FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
ベタなリスクオフの週末
こんばんはです。

「景気の足を引っ張っとるのはパウエルや!利下げせんかい!」
と口撃したトランプマンが舌の根の乾かぬ内に、
9月からの対中関税シーズン4を宣言・・・

景気の足を引っ張っとるのはパウエルだけやなくて、
自身の貿易戦争だという自覚は無いのか?まさか天然?(笑)

天然は冗談としても、景気鈍化が顕在化している日中英欧に比べると、
米景気はマシと言えますし、パウエルがパワハラに屈して、
更なる忖度利下げに動くと踏んでいるならば、
自覚した上で確信犯的に対中関税をぶち上げているとなると、
少なくとも日中欧については、さすがに景気は底打ちとか、
下期V字回復というのは早計と言わざるを得ず、
足元で発表されている国内決算の通期見通しもアテにはならないです。

御存知の通り、足元の米企業決算を含む米景気は置いといたとしても、
国内企業の4-6月期決算は低調であり(欧中も)、
その要因の一つが明らかに第3弾までの対中関税、
我が国や欧州を含む米国との貿易戦争ですから、
9月から対中関税第4弾までが始まってしまうと、
いくら米国が日本、欧州、インド等に対して通商協議で譲歩しても、
追加の米利下げや日中欧の金融緩和、日中米の景気対策が打たれないと、
9月以降の景気鈍化は避けられないとしか思えないですからね・・・

しかも昨夜発表された「7月」の米ISM製造業景況指数は、
50割れではない51.2ではありましたが、前月から悪化している上に、
昨年8月をピークに1年かけて鈍化が続いており、
米国すらも4-6月期底打ち説が怪しくなっております・・・

そんな状況の中で、昨夜の対中関税シーズン4の開始宣言・・・
一応、発動は9月1日ですから、それまで協議する余地もありますが、
トランプマンのサジ加減で決められる貿易措置に対して、
議会を通さないと決められなくなる法案が提出されたことからも、
意外とトランプマンこそが穏健で、
米議会の方が超党派で強硬とも言えるだけに、
シーズン4の見送り・譲歩は期待しない方がいいのかも・・・
あ、でも米議会は9月8日まで屁こいて休んでいるので(休会)、
トランプマンが独断で決める可能性も否定は出来ませんけどね(笑)

以上の通りなので、パウエルおじさんの利下げでの下支えも虚しく、
トランプマンの対中関税シーズン4開始爆撃を受けて、
市場は米金利&ドル上昇での株を含むリスク資産悲鳴モードではなく、
ドルは一服程度ながらリスク回避色の強い円最強高(人民元安も)、
米債券買いでの米金利大幅低下(日英欧も)、米株は大商いでの大幅続落、
中国は相変わらずの薄商いながら、やや商い増加での大幅安、
そして本日の我が国は例の如く、当事者の米中よりも大きく売られ、
本日の英欧株も日本と同様に大きく売られており、
ベタな債券買い・リスク資産売り(株、原油・銅等の商品、HY債も)、
というリスクオフとなっております(VIXも上昇)。

見方によっては、追加利下げの催促相場とも言えますし、
債券買いでの金利低下は景気にもリスク資産にも優しいと言えますが、
とにかく債券買い、株売り、リスク資産売りの動きが止まるか、
せめてセリクラと言えるようなゴリラ商いでのコツン感がないと、
さすがに押し目とか、底打ちとは言えないです。

本日の日本株についても、下げ幅は大きかったり、
空売り比率も真の意味合いはともかく50%を超えていたりもしますが、
売買代金は2.8兆円程度ですから、せめて3兆円を超えないと、
コツンという音が聞こえたとは言えないです・・・
なにより先にも述べた通り、企業業績とマクロ環境という裏付け面が、
足元で低調な上に底打ちとかV字回復とは言えない状況ですからね・・

ただし米株だけは、下げ幅が十分とは言えませんが、
昨夜はかなりのゴリラ商いではあったので、脳みそ筋肉的な米株が、
本気ではなくともセリクラ風味な動きとなれば、
理屈抜きで週明けの日本株がリバウンドする可能性もありますけど・・・
(足元の日本株の需給環境は過熱感が無いのでね)

とりあえず今夜はトランプマンの逆鱗に触れる?米貿易収支、
パウエルおじさんの強気風味の根拠だった可能性のある雇用統計、
日米通商協議の結果も出て来るでしょうから、
その辺も含めた今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて来週の見通しを週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。




スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.