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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
まずは止まらんことには・・・
おはようございます。

先週はトランプマンの対中関税第4弾やりまっせ~によって、
米利下げも雇用統計を含む経済指標も国内外の企業決算ラッシュも、
へったくれもないリスクオフ相場となってしまい、
週末もリスクオフ基調が止まったとは言えない状況でおます。

最も懸念していた米金利とドルの急騰によって、
株式市場とリスク資産が悲鳴を上げることで、
総ての需給的な巻き戻しも加速するという動きではなく、
ベタなリスクオフなので、わかりやすい動きとも言えますし、
需給的にはショック安とかリスクオフが加速する余地は限定的とも・・。

まぁでも需給面での過熱感は無くとも、
米債券や円がジワジワと買い越しに転じたり、
セリクラも無く地味に現物売りが続くという厄介な面はありますので、
とにかくまずは現在のリスクオフ基調が止まらんことにはね・・・

改めて週末の動きを見ると・・・

米株は商いが高水準がらも減少、下げ幅も縮小して終えたり、
VIXは小幅ながら低下、原油は反発という動きもありますが、
半導体SOXとナスダックは大幅続落、米英欧株は大商いでの大幅安、
中国株は薄商いながらも増加させての続落、新興国株も崩れており、
景気と中国の鏡である銅は直近安値を割って年初来安値近辺、
アルミ、亜鉛、錫、天然ガスも年初来安値近辺、
安全資産の金は反発して年初来&6年ぶりの高値圏(HY債は崩れ)
そして日本株(現物)の週末は、リスク回避な円ゴリラと共に、
商いを増加させての大幅安、夜間の日経平均先物も更に下落しており、
チームリスク資産のリスクオフ基調は止まったと言えないです。

為替市場では恒例のリスク回避な円ゴリラ(最強高)と共に、
ドル安となっているのですが(ドル指数安)、
新興国通貨が対ドルで大きく売られており、
対中関税の腹いせのような人民元安も加速しているので、
円高だけではないリスクオフ色の強さが窺えます。

そして米利下げを始め足元の世界的な金融緩和姿勢と直結する債券市場は、
米・英・欧・日・中・新興国共にというか世界的に、
債券高(金利低下)が続いており、週末も債券高で終えているので、
世界的な金融緩和姿勢を反映・催促するだけでなく、
リスクオフでの安全資産としての債券買いの要素も強く、
言い方を変えると債券バブル状態とも言えます。
しかも先週に利下げを行った米債券市場では、
米1年債利回りが10年債利回りを上回ったのを含め、
相変わらずの逆イールド継続&悪化となっており、
独仏蘭の10年債利回りも過去最低を更新したり、
日本の金利も低下し、イールドカーブコントロールはどうした?状態です。

以上の通り、週末時点の市場の動きとしては、原油が反発したり、
米株の下げ幅縮小という面もありますが(雇用統計も堅調)、
市場全体としてのリスクオフの動きは止まったとは言えないです。

そして実体面としては、そんなリスクオフのきっかけであり、
業績を含む景気の先行きに影響する米国の対中関税第4弾は、
今のところトランプマンの強硬姿勢に変わりはなく、
中国側も喧嘩上等アルヨ!と激おこキンペイ丸で報復を示唆しているので、
いくら景気の遅行指標である雇用統計が堅調であろうとも、
景気の先行指標であるマインド系や製造業系の米指標は足元で低調続き、
日中欧に至っては遅行指標も先行指標も低調続きであり、
国内では秋の消費税増税フェアーも控えているのに、
貿易戦争によってさらなる先行き懸念が増している状況です。

企業業績についても米国は微増益での着地観測、
日中欧は「自称」下期回復見通しではありますが、
マクロ環境と同様、貿易戦争による先行き懸念で吹っ飛びます。

そもそも発動済の対中関税第3弾と米中以外の貿易戦争によって、
すでに景気(実体面)への影響は大きくなっていたのですが、
米利下げや日中英欧の金融緩和期待、不十分ながら日中米の景気対策期待、
市場での巨額な国内外の自社株買い、国内の配当再投資やボーナス、
そして国内では忖度な公金買い、過熱してない投機的な需給環境、
これらが揃っていることによって、景気は底打ちや!一時的や!
下期V字回復や!米国が牽引してくれるで!
これらがなくても自社株買い等の需給環境はええねん!
指数構成銘柄自体が昔とは変わっとるから株価は上がるねん!
と言いながら、何とか株式市場は踏ん張って来たと言えますが、
先週に予防措置として25bpの米利下げに踏み切ろうとも、
株式市場は先週から崩れており、織り込まれていたはずの債券市場も、
更なる利下げ催促なのか、単なるリスク回避なのか債券買いが続くと共に、
ドル安も継続しているので、トランプマンの対中関税第4弾によって、
市場ではリスクオフの動きが続いているのが現実でおます・・・

従って今週と言うか今週以降としては、それなりにイベントもあったり、
イラン情勢や香港情勢、日韓対立、カリアゲリスクもありますが、
旬のネタは米中を始めとする貿易戦争動向であり、
それによる業績を含む景気への悪影響懸念なので、
トランプマンの気まぐれサラダならぬ呟きや米中両国の要人発言によって、
一時的に貿易戦争への警戒感が和らぐことはあっても、
実質的に収束へと向かわないことには・・・
もしくは更なる米利下げや日中英欧が追加金融緩和に動くか・・・
巨額の米インフラ投資を含む日中米の景気対策に動かないと・・・
業績を含む景気の先行き懸念は消えず、
幸いにも過熱感の薄い需給環境だけが頼りとなってしまいます。

ただし先にも述べた通り、需給面での過熱感がないからこそ、
ショック安やセリクラ感も無いまま、
地味に商いを伴いながら現物売りがジワジワ続く可能性もありますので、
とにかく現在のリスクオフの動きが止まり、
商いを伴った株高が継続するまでは、長期も短期も問わず、
屁こいて休むも相場で慎重に構えておくのが無難ですが、
もしセリクラのようなゴリラ商いでの大幅安となるか、
薄商いながらも継続は力なりと反発が継続するならば、
割り切った短期勝負とか打診程度の腰を据えた参戦はアリです。
くれぐれもダメならば即座に撤退する姿勢だけは厳守しましょう。

新興市場については、別世界のような薄商いが続いてはいますけど、
同様のスタンスで構えておきましょう。
新興企業決算の本格化は今週半ば以降でもありますのでね。

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