と先行き懸念を招く貿易戦争は、
継続中どころか本日発動の対中関税第4弾を含め激化中であり、
それを軽減すべく財政政策も緩和的な金融政策も今のところ効果は見えず、
他にも香港デモ、ハードブレグジット、伊の迷走政治、米ハリケーン、
恒例のアルゼンチンのアルアルデフォルト騒動、日韓問題、
イランとカリアゲの地政学リスク等も燻ったままなので、
市場を取り巻く環境としては悪材料のオンパレードなのですが・・・

週末時点の金融市場の動きを見ると、
週初から始まった債券売り(金利上昇)株買いの巻き戻しの動きは、
残念ながら債券市場では大して巻き戻すことも無いまま週末を終え、
依然としてバブリーな債券買い基調は変わらず、
米国の逆イールドも絶賛継続中です。

為替市場では米金利低迷もへったくれもなく、
トランプマンの機嫌を損ねるドル高が進み、
ドルは対ユーロで2017年以来の高値、ドル指数も同様ながら
定番のリスク回避な円最強高基調は継続しており、
新興国通貨は対ドルで週末に反発したものの通貨安基調は変わらず
挑発的な人民元安も継続中でおます(中国・新興国からの資金流出)。

株式市場では海の向こうも月末感の無い相変わらずの薄商いの中、
米株はマチマチ(VIX上昇)英欧株は続伸、
日経平均先物は一服程度の下げで終えており、緊張感は無く、
週初からの薄商いでの巻き戻し基調自体は継続していると言えます。
(HY債も一服程度で崩れておりません)

原油は大幅に反落したものの、基調はイマイチ方向感がなく、
景気の鏡でもある銅は週末に反落し、依然として年初来安値近辺、
安全資産の金は続落したものの、バブル基調が崩れたとまでは言えず、
そして先にも述べた通り、金に追随?取って代わって?のように、
プラチナ、銀、パラジウム、ニッケルは急伸しております。

従って市場全体では、債券売り・株買いの巻き戻しが継続ではなく、
債券、為替、商品共にリスクオフ色が強いまま、
薄商いで本気感の無い株式市場の「動き」だけが楽観的という状況です。
しかも対中関税が本日に発動され、トランプマンの強硬姿勢も変わらず、
景気の先行き懸念は払拭どころか拡大するにも関わらず、
無理くりにでも出尽くし、織り込み済みとこじ付けるならばまだしも、
貿易戦争進展期待という謎の口実もあったりします。

ただし足元の株式市場の需給環境を見ると、投機的な過熱感はなく、
我が国の裁定売り残が鬼積みされていたりもするので、
貿易戦争に対する悲鳴が大きくならず、
バブリーでリスク回避な債券買い(金利低下)も加速しなければ、
現物が薄商いの中で先物が主導する巻き戻し(先物買い)と共に、
18年以来の買い越しに転じている円の巻き戻しとも相まって、
株式市場だけの楽観的な巻き戻しが続く可能性はありますが、
貿易戦争が収束・休戦状態になるか、更なる景気対策が発動されるか、
金融政策が明確にならない限り、賞味期限の短い巻き戻しに過ぎず、
息の長い巻き戻しの株高が続かないのはもちろんのこと、
理想的な緩やかな金利上昇と商いを伴う株高にはならないでしょうから、
(最も怖いのは債券バブル崩壊での金利急騰ですけどね)
今週については、対中関税発動を受けた明日も心配ですが、
月初恒例の特盛りの米経済指標については先にも述べた通りなので、
ひとまず腰を据えての参戦は控え、
デイトレやテーマ株等での短期勝負に留めましょう。

もしくは小難しい背景は置いといて、
シンプルに商いの伴う巻き戻し(株高・債券安)が続くのであれば、
金利が急騰したとしても、米長期金利が2.5%を超えるあたりまでは、
ショックを起こさないでしょうから、小難しく考えず割り切って、
長期も短期も参戦するという判断もありですけど、
しつこいようですが貿易戦争自体が進展しないことには、
実体面に変わりはないので、くれぐれもお気を付けください。

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