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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
週末の明日は・・・
こんばんはです。

レイバーデーまでの夏枯れなのか、ジャクソンホール会合待ちなのか、
FOMC待ちなのか、単に貿易戦争等のリスクへの様子見&警戒なのか、
そもそもマクロ環境と業績という裏付けが無いせいなのか、
とにかく足元では日中両国の薄商いだけでなく、
ついに米英欧株も薄商いが続いているので、腰の据わった資金ではなく、
上げるも下げるも需給面での短期的な資金のみという状況です・・・

幸いなことに足元の投機的な需給環境を見ると、
ゴールドだけが価格面でも需給面でも過熱しているものの、
債券は価格がバブル(金利もゴリ下げ)ながら投機的な過熱感はなく、
(そもそも世界的な債券乱発状態ではありますからね)
為替市場はドルロングとポンドショートが積み上がり、
円は2018年以来の買い越しに転じているので、
きっかけさえあれば、金売り、債券売り(金利上昇)、
ポンド高、ドル安ながら円安となる余地が大きい状況ではあります。

そうなると国内外共に過熱感が無いどころかガスが抜けている株式市場、
同じく過熱感のない原油にとっては追い風となりますので、
あくまで足元の投機的な需給環境としては・・・
巻き戻しによってリスクオンの形になる余地が大きいと言えますし、
投機的な巻き戻しが主導する何チャラショックとなる可能性は低く、
株価の急落余地も少ないと言えますが、
いかんせん債券の投機的な需給環境の過熱感が乏しいからこそ、
足元の債券買い(金利低下)が継続し、
最も厄介とも言える現物売りを含む株&リスク資産売りも継続、
というダラダラリスクオフが長引く可能性も有り得ます・・・

従って冒頭で書いた金融政策等のイベントとか貿易戦争の進展とか、
各国の減税を含む景気対策(財政出動)への期待の高まりをきっかけに、
(日本は消費税増税という独自の逆風がありますけどね)
さらに足元のマクロ環境や業績が好転するとの期待も加わり、
緩やかな金利上昇と商いの伴ったリスクオンへとなるのが理想ですが・・

残念ながら現状は貿易戦争に進展は見られず、
足元のマクロ環境と企業決算は、米国がまだら模様なだけで、
日中欧と新興国は鈍化したままという状況なので、
金融政策と財政出動に期待するしかないのですが、
連日書いている通り、財政出動は淡い期待があるものの、
金融政策については、トランプマンの度重なる利下げパワハラによって、
債券市場が過度に米利下げや各国の追加金融緩和を織り込んでいるので、
そもそもパワハラに屈して動いたところで効果はあるのか・・・
むしろパワハラに屈すると中央銀行の独立性や信認低下を招くのでは・・
そうでなくとも貿易戦争が収束せず、財政出動も未発動のまま、
債券が緩やかに巻き戻されるのならばまだしも、
債券バブルが弾けたように一気の巻き戻し(金利急騰)となった場合、
単に実体経済と市場の重石になるだけですから、
巻き戻しも長続きはしないと言わざるを得ないです。

かと言って、トランプマンに反抗するような一手しか打たなければ、
結果的に織り込んでしまっている市場にとっても不十分となり、
失望を招いてもおかしくないですから、
FRBがどっちに動いたところで・・・感が漂っております。

そう言えば昨夜には、トランプマンがパウエルおじさんに対し、
「パターのできないポンコツゴルファーみたいや」と罵っており、
もはや単なる悪口を言っているので、さすがにパウエルおじさんも、
「ワシにばっかり景気鈍化の責任を押し付けやがって、
 お前の貿易戦争こそが原因やがな!
 お前こそゴルクラブをゴルフで使うんやなくて、
 振り回して殴っとるだけやないか!」
とキレる・・・というのはなくとも、
連日に渡るトランプマンのパワハラ&暴言に嫌気が刺し、
まさか自ら辞任するとか言い出したら、
金融市場では何が起きるのかもわかりまへん(笑)

とりあえずパウエルおじさんがブチ切れて辞任するのは冗談半分としても、
現状はリスク動向や政策動向、市場の動きが明確になるまで、
屁こいて様子見するしかない状況であり、
週末でもある明日はジャクソンホール会合も控えているので、
明日はせめてゴリラ商いでの明確なセリクラにでもならない限り、
週跨ぎの短期勝負も腰を据えての新たな参戦も控え、
週が明けてから動けばいいという姿勢で構えておきましょう。
局地的に賑わっている個別でのサーフィンは御自由にどうぞ。
新興市場も同様です。

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