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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
FOMCを経て
こんばんはです。

昨夜は注目のFOMCにて25bpの利下げが決まり、
市場の反応は静かでしたが、パパパパパウエルナイト(会見)を受けて、
何かの単語にロボットが反応したのか市場は大荒れとなり、
一時的に米債券は大きく売られ(金利大幅上昇)、ドルも大きく買われ、
米株は悲鳴を上げるように大商いと共に大きく売られ、
ドル以外は直近の動きの巻き戻しに・・・

引けに掛けては米長短金利が戻すどころか、さらに低下したのに対し、
政策金利の影響が大きい1年・2年・3年債利回りは上昇したまま、
つまり逆イールドが悪化する動きとなり、ドルは堅調のまま、
米株は少し戻した程度で終えましたが(VIX上昇)・・・

日本時間に入ってからは米長短金利が再び上昇に転じて昨夜の水準超え、
ドルは変わらず堅調を維持しており、米株先物もやや戻しております。
(原油は大きな動きなし、銅は大きく売られたまま、金は反落)

そして本日の日本株は、足元のアメリカンファーストな米株高に対し、
ジャパンラストのように先進国の中では際立つ弱さだった上に(中国も)
本日のドル高・円安の進行(ユーロ安)、米株先物の落ち着きもあり、
朝安後は商いを伴いながら切り返し、その後は薄商いながらも踏ん張り、
終わってみれば小幅高で終えておりますので、
我が国はFOMCの影響が軽微のような動きで終えております。
後述しますけど、このまま軽微で終えるとは思えませんけどね。

とりあえず波乱を巻き起こした会見でのパウエルおじさんは、
「もう利下げはしまへんとまでは言わんけど、
 今回はアホのトランプマンの貿易戦争のせいで、
 海の向こうの景気が怪しく、米国内も景気は鈍化してないものの、
 未だ低インフレやから、あくまで予防的な利下げをやるだけで、
 このまま利下げモードで進むんやないでぇ・・・
 資産圧縮は前倒しでやるけどな・・・」
とトランプマンへの反抗というか、タカ・ハトを交えた会見となり、
FOMCの投票権を持つメンバーの中にも、
「米株は史上最高値圏やし米景気は鈍化したわけではないんやし、
 なんで利下げせなアカンねん!アホか!」
という反対票を投じたメンバーが2名もいる状況です。

そんなFOMCの結果を受けたトランプマンは、
「アホのパウエルにはガッカリやで・・・もっと利下げせんかい!
 そもそも資産圧縮を始めたこと自体がアホや言うてるやろ!」
と相変わらず自ら仕掛けた貿易戦争は棚に上げたまま、
しかも米中協議が合意に至らなかったのも棚に上げたまま、
さらに米インフラ投資を頓挫させていることも棚に上げたまま、
パウエルおじさんへのパワハラと罵倒を続けており、
景気鈍化の責任転嫁キャンペーンも絶賛開催中です(笑)
(不動産屋としてバブルを起こしたいだけの可能性もw)

トランプマンやパウエルおじさんの姿勢に対する賛否はともかくとしても
貿易戦争が収束しないまま、米インフラ投資も頓挫したまま、
25bpの利下げだけで効果はあるのか・・・適切なのか・・・
ほんまは効果があって適切だったとしても、
織り込み済み、出尽くしによる巻き戻しで米金利上昇が継続すると共に、
ドル高まで継続するようだと、効果が失われる可能性もありますからね。

ましてやパウエルおじさんの言う、貿易戦争と海の向こうが問題ならば、
25bpの米利下げが問題解消に直結するわけでもなく、
米景気の回復や米市場の安定とか円安(通貨安)
といった間接的な形での問題解消に期待するしかないです。
しかも我が国の企業決算は本日も相変わらず低調であり、
マクロ指標も低調続き、欧州と中国も同様・・・
その要因である貿易戦争も収束してない・・・
日中米の景気対策も現状は不十分・・・

以上の通り、市場を取り巻く環境の不透明感は変わらないまま、
米利下げ効果と日英欧中・新興国等の世界的な金融緩和姿勢が
どこまで不透明感を払拭できるのか、効果はあるのか・・・
という疑念も抱えているので、米金利が急騰するようだと(ドル高)、
実体面も市場も悲鳴を上げそうな状況です。

とりあえず市場におけるFOMC前と現状を比べると、
米債券安(金利上昇)、日英欧もわずかに債券安(金利上昇)、
ドル高・円安(ポンド高・ユーロ最弱安)、大商いでの米株大幅安、
大商いでの英株安、商い増での欧州株小幅反発、薄商いでの中国株安、
商いやや増での日本株小幅反発、原油と銅は先に述べた通りなので、
ドルと原油以外は素直に需給的な巻き戻しの動きと言えますし、
25bpの利下げは織り込み済、出尽くしの動きとも言えます。

てな感じなので、ショックというほどの動きではないのですが、
これまでアメリカンファースト高を演じて来た米株が、
商いを伴って大きく売られたのは事実なので、
プチセリクラのように商いを伴う切り返しを見せるのか、
商いを伴わずともFOMC前の水準まで戻さないと、
やや出遅れの欧州株と出遅れの日中株が、
米株を無視するだけでなく、低調なマクロ環境と決算までを無視して、
さらに合意できずに終わった米中通商協議を始め、
収束してない貿易戦争も無視して、景気は底打ちや!下期V字回や!
米利下げと日中欧金融緩和の効果や!いずれは日中米の景気対策もや!
と言って商いを伴った切り返しになるとは思うには早計ですから、
目先としては、米金利とドルが急騰せず(穏やかな上昇が理想)、
米株が下げ止まりとなるか(落ち着く)、
もしくは問答無用で日本株の商いを伴う買いが継続するまでは楽観せず、
短期の勝負か決算を終えた銘柄の打診に留めましょう。
明日は週末なので特に焦る必要もないでしょう。

言っても目先としては、新月である今夜は、
英中銀会合(利下げでバブルモード加速?)、
ISM製造業、米新車販売、GMの決算、
明日はトヨタ始め約200社の国内企業決算、ユニクロ月次、
明晩は米雇用統計、米貿易収支、米製造業受注と注目イベントがあるので、
堅調過ぎると金融政策のタカ派観測が高まって米金利急騰となったり、
低調だと追加金融緩和期待は高まれど、パウエルはアホか、
トランプマンが正解やと見られ、シンプルに債券買い・株売り、
というリスクオフになる可能性もありますのでね。

新興市場については、本日すらも薄商いでの上昇だったので、
いくら米金融政策動向に直接的な影響はなくとも、
貿易戦争は蚊帳の外であっても、シンプルに商いを伴う上昇が続くまでは、
むしろ慎重に構えるくらいがいいでしょう。

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